2024/10/7mon.の週明け前にこれからのドル円をチャートから考える。主に日足チャートで

10月4日金曜日のNYCL148.70円ドル円の状況把握とこれからのドル円を主に日足チャートから読み解きます。
状況把握しながら、日足のチャートとトレンド系やオシレーター系のインジケーターで考察していきます。


事前に把握しておきたいチャートのポイントは、
2021/1/6-102.59
2023/1/16-127.21
2024/7/3-161.94
2024/9/16-139.57
2024/10/4-148.70
をみます。
あとのポイントは文中にて




🟠チャート


前回(2024/10/02 23:20時点)で投稿した状況把握と基本変化ありません。
ただし、目先のポイントとして近日中に148.11へ向かうだろうと書いたポイントをあっさり上抜けしたので、少し驚いています。
10月4日の雇用統計かなりのポジティブでしたからね

さて、現況ですが、
週足では、前週上ヒゲ陰線だったのですが、一気に反転し前週最高値を突き抜けてヒゲが短い状態で陽線で終わりました。
142.18で始まり148.70で終わった6.52円上昇という強い上昇でした。
次週も強い上昇を期待したいと思わせる状況です。
5SMA10SMA90SMA100SMAを上抜けしていきました。50SMAには届いていません。

日足です。
0.91円の下ヒゲをつけ、1.88円上昇する陽線でした。
強い上昇と言えると思います。
3日連続上昇しているので、月曜日は反落あると思いますがさらに上昇が期待できる形です。
8月15日8月16日に149.30‐149.40をつけてから下降を辿り、9月16日の139.57を底に反発して現在となっている状況なので、チャートの形とすれば「ソーサーボトム」に近いのではとみています。
今からいったんの下落後、持ち合いを形成してから上昇し、148.70-149.40で買い場が来るのではないかと考えます。
近日中のさらなる上昇を期待したいところです。



🟠上値抵抗線


今より上は、しばらく強い抵抗線になるようなものが少ない上値空白地帯で、一気に駆け上がりそうにみえます。
150.60-150.80と151.80のあたりに上値抵抗線があるようにみえます。



🟠SMA


5SMA線と10SMA線が21SMA線を下から上に上抜けしている状況し、
5SMA線は50SMAを上抜けし、10SMAも上抜けしようという気配をみせています。
他のSMAは、
21SMAが上向きに変化
50SMAが下向きから横向きに動こうかというところ
90SMAは下向きのまま
100SMAは下向きから横向きに動こうかというところ
150SMAは横向きから上向きに動こうかというところ
200SMAは横向きから上向きに動こうかというところ
上昇トレンドはまだ始まったばかり転換時期とみえます。
転換期は不安定になりやすいので注意が必要です。



🟠ボリンジャーバンド 基準線21SMA


σ3領域のなかで終わっていて、σ4の領域に近くなっています。σ4領域(σ3の値よりも上)に入ると反落する確率が上がるのでそこは注意です。
標準偏差×3のポイント(σ3の上限)が149.39です。
149.39への上昇が期待できそうです。



🟠MACD MACD12-26平滑シグナル9


ヒストグラムがゼロより上で、下降していたが3日連続で急に再上昇となった
MACDがシグナルの上にあるまま、再度上昇していく気配をみせている。
そしてゼロを上抜けしました。
シグナルがゼロより上に行けば、さらなるドル円の上昇が期待できます。



🟠RCI 短6-中10-長27


上昇トレンドの範囲にあり、
前回書いた「もうひと押しドル円が上昇すれば、さらに強い上昇トレンドを形成するものと期待できる。」のもうひと押しがなされ、RCI的には強い上昇トレンドを示しています。
短期間線中期間線とも50%を超え、短期線が全て長期線の上にあるという状態で、上昇トレンドが継続するようにみえます。
長期間線はようやく0%を上抜けしました。




🟠RSI 14期間25日期間75日期間


14日期間は、76%を超え上昇への強いアクセルが踏まれていて状態です。
ボリンジャーバンド、MACDと対比しても齟齬が発生していないことから、買われすぎとまでは言えない状況にみえます。
25日期間はようやく50%を超えた状態です。75日期間は41%ですが上方向に動いています。




🟠フィボナッチリトリースメント


フィボナッチリトリースメント(以下、単に、フィボナッチという。)を次の通り置く。


始点:2023/1/16-127.21
終点:2024/7/3-161.94
結果として、各々の上昇率のポイントは、
61.8%、148.69あたり
50.0%、144.58あたり
38.2%、140.48あたり
となる。

フィボナッチ始点から達した終点を上昇率100%として、
フィボナッチのラインの(上昇率)38.2%のラインを超えて下落し
82.58%下落(上昇率17.42%地点に到達)して、
2024/9/16に139.57まで達した。
フィボナッチでみると黄金比の61.8%(フィボナッチのラインで言うと38.2%のライン)を超えて下落し、反発している展開です。
フィボナッチの38.2%ライン以上まで下落したということは、下落率としては充分で、要するに充分ポジション調整などが行われたので、反発がかなり大きく期待できることになります。

次に、別に、フィボナッチを置く。


始点:2024/7/3-161.94
終点:2024/9/16-139.57
差が22.37
結果として、各々の下降率のポイントは、
38.2%、153.39あたり
50.0%、150.75あたり
61.8%、148.11あたり
となる。

フィボナッチからみると、
今の展開で148.11を上抜けしましたので、
次の50%の150.75あたりまで上昇するポイントとして
と指しています。
奇しくも上値抵抗線と近いポイントを指しています。
このように複数のものが重なったときは注目点として念頭においておきたいポイントです。
その上に行くかは50%のラインを超えたときに考えましょう。


🟠トレンドライン



始点:2021/1/6-102.59
終点:2023/1/16-127.21
このトレンドライン延長線を上抜けして、ドル円がいますので上昇に期待したいところです。
このトレンドラインが下限値として機能してくれることも期待です。


始点:2023/1/16-127.21
終点:2023/12/28-140.24
平行線:2023/11/12-151.90
このトレンドラインは、2024/7/3の161.94に向かって上昇している期間に引いた平行チャネルです。
チャート上はフィボナッチ②のラインと4日に既に重なってしまったようなので今は使えませんが、このトレンドラインを上抜けするとさらに強い上昇トレンドになるのではないかと期待しています。




🟠一目均衡表


4日で厚い雲に上昇して突入しました。
遅行線がローソク足を下から上に上抜けしました。
上昇トレンドへ転換しました。
雲をどこでどのように上抜けて、どのくらいの強さの上昇トレンドになるか楽しみです。
あまりあてにならないですが、フィボナッチ②の50%の150.75のラインが雲を上抜けするポイントは21日月曜日と出ましたが、これは信用しなくてよいです。単なるチャートでの遊びです。根拠薄弱なので…


🟠まとめ


以上から概ね上昇トレンドへ転換を示しているようだが、前回より確実に上昇トレンドが強くなりました。
懸念は、BBがドル円が急激に上昇したことからσ4領域(σ3値よりも上の領域)に近くなっているということです。σ4の領域は反転しやすいので注意したいポイントです。
他は上昇傾向が強いので週明けも上目線のトレードで考えていきたいです。
上値抵抗線の150.60-150.80あたりとフィボナッチ②の50%のライン150.75が重なるのでそのあたりまでの上昇を見越しながらトレードをしていきたいと思います。


🟠蛇足① トレードで注意するところ


週明けのドル円ですが、朝イチから東京仲値にかけて、東京仲値以降13時まで、実需の売買以外にも海外投機筋が大きく動かしてくる可能性が高いです。今回は4日に上昇したのでドカンと下げてきてもおかしくないので注意が必要です。
結構、この意図的な波にのまれて、シュンとなってしまいトレードが続かない人も多いと思います。なので、この海外投機筋の意図的な動きには逆張りせず合わせて軽く波に乗る感覚で良いと思います。
タイミング合わなければスルーしましょう。
必ず毎日発生するわけではないですが、特に大きく動いた翌営業日の朝からには気をつけたほうが良いと思います。

夕方前くらいにはLN前で動いてくものもあります。


🟠蛇足② ファンダメンタルズとトレードの際の心構え


ここからは、指標や要人発言、景気動向、世界情勢、ヘッドライン等が加味されますので、ファンダメンタルズも追いかけましょう。
ただし、特にFXは、社会情勢や政治・行政に一喜一憂して嘆くよりも、単なる波乗りですから波乗りに徹しましょう🏄‍♂️
良い波を早く見つけて乗る!良い波であればあるほど降りずに乗り続けることが大事です。
社会情勢や政治・行政に文句言う暇があったら、良い波を見つけるためにチャートを見て把握してから、世情の把握であるファンダメンタルズの把握をしましょう。

なぜファンダメンタルズ把握が必要なのか、社会情勢や政治・行政に文句言うためではなく、ファンダメンタルズは長期足よりも長い状況把握をするためだからです。
短めのチャート足で迷ったら長い足を見ますよね
それと同じです。
チャートで迷ったらファンダメンタルズも見返します。
もちろん、年単位月単位とはっきりしたものではなく、時には1週間以内の出来事もファンダメンタルズにはありますが、基本、長く大きくそして深く世の中のできごとを把握することがファンダメンタルズの把握です。
ファンダメンタルズで大局観と深い知識を得て、各レートとチャートに再度臨みましょう。
そうするとチャートだけでは得られない気づきを得ることになります。
大事なことですよ

では、みなさん、
明日も来週も良い波を見つけ、良い波に乗りましょう🏄‍♂️


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重要事項説明



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