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いろんな気持ちが混ざった。旦那と2人で声を上げて泣いた日。
今、私は入院病棟へ行くエレベーターの前で旦那を待っている。お義母さんの様子を旦那が見に行っている。かれこれ、30分くらいたつかもしれない。
数日前、電話がきて旦那の動揺する声を聞き、仕事を全てほっぽりだして車に飛び乗った。
旦那の母の病状が悪化したのだ。
車を運転しながら、呼吸を整えて
旦那の前では泣かないよう感情を落ち着けようと考えていた。
旦那の気持ちを考えただけで涙がでそうになるのを堪えながら病院へ向かう。
車をおりて、受付で院内に入っていいか確認をし、廊下を歩く。
かなりの早歩きで。
エレベーターに近付くにつれて、
「おちつけ」と頭のなかで連呼。
その反面、呼吸がぜぇぜぇとして
全く落ち着いてなんかなかった。
エレベーターが上がって
とまって
扉が開いたら、目の前に手を組んで背中を丸くした旦那がいた。
お互いに、目を潤ませながら手を取り合い
だんだん涙がにじんで
二人で大泣きした。
私は背中をさすりながらボロボロと。
旦那は、母の病状を説明しながらボロボロと。
私が泣かない。冷静でいよう。なんて考えてたのは一瞬で崩れた。
うん、私って泣き虫だった。忘れてたよ。笑
母は一命を取り留めた。
だけど、油断はできないと話があった。
旦那に降りかかる試練は、頭をパンクさせる。
妻といえど、私にできることが限られてることを実感する。
右をみても左をみても
旦那と私で乗り越えるしかない。
腹をくくった旦那と私の試練がはじまる。
↑
ここまで。1月末に下書きとして残していた。
現在も母は頑張っている。
先日、病院から電話があったので
様子をみにいってきた。
一回一回の呼吸をしっかり。ゆっくりしていた。
目は閉じたまま、開かない。開けないのだろう。
薄く唇が開いていて、そこから空気を吸う音が聞こえる。
私たちの現状を伝えた。
それと、お母さんお気に入りのお店のハンバーグを一緒に食べに行きましょと伝えた。
ゆっくり。
かすかに。
唇が動いた。
声にならない かすかな息で
何か私に 伝えていたのかもしれない。
その次の日。
旦那が「病院から連絡があって、おそらくあと数日…」と。
看護師さん曰く、呼吸の仕方に変化があったそう。
意識が彷徨っている感じだとか。。
そんな中、現在も戦っている。
この文章に載せきれないくらい
この短期間で、悩み、迷い、戸惑い、泣いて、
話し合って、協力しあい、整えた。
お義母さんが、私に残してくれた手紙に
「息子と結婚してくれてありがとう」
この言葉を受け止めようと思う。
今書き残しておきたい気持ちを残してみました。