28. 香港 ② “Japan is Cheap” 香港のお値段記録
久しぶりの香港、何を見ても出てくる言葉は 「高いっ」。
もともとの日本のデフレに加えて昨今の円安。
2014年に10月にLAに赴任した時、物価の高いカリフォルニアで、「日本より安い」と思ったものはほとんどなく何をみても「高いっ」と思ったのだった。
2014年の対米ドル円レートは、年初から2月上旬までは、米国経済の悪化懸念や地政学リスクの高まりなどから101円台まで円高が進み、以後8月下旬まで102円を挟む水準での推移となった後、日米の金融政策の方向性の違いや堅調な米国経済を背景に円安が進み、10月末に日銀が量的質的緩和第2弾に踏み切ったことで、円安が一気に加速、12月上旬には121円台と「2007年7月ぶりの水準」と言われていた。
給与の大半を米ドルもらって米ドルで生活をする身としては、「1ドル100円換算」で考えないととてもじゃないけれど財布を開けない、と思いながら暮らしていた。
「日本のデフレおそるべし」と思いつつ、一時帰国のたびに、こんなに質のいいものやサービスがこんな値段で提供されているんだ、とアメリカと比べるとなんだか日本の会社やサービス業の人々がかわいそうな気さえしたのだった。
そして、2022年9月の香港で、その時と同じ思いをするとは。
対ドルレートは140円台。対香港ドルが18円台。
今回は一部隔離期間の長めの出張のため、サーバー、ドリッパーをもってきて毎朝珈琲を自分で落とせる準備をして行ったのが、大正解。スターバックスのコーヒーが高すぎて、とても毎日なんて飲めない。
一番驚いたのは、ヨーグルト。あまり確認せずに、朝食用に買ったら、1000ml がHK$89 =1667円(@18.727)だった。。。東京の自宅近所のお安いスーパーでは 500mlが150円しない。まあ、香港はこういうものがすべて輸入だし、ホテルの入っている中心街のおしゃれなショッピングモールの中のMarket Placeという高級スーパーマーケットで買ったのもあり、もともとお高い、多少の円高でもやっぱり高いのだけれど、それにしても。
駐在が、交通機関とお酒が安い(飲まないのでわからない)のは助かるといっていた。
とはいえ、高い高いと気にしていてもしょうがない、限られた時間を楽しまなくてはと、マンダリンオリエンタルでも香港限定というローズペタルジャムをお目当てに、マンダリンオリエンタル香港のアフタヌーンティー@Clipper Loungeへ行ったり。HK$470.8 =8,794円(@18.679)。
マンダリンオリエンタル東京のアフタヌーンティーは、現在 6,350円か。。。それでも今どき「香港にしかない」お土産は珍しいということで買い込んだRose Petal JamのSサイズ150gがHK$268=5013円(@18.707)。
他にもいろいろ買い込んだ、可愛いっ!と好評だった雑貨などのお土産もジャムも、喜ばれたけど値段を聞いた友人がびっくりして、換算レート教えて値段つけたまま配れと言われた。さすがにそんなに高いものをもらったとは思えない、って。。。
そんな中、お安くてなごんだのが、パッケージがレトロで可愛くて、ついいっぱい買った 李錦記 Lee Kum Kee のPremium Oyster Sauce HK$16.9 =316円 (@18.681)。
そして、アメリカではアサイーと並ぶスーパーフルーツ「ピタヤ」としてもてはやされていたけど、日本では近所ではあまりみないドラゴンフルーツHK$7=130円 を毎日のように食べていた。
なんだかもう行く気はしなかった香港二大ナイトマーケット、旺角(モンコック)の「男人街」や「女人街」は、品ぞろえやお値段が今でも変わらずお安いんだろうか。
まあ、なんだかんだショッピングも含め楽しかったのだけど、飛行機代やホテル代が自分持ちだったらきつかったなあ。
まだ、日本は経済大国、アジアの中のトップだと思っていたら大間違い、Japan is Cheap