『喫茶ステラと死神の蝶』感想


この時期に、俺達にぴったりの、最高の物語を読めてよかったです

これは私事になってしまうのですが、高嶺昴晴が一星大学の3年生であることも没入感を強めました

秋学期?あたりから年末年始を経てヒロインと仲を深めるのが各√共通の流れなのですが、僕自身が時期的に同様の状況におかれていたこと、そしてこれらの前情報なしにこのゲームを購入・プレイしたこと、以上の事実自体がわたくしに運命じみた何かを感じさせるには有り余るものであり、振り返ると大変幸運だったと感じざるを得ません

共通、まぶしすぎました。でも、仲間たちと共に何かに向かって一生懸命取り組んで、たくさんの人を巻き込んで、試行錯誤しながらもみんなをしやわせにできるようにがんばるって本当に真っ当で善良で、素直で純真で、素敵な人生じゃないですか。

高嶺昴晴というアバターを通してこのような素敵な世界を追体験することができたこと、僕は感謝したいと思います

そして、この高嶺昴晴が全√でしやわせになれたことに最大限の祝福を捧げたいです

さて、個別√につきまして、私の攻略順は
【四季ナツメ→明月栞那→火打谷愛衣→汐山鈴音→墨染希】
でした。最初に四季ナツメ√を見たいとは思っておりましたので、初回で感じた期待度合いに応じて2番目以降の順番を決めました。もっとも、墨染希は一番期待度が高かったのであえて最後に置きましたが、結局全部よかったので杞憂だったと言わざるを得ません

四季ナツメ√は、高品質高水準でした。有名なので僕がとりたてて言及すべき事項はない

明月栞那√は、正史です。死神と人間という別種族であることによる葛藤が丹念に描かれていて本当によかった。観覧車のところで泣いて、休憩室のところで泣いて、その直後にまた泣いて、ラストの一枚絵でも泣いた。もう二人は、大丈夫です よかったねえ ほんとうに…
あと、この√を見終わったあとに2個めの選択肢で栞那さんの方を選んでみてください わかっちゃうとさあ もうさあ

火打谷愛衣√は、アツかったです。能力バトルが嫌いな男の子っていない というか最初ぱっとしないかなって思ってたのにすごい 異能に振り回されるのっていいよね、人のために異能を使う高潔な精神の持ち主なのいいよねっておもいました あと地味にギャグがいっちゃんおもろい

汐山鈴音√は、共通でヒロインにとってのターニング・ポイントとゆうか主人公に惹かれる動機が結構深く描かれちょるので、あとはその流れでガーッと言ったなあという感想はありますが、年上ってゆうのはたしかに割り切り方を理解しているもんだもんなと考えると腑に落ちました。他√との違いは蝶関連の問題が物語を貫いていなかった点ですが、5人全員蝶絡みで進めるとなんかそれはそれでまたかって気もしちゃうので、振り返るとバランスがとれててよかったかも

墨染希√は、王道な幼馴染ルートでした。共通の段階ではあまりに日常に馴染みすぎた幼馴染だなって印象でしたが、その状態を恋愛へとシフトさせていく過程にしっかり納得感を持たせていた点がよかったです。共通で散りばめられた情報を基に、例によって蝶絡みで芯を通していたのがダレ防止になったとおもいます。誰のために泣いているの?のシーンで泣いた 泣けなかった者は逝ってよし

個別ルートについては以上ですが、これ以外にも学園二人組の個別ルートでもれなくモフられてしまいダンディ声で悶絶する閣下とかかわい~のでぜひ見てみてください


とりあえずSmiling-Swinging!!でも聴いて落ち着くか


というかこれからまじでどうすればいいんだ


喫茶ステラの物語が終わってしまった事実を受け入れられない


永遠に続くものかと


なんで?なんでこんなにつらいの?

なんで?


俺も蝶になったら死神に刈ってもらえるのかな…


あ、でも男の死神だったら普通に嫌だな


次回、サノバウィッチ感想

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