夢の国にあてられた1日
15年以上ぶりに東京ディズニーシーへ行ってきた
表題の件。きたる12月22日木曜日、およそ15年以上ぶりにディズニーシーへ行ってきた。
遊園地好きを自称しているにも関わらず、絶叫マシン狂いスペック厨の自分はアトラクションのラインナップに今までグッと来ず・かつ待ち時間等の混雑状況にどうしても抵抗があって、今まで食指が動かなかったテーマパークのひとつだった。
キッカケはかまみくという何ともミーハーな理由なのだけども、結果すぐにでもまた行きたいと思えるほど素晴らしい場所だった。
この体験を忘れたくないから感想をnoteに残すことにします。がっつりネタバレ含むので、これからゼロで楽しみたい方はブラウザバックしてくださいな。
とはいえほんとうに浅い知識なので、経験豊富な方は「初心者が今更なんか言ってらぁ」と、どうか生ぬるい目で見ていただけると幸いです。
「行こう」と決めてからのこと
わたしの誕生月は12月だ。どうせなら自分もバースデーシールを貼って主役になりたくて、みくのしんさんに倣い12月に行こうと決める。この時点でツキイチ最終回視聴直後の10月初旬だったかな?
そんな中イベントワクワク割の適用によりチケット予約がとんでもない争奪戦になり、サイトに繋がらない日が続いた。
なんとか張り付いて確保できたものの、3年ぶり?にナイトショーが復活するとの発表があって(=大混雑するのでは?)、本当に楽しめるのか‥と不安になる毎日を過ごす。
12月なんてクリスマス真っ最中だしある程度覚悟はしていたけど、入場するだけでかなり時間かかるとか、ナイトショー目当てで何時間も前から待機してるひとがいるとか、いったいどうなってしまうのか‥?
当日の計画を立てる中でYouTubeのディズニー攻略チャンネルにはとてもお世話になりました。
登録者限定のdiscordがあって、チャンネル主さんだけでなく、有識者の方とのFAQが大変大変×10000参考になりました。
楽しめたのはみなさんのおかげです!ありがとうございます!
有休申請&嫌で嫌で仕方なかった3回目のコロナワクチンも済ませ、あとは当日を待つだけ。
★当日のサマリ
出発~入園直後まで ふりかえり
「朝を制す者は1日を制す」の言葉を信じて、めちゃくちゃ早く出発しました。びっくりしたのは、ギリ5時台最寄り駅乗車だったにも関わらず電車でまったく座れなかったこと。平日のこの時間から皆さんお疲れ様です。
この日は朝から大雨でめちゃくちゃ寒いし濡れるし、開園待ちしたことを若干後悔した。
エントランスはノース・サウスどっちが空いてるとか、〇〇駅寄りの列だと荷物検査が早いだとか、エントランス外にも喫煙所があるとか調べたのだけど、大雨強風&傘による視界不良で周囲を探索する気にもならず。
あ。開園待ち中に朝ごはん食べるのおススメです。
寒さに震えつつも、8時ごろ列が動き出したかな?荷物検査が始まってからはあっという間だった。入園直後は大雨すぎて写真撮ってないや。
まず数量が限られているものから確保しなくてはということで、ソアリンDPA購入。
そしてお菓子を販売しているショップ「ヴァレンティーナズ・スウィート」のSP取得。いまは品薄によりお菓子の購入制限がかかってて、SPがないと入店すら出来ないらしい。
でもって、ショーのエントリー。ビリーヴ!(ナイトショー)、抽選が当たったら良い席で鑑賞したかったのだけど、あいにくの落選。。(この時はDPAは視野に入れてなかった)
ビッグバンドビートは幸いにも当選することが出来た。
午前中の動き ふりかえり
8:15~からでも動いているアトラクションは、ソアリン、トイマニ、インディ、センターの4つらしい。
前者2つは朝イチが一番混雑しているらしく、センター⇒インディで行くぞ!と計画を立てていたものの、大雨?によるシス調でセンターが止まっている。。というわけでまずはインディへ行くことにした。
・08:40 インディジョーンズ
たぶん乗ったのは初めてではない‥はず‥?(15年前の記憶なのであやふや)(原作についてはミリしらです)
待ち時間ほぼゼロだった~!Qラインがめちゃくちゃ長くて入場から乗車まで結構歩いたな。
2列目で乗車。先頭は車のハンドルが付いてて、いいな~~運転したい~~と言い合う。
横の動きが予想外に激しくて、浮遊とは違ったスリルがあった!
それにいちいち建造物が造りこまれてて歩きながらじっくり見たいと思っちゃったよ。
にしても、暗闇・大音量ってだけであんなに楽しいとはね。
最後あの有名なBGMがなかった。なんで?
・09:00 レイジングスピリッツ
こちらも待ち時間ゼロでした。
車体に乗ってから発車まで早すぎてディズニーのアトラクション回転の秘密はここにあるのかと思料(レイジングスピリッツだけに)。
そして荷物はうす~い足元のネットに入れるのだけど、これにカルチャーショックを受ける。安全バーあんなにガッチリなのに大丈夫!?吹っ飛ばない!?(もちろん無事でした)
アトラクションとしては可も不可もなくだったけど、大雨の中ジェットコースターに乗る貴重な経験が出来たのでOKです。
今度はバックグラウンドストーリーも調べた上で景色のキレイな夜に乗車したい。
・10:00 センターオブジアース
めちゃくちゃ楽しみにしてたアトラクションのひとつ!火山!
朝いちシス調入ってたせいか、60分くらい待った。
楽しかった!楽しかったのだけど!同乗していた別グループの子に逐一ネタバレくらってすっげーーー残念だったーーーー!!
大声で「次は〇〇!その次は〇〇!最後に〇〇だからね!!」って。
絶叫マシンはみんなでギャーギャー言いながら乗るのが好きだけども、ネタバレはダメだよーーー。。みんな流れを把握している前提なの?
暗闇、炎上、落雷、降下・・とすべて直前に実況されてしまったので、あまりスリルを感じることが出来なかった。
とはいえしっかり覚えているというわけでもなく、地底世界の結晶?クリスタルがとてもキレイだったので、今度はゆっくり鑑賞しながらリベンジしたいな。
・11:30 海底2万マイル
👨「ロゴのNってなんだろうね?」
👩「2万のNじゃない?・・あっ!?」
席前にあるサーチライトで周辺を照らしながら探索していくアトラクション。まず海に潜る演出でテンションが上がった、発想の転換だな~。
クラーケンは映像なのか物理なのか分からなくてまじまじと見てしまったよ。
解説ブログが面白い。
・11:45 クリスマス・グリーティング チラ見
海底2万マイルが終わって休憩したあと、屋外に出るとパーッと晴れている!朝の雨とのギャップ、壮観な風景もあいまって、とても清々しい気持ちになった。
そろそろランチかな?BBBに間に合うようにしないと、でもカチューシャ見に行きたいね~~、なんて話しながら歩いていたところ、でっかいBGMが流れて、クリスマス・グリーティングがスタートした。
サンタさんもキャラクターもカッパ着てて、それが妙に可愛らしかった。
でっかいBGMに乗ってキャストたちに手を振るゲスト、一体感を感じて、この日初めて涙が出そうになった。
そしてこの時点でナイトショー「ビリーヴ!」も鑑賞しようと決める。
始まった直後も移動がてらチラ見出来ればいいやと思っていたのだけど、同行者が巨大花摘みに行ったためがっつり最後まで見ることができた。
午後の動き ふりかえり
・12:55 ビッグバンドビート 鑑賞
写真撮り忘れ。
エントリー当選できただけでもありがたいのに、Aブロック3列目舞台上手側はじっこをGET!いい席だった~!
事前にネタバレや内容をまったく予習してこなかったのでどんなものか想像がつかず、公式の写真からバンドライブ的な感じかな~って程度の知識だった。
まずダンサーさんとミッキーが入場してきてタップダンスを披露してくれた。
ブロック前の男性ダンサーさん、すっごくステキな笑顔でこちらまでドキドキしてしまった!
男女ダンサーさんが入れ替わり入場するたび衣装が変わっていて「え!?同一人物だよね!?」と顔を何度も見ちゃった。(同じ人でした)
わたしは楽器のことはよくわからないのだけど、夫いわく「ミッキードラムうめぇ・・」だそうです
コロナ前はドラム対決とか生歌・生演奏もあったんだって。
ドナルドのお尻が想像以上に可愛くて、つい目で追ってしまった~。最後の幕引きまで楽しませてもらった。
終了後、声を上げると何故か泣いてしまいそうでしばらく黙ってた。
・13:40 昼食
ブロードウェイ・ミュージックシアター付近にあった「ニューヨーク・デリ」で昼食。
お昼の時間を外したものの店内混雑しててテラス席でいただきました。ちょっと寒かったけど、ころころ変わるパークの景色を見ることが出来てお得だったかも!
・14:30 タートルトーク
写真撮り忘れ。
ハイドロフォンの前説でスライドが逆になっちゃうやつ、ネタなのかガチなのか分からなくて微妙に空気が悪くなりいたたまれなくなった。たぶん笑った方が良かったな。
最初の「うおー🙌」をしなかった夫がクラッシュに指名され、ウミガメの挨拶を披露していました。
この回はシロイルカのベイリーも遊びに来てくれていて、ラストのエコロケーションも夫が指名されていました。
目をつむってクラッシュの挙げているヒレの本数を当てるというものなのだけど、夫曰く「後ろ足もヒレかと思った」ので「4本」はボケではなくガチでそう思ったそうです。
良い体験が出来てうらやましい!
・15:30 シーライダー
写真撮り忘れ。
もうね、いまさらも今更なんだけど、この日一番楽しいアトラクションだった!本当に良かった!!
言うても4DXみたいな感じでしょ?ってちょっと舐めてたし。
まずプレショー(海洋生物研究所)の演出・デモンストレーションがとても良かった。チヂミニウム開発の経緯がまるで本物の世界にリンクしているようで、妙にリアルで未来感があって、本当に自分が縮小してしまったような気分になった。ショールーム、ちょっといい匂いがした?
搭乗した座席は最後尾の端っこっていう微妙なところ。少し傾斜があるとはいえ、100で見やすい席でもなかったのだけど、扉が閉まってさぁ出発!といった演出、潜水艦を再現した内装、そしてプレショーで感じた未来感との相乗効果でワクワクが止まらなかった。
海上からスタートして、座席の揺れにビビる。そして海にドボン!!
もうねー、これで思わず声出ちゃったよ。周囲で騒いでるのわたしと泣いちゃったお子様くらいだったけど、みんな乗り慣れてんのか??
ポイントはどこか忘れたけど結構水もかかった(そしてしょっぱかった。海水を使っているのか、あるいはわたしの涙か)。
ニモやドリー、ラッコさんたちと海流で遊んで、でっかいイカや人間の子どもから逃げて、終始はちゃめちゃで息つく暇もなく楽しかった!
海の仲間たちがほんとうに可愛くていい子で。水族館とはまた違う、自分も研究所の一員になって海の世界の日常をこっそりとのぞき見してしまったような、不思議な気持ち。
調べてみたらこれいくつも分岐パターンがあるみたい。時間が許せば何回でも乗りたいな~~!
これぞ(わたしの想像していた)ディズニーアトラクション!て感じでした!
夕方~夜の動き ふりかえり
・17:00 ソアリン
ようやく体験することが出来ました!!兄弟よーー!!
ソアリンを知ったきっかけは、ありスパのミラコスタ回。
この頃からソアリン自体にゆるーく興味はあったものの、いつ遊びに行けるか分からない‥を言い訳に、なんの躊躇もなくネタバレ動画見て雰囲気を味わってました。
乗る前は「ありスパもかまみくもガッツリ本編聴いちゃって内容知っている自分でも感動することができるのか」と思っていたけど、そんなのマジで杞憂だった。
アトラクションが終わったあと呆然としちゃって、なのに手足が震えて、ベルトを外すのも立ち上がるのも苦労したし、出口から退出してもしばらく涙が止まらなかった。
乗車時、案内されたのはCブロックの3列目。上の席の人の足が丸見えでモニターもちょっと欠けてるエリアだったんだけど、そんなの些細なことだと、関係ないくらい感動した。
感動なのかもちょっと分からない。自分の感情を言語化出来ない。
夢を叶えたカメリアさんの熱意に感動?違う。
空を飛ぶという疑似体験、荘厳な景色たちに感動?これも違う。
もっと根幹にあるような、人生観に訴えかけてくるような。インターネットで仕入れた様々な考察を知識として取り入れてしまったせいで、自分が抱いた感情はすべてひとからの受け売りにしか思えなくて、ここに書いていることも、本当の気持ちなんだけど嘘のような、なんだかとてももどかしいような。いまだに整理がついていない。
惜しむらくは、DPAを購入したゆえにスムーズに乗車まで進めたのだけど、Qラインの展示をゆっくり鑑賞出来なかったこと。
そして、わたしは、もう一度体験することで自分の感情を分析したいと思った。
https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/service/detail/037/
6,000円の価値はあると思う。
・18:00 タワー・オブ・テラー
しばらくソアリンに呆然となっていたけれど、絶叫狂いとしてはタワーオブテラーは外せないアトラクションのため並びました。
ビリーヴ!待機するひとが多いせいか結構空いてた。45分くらいで乗れたかな?
待ち時間中はツキイチ最終回のソアリンの下りを2人で聞いていて、あらためてかまどさんの語彙力をうらやましく思った。
毎度のごとく、雰囲気たっぷりの語り口で行われるプレショーにとても引き込まれ。そして業務用エレベーターに案内される直前のQラインが良かった!
これはハイタワーさんの骨董品コレクションなのかな。巨大はんにゃみたいなのもあった。
案内されたのは階段上ってAフロア。最後列のドセンだった。
ここでも荷物の収納方法にカルチャーショックを受ける。シート下のネットに入らんし、入らないなら足元に置いて良いっていし、固定具も車のシートベルトみたいだし。ほんとうに大丈夫か??
(案の定というか、落下シーンでのマイナスGで荷物が吹っ飛びそうになった。。絶叫マシンでは身体の力を抜くのが楽しいのに!)
インターネットで知り合ったおともだちが「タワーオブテラーに白い服で乗るのが好き」と言っていた意味があまり分かってなかったのだけど、ようやく理解できた。この世の自分に別れを告げるのね!
最上階で外がちらっと見えるとき、さすがディズニーと感嘆するくらい夜景がキレイだった。
余談だけどこの回でのキャストさんがイケメンだった。タワーオブテラーのキャスト衣装、男女問わずオシャレで素敵だよね。
来年からアンリミテッドも開催されるようです。
・19:40 ビリーヴ!鑑賞
これはねーー、ほんと近日中にもう1回入ってリベンジしたい!今度は絶対DPA課金する!
ギリギリまでアトラクション楽しんでいたせいで(当たり前だけど)良い席は埋まってて、一方通行の境目になってるレストラン?の近くで立ち見しました。
それでも雰囲気はめちゃくちゃ伝わったし、ミラコスタや山に投影されたプロジェクションマッピングもギリ楽しめる位置で鑑賞できた。
思えば学生時代の旅行でしかディズニーシーに行ったことがないから、ナイトショーを見るのは初めて。こんなに胸を打つものだったとは。ここでまた涙が止まらなくなってしまった。
そもそもディズニーシーへ行こうと決めたのは前述のとおりかまみくきっかけで、肝心の原作やアニメはミリしら状態。
このビリーヴ!で登場したキャラクターも有名どころ以外は知らなかった。
けど、ここで出会えたリメンバーミーという映画の曲がすっごく良くて、ロケーションもあいまって、やっぱり自分はピースフルな空間が大好きなのだと再確認できた。そうだよわたし10-FEETのライブめっちゃ行ってたじゃん。
しっかり最後までビリーヴ!を鑑賞して、ひとが捌けるのを待ちながら、花火を見つつもリゾラ駅へ向かいました。
朝早くからほぼ閉園まで滞在お疲れ様でした。
まとめ
少し前のnoteでも記載したとおり、わたしは明るい青春時代を送ってきたとは言い難い人生だった。逆張りマン、サブカルチャーがメインになってきたと感じた途端「J-POP良すぎるわ~」、流行したものから手を引くようになるなど。酷すぎる。高校時代からインターネットに触れてきた弊害。
非日常な空間が好きなのにディズニーに食指が動かなかったのは本noteの冒頭のような理由があるけども、それだけじゃなくて、視野の狭い田舎の学生にとってディズニーってリア充・陽・カップルの登竜門であって憧れのテーマパークで、友人もみな恋人の名前を入れたお揃いのブレスレットを付けていたし、自分は周囲とは違う!そんな一時の感情に流されたことはしない!と厨二病を発症していたのだと思う(そしておそらく現在進行形で、治療中)。
今回3〇歳の誕生日を迎えたのだけど、自分の好きなものに素直でいる、何事も食わず嫌いしないのって、超当たり前だけど超大事ってほんとーーーに今更気付いた。
プライドが邪魔して、自分が今まで避けてきたものを改めて「好き」というのに抵抗があったんだね。何回でも言う。もったいない20代を過ごしてしまった。
このnoteは遅いながらも自分自身を見つけて、リハビリしていくツールなのかな。
今は1~2月の閑散期を狙って単独でもディズニー行ってやろうと思うくらい、世界観に魅せられてしまった。ひとりでもアトラクション乗るし、ショー待ちするよ。
「愛の時代」を胸に、少しでも素直に、短い人生たくさんのことを吸収していきたいと思えるような、そんな体験ができた15年以上ぶりの夢の国でした。