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「楽しさ」の年齢制限

この冬、長男が8歳になる。(小2)

「7歳までは神のうち」の範囲を超えるのだ。
成長にうれしさを感じる反面、少しだけさみしさもある。

そして焦りと後悔も。

反・自動販売機

我が家では、自動販売機のジュースやアイスを買い与えたことがない。
自動販売機で買うのは水かお茶だし、ジュースを買うときは「お小遣いから」という約束だ。

17アイスは、お友達や親せきと一緒のときに数回食べたくらいで「特別なもの」と思っている。

ガチャガチャも、お小遣いでしてもらう。
ゲームセンターでも、お小遣いを使ってもらう。(そもそもゲームセンターに行かない)

それもこれも、子どもの教育や経験にはお金をかけたいけれども、コンスタントに発生する無駄な出費は避けたいからだ。

同じように、ショッピングモールにある有料の遊び場にも行ったことがない。
しかし、先日あることに気付いた。

有料の遊び場には年齢制限がある…!!

「いまだけ」のコスパ

息子は何度か「あそこで遊んでみたい」と言ったことがある。

そのたびに「お金がかかるからね」「たくさん人が並んでるよ」と、却下してきた。

一度だけ「お誕生日に行ってみる?」と聞いたことがある。
しかし、お誕生日はもっと魅力的な施設(動物園や水族館、遊園地など)を選ぶため、結局足を踏み入れたことはない。

「遊ばない」と「遊べない」では、意味が大きく変わってくる。
年齢制限は小学2年生まで。あと数か月。

きっとこの制限は、体の大きさや動きだけの問題ではなく、精神的なことも関係しているのだろうと思う。
小3以降になると、この類の施設が「楽しめなくなる」んじゃないだろうか?

そのうち「あそこ(有料施設)で遊んでみたい」という息子の気持ちが消えてしまう。

どうせ「いまだけ」なんだから、体験させてあげたらよかったんじゃないか?
いやいや、一度行ったら何度も行くことになるだろうから無理でしょう。
下の子たちもいるし、行かないのが正解だった。
いや、でもせっかく「行きたい」と言ってくれていたのに…

ショッピングモールの中で、思考が頭の中をグルグルしている。

有料の遊び場や玩具付きのお菓子、サンタさんのブーツなどは、親から見る「無駄な出費」だ。

しかし、そのほとんどが期間限定なのではないか?
数百円で与えられる「いまだけの楽しみ」と考えると、むしろコスパは良いんじゃないだろうか?

「無駄な出費」の正体

子育てにおける「無駄な出費」は、子どもの思い出に直結しているのかもしれない。
「買ってくれた!」「憧れの場所で遊べた!」と心が満たされることもあるだろう。

しかし、そのような出費が重なると、家計に響くのも事実で。
さらに下の子がいると、ショッピングモールに行くたびにさまざまなものをねだられるようになったり、癇癪の原因になったりするリスクもある。

「無駄な出費」が発生する場面は「家庭の方針が浮き彫りになる」場面でもあると思う。
子どもの心や親の財布事情、長く続く子育て期間の快適さやしつけの面など、多面的に考えなければならないからだ。

我が家はというと、やはり「無駄な出費」を日常的に繰り返すことは避けたい。
でも、子どもの気持ちや欲求も大切にしたい。
キラキラ(ギラギラ?)した遊び場、喜ぶんだろうな~。。。

ということで、有料の遊び場は「特別なとき」に連れて行こうかな。
※長男は、学校の振り替え休日に行く予定

果たして8歳でも楽しめるのだろうか?

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