【雑記】 とある1日

車で1時間ほどの温泉地に行ってきた。
なかなか鄙びた町並みだ。というか、寂れている。
ただし、大きな神社の前だけは意外と賑わっている。いつも観光客がいる。
うちにはちょうどいい距離のドライブ先、ついでに神社に詣でておみくじを引く。
駅前に無料の足湯があるんだが、コロナのおかげで閉鎖中だ。
温泉宿もみんな休館だしな。欲しい土産があるんだが、とある旅館の特製で、宿が開いてくれんことには話にならん。

神社は山の麓にある。山の高さはスカイツリーと同じだそうだ。
本宮は山のてっぺんだが、俺のように平地に足がついていないことに我慢が出来ない人種もいるので、麓に神社があるのは正しい。
ロープウエイ? あんなのは頭がいかれた奴かマゾヒストの乗り物だ。

手水の水が止まっていて、アルコールスプレーが置かれていた。
何かが違う。
アルコールスプレーじゃ口をすすげないじゃないか。
酒屋で1杯引っかけてきた方がマシだ。

本殿の前、賽銭箱の手前に白い丸と足跡のマークがあった。
横は3列。ソーシャルディスタンス。
なかなかの無粋。

お参りを済ませておみくじを引こうとしたら、アルコールスプレーが置かれていた。
ここまできたら、さすがに感嘆せざるを得なかった。

山の麓の神社は木々に囲まれて、空気が実に綺麗だ。リフレッシュ出来る。
だが、マスクをしっぱなしなので、せっかくの清浄な空気が台無しである。
何度外したい衝動に駆られたか。
しかし社務所の脇にキッパリと『マスク着用』と赤太字で掲げられているので、外すに外せない。
綺麗な空気を吸い損ねてしまった。

それでもまあ楽しい1日だった。

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