![nanacoさん_一期一会](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/339080/rectangle_large_4157d315bab4c99794cb8f6146c11e4c.jpg?width=1200)
『一期一会』(nanacoさん) によせて
コラボさせていただいたお写真はこちらです。→ https://note.mu/nana_co/n/n0a9e42f4caa8
nanacoさん、どうもありがとうございます<(_ _)>
それでは、お届けします。
「一期一会 によせて」
この出会いが運命なのだとしたら、神さまはなんて残酷なんだろう。
あなたは旅人。一つところに留まることのできない風の民。
別れの時間が迫る。
ああ、神さまは時間を止めてさえくれない。
胸に寄せた手に、小さい白い花。
あなたがくれたささやかな野の花。
「キミに出会えたことは、僕のたいせつな宝物だよ」
吐息にまぎれた「わすれない」の言葉と、軽くふれるだけのキス。
それがラストシーン。
ありがとう。
唇に指先でふれ呟くと、ぽろりと涙がこぼれた。
あふれてはこぼれる涙に、遠ざかるあなたのうしろ姿がにじむ。
わたしの手には涙を弾いた、一輪の白い花。
こんにちは。いおりんこと松本いおりです。
普段はテキストのうしろに「あとがき」的なものを書いたりはしないのですが、今回はコラボをさせていただいたということで――え?
はい、コラボですよ。え? えええ!?
いおりんがコラボ…へんですか!?
あはは、ええ、コラボ、自信ない、怖いって、さんざん某所で言うてましたしね、コラボには「壁」がある!! って。いや今でもまったく大丈夫じゃなくて、キー打つ指先なんか、この暑いのにそこだけ冷たいですよ。
でも、今朝。
このお写真に心揺さぶられたんです。このタイトルがわたしを呼んだんです。
書かなきゃ!
他の誰かの作品を読みたいんじゃなくて、わたしがこのお写真に書かなきゃ!!
この思いさえチャンスさえ「一期一会」ということで。