お墓参り
父の命日だったので、お墓参りに行った。
若い頃は自分から行こうという気になれず、
行かないことに後ろめたい気持ちを抱えながらも、
やはり足繁く通う..とはいかなかった。
でも、最近は自分から行きたい気持ちになる。
本当に気持ちが動くから、行くようになる。
自分の娘も、今は限りなく行かない。頑として行かない。
この世での分布が多い年代は無理もないのかもしれない。
あの世への分布序章が広がり出した頃、ふと訪れたくなるものであり、
義務ではなく、対話をしたくて訪れる気がする。
それは人としての必然なのかもしれない、と、ふと感じた。
「うしろめたさなど感じなくて良かったのだよ。いつかはこうして会いにきてくれるのだから。そういうものなのだから。」
....父にそう言われている気がした。
もうすぐ、桜が咲くね。
その頃、また、会いに来るね。
お父さん。