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ドラミ@裏アカ

はじめに

本記事では、2021年の10月末頃から運用しているTwitterアカウント「ドラミ@裏アカ」について自分用の振り返りも兼ねて解説的なものを書こうと思います。

作者視点での解説ですので、アカウント単体で世界観を楽しみたい方は読まない方がいいかもしれません。

ドラミ@裏アカとは

ドラミ@裏アカは、ちょっぴりディストピアな22世紀を生きるドラミの日常を文章と画像のツイートで綴るという設定のなりきりTwitterアカウントです。

アカウントそのものは2020年に作られたものですが、ドラミの裏アカとして実際に投稿し始めたのは2021年の10月末ごろからになります。文章の投稿は不定期、画像投稿は大体週2,3回程度という感じで緩く運用してきて、先月4月29日の時点で総ツイート数183件、メディアツイート数60件に到達しました。

コンセプト

ドラミ@裏アカは
「本当は実在しないものが、ネットを通して触れることで他の実在するものと変わらない状態になる」
というコンセプトのもと制作しています。

実在しないキャラクターや世界をSNSを通して眺めることで、それらが本当に画面を隔てた向こう側に存在するかのように感じられたら面白いと考え、上記のコンセプトを設定しました。

ドラミ@裏アカのツイート

前置きが長くなってしまいましたが、ここからはドラミ@裏アカの過去のツイートを時系列で追いながら解説していこうと思います。全部解説すると終わらなくなってしまうので、ここではメディアツイートについてのみ解説します。

10月

一番古い投稿です。

「裏アカ女子」がモチーフということで、まず最初はオーソドックスなセクシー自撮りを上げることにしました。
顔が隠してあるのは、裏アカ女子っぽさを出すためやCGの作業を削減するためといった理由もありますが、1番の狙いとしては顔を出すことで読み手が裏アカドラミから本家ドラミと同じ人格を感じ取ってしまうのを避けるためです。

実はドラミ@裏アカの主人公は初期構想ではドラミではなく人間の女の子だったのですが、人間の女の子のセクシー自撮りだと、成人向けCGを公開することを目的としたアカウントとあまり違いが出ず、コンセプトが伝わりづらいと考えたため、ぱっと見で成人向けを目的にしていないということが伝わるようにドラミを主人公にしたという経緯があります。
そのため、裏アカドラミは本家ドラミとはかなり異なる人格を持つキャラクターとなっています。

ドラミの裏アカを始めた当初、私はCGに関してほぼ素人だったので、ドラミの裏アカ制作はCGソフトの使い方の学習と同時並行で行われました。

このツイートの画像は元々はドラミと無関係に練習用として作っただけの画像だったのですが、更新頻度を上げるためにドラミの裏アカにアップロードすることにしました。

最初の頃、私はドラミの裏アカの世界観をディストピアにするかどうか悩んでいたのですが、この画像を上げたことでディストピア路線で進めることが確定しました。

初めての動画投稿です。
静止画の投稿しかないことに技術的な制約や作り物臭さを感じて欲しくなかったので、早い段階から動画を投稿するように心がけました。

ディズニーランドの隠れミッキーみたいな感じで、たまに画像にタトゥーが写り込んでるのに気づいてもらえたら面白いかなと思い、内腿にタトゥーを入れることにしました。

絵柄をカワウソにしたのは、単純にその時カワウソが描きたかったからです。

11月

ディストピア飯第二弾として「万能糖液」の画像を投稿しました。

このラベルは古い化学薬品の瓶のラベルを参考に制作しています。
オリジナルラベルのデザインは手間がかかりますが楽しい作業です。

初めて第三者視点の画像を投稿しました。
今後もこういう画像はたくさん出てきますが、基本的には全てドローンで撮影したという設定になっています。

風呂場での自撮り画像です。

ここで初めて自撮り棒が登場します。22世紀なんだからもうちょっと便利なものがあってもいい気がしますが、ここは生活感や身近さを感じて欲しかったので、あえて簡素な自撮り棒を持たせることにしました。

親友テレカはドラえもんズの友情を象徴する大切な秘密道具です。
退廃的な世界観を演出するために、親友テレカを売る誰かとそれを撮影するドラミを描きました。

ドラミの生活を匂わせつつ世界観も同時に見せたかったため、トンネルの前で待ち合わせをさせることにしました。

ドラミはロボットですが、このアカウントでは生活感を出すために普通の人間同様食事をしたり睡眠を取ったりするようにしています。(原作でもそうだけど)

このツイートは月食の晩に投稿したものです。
現実と微妙にリンクさせつつ未来っぽさを出したかったので、月を物理的に欠けさせました。

ディストピア飯第三弾です。
この頃から、リアリティを高めるために一つの画像に入れる情報量を増やすことを意識するようになりました。

ツイートのバリエーションを増やすために、ドラミに引っ越しという大きなアクションを取らせることにしました。

ドラえもん原作の住所であるネリマブロックからシンジュクブロックに引っ越します。

引き続き引越しの準備です。
裏アカドラミは日当たりのいい場所で生活している印象がなかったので、窓の外をコンクリート壁にしました。

電車でネリマブロックを去ります。
不吉な予感を与えるために毛布に包まれた同乗者を乗せました。

シンジュクブロックの繁華街で撮られた写真というイメージです。

腿裏のタトゥーが少し臨くように意識して撮影しました。

看板にある雀荘の名前は、藤子不二雄先生の「オバケのQ太郎」に登場するキャラクター、ドロンパから取っています。

12月

12月2日はドラミの誕生日ということで、誕生日ケーキを用意しました。

裏アカドラミが何歳かという部分はぼやかしておきたかったので、ロウソクは1本だけにしてあります。

少し変わったことがしてみたかったので、3Dで動きを撮影した後にプログラムで映像を0と1に変換してみました。

少々古臭いですが、仮想空間に接続されたドラミというイメージです。

階段を下るドラミです。

弐瓶勉先生の「アバラ」を読んだ直後に作ったので、暗いし意味もよくわからない感じになってます。
ドラミ@裏アカはSNSで断片的な情報を伝えているだけで、生活の全てを公開しているわけではないので、このように意味のわからないものが少しくらい混ざってても別にいいかなと開き直って投稿しました。

そろそろ楽しそうなドラミも撮りたいな〜と思ってたので、室外機の前でブランコを楽しむドラミを撮りました。

原作では「ネコ型ロボット」と猫の字がカタカナ表記になっていますが、これだとちょっと可愛らしすぎるなと思ったので、ドラミ@裏アカでは漢字表記で「猫型ロボット」と書くことにしました。

ドラミの自撮り棒が日に日に長くなっています。

久々の入浴シーンです。
暮らし向きが良くなったことを示すために、ちょっと豪華なお風呂にしてあります。

クリスマスなのに何故か鳥居にしてしまいました。
新年にでっかい鳥居の画像を投稿したいな〜とうっすら思っていたのですが、この画像との被りを気にして結局投稿できませんでした。
ホントなんでこのタイミングで鳥居作っちゃったんだろ。

不穏な空気感を出して物語が動く予感を与えたかったので、異変の象徴として門が開く画像を撮影しました。

サイバー感を出すために、壁のチラシは全てQRコードにしてあります。

1月

シブヤブロックの関所です。

壁べこべこですね。

なるべく現実にはない言葉にしようと思い、勾留所という名前にしました。

注意深く見ないと気づかないかもしれませんが、ドラミが座っているのは渋谷のハチ公像です。
現実のハチ公像をこの位置から見上げると写真のような構造物は見えないのですが、22世紀なので建物の位置関係も変わっているだろうと思いこのような配置にしました。

毛皮を表現してみたかったので作りました。

裏アカドラミの住む世界は基本的にほとんど空が見えません。

最初ドラミの職場は寮よりも高い位置にあるイメージで作っていたのですが、上方向への移動はポジティブな印象を与えてしまいこの場面にそぐわないと思ったので、設定を切り替え下降するエレベーターを撮影しました。

この昇降機はVRSNSアプリclusterでワールドとして公開しているので、気が向いたら覗いてみてください。

ここで初めてドラミが秘密道具を使う描写が登場します。秘密道具があるとなんでもありになってしまうので、ここまであまり出さないようにしてきたのですが、タケコプターはドラえもん原作でもかなり頻繁に使われる通常装備なので、特例として解禁することにしました。

猫型ロボットの首周りの構造の関係上、ドラミの頭部にタケコプターを装着して飛ばすとちょっと不自然な体勢になってしまうことがわかったので、ドラえもん原作の第一話に倣い、頭部ではなく胴体にタケコプターを装着して飛ばすことにしました。

チップの入れ物はサクマ式ドロップスをイメージして作っています。

火災のフェイクニュースにならないように、少し現実離れしたビル群を背景にしました。

2月

ネジの質感を出すために、ネジを入れるバットは少し綺麗めにしてあります。

なんでシブヤブロックにスカイツリーがあるのか?その経緯は画像や前後のツイートから読み手の方々が勝手に想像してくれたら嬉しいです。

SFっぽい描写が続いていたので、バランスを取るために街中の画像を投稿しました。
ドラミ@裏アカの22世紀の世界は縦方向に建物が積み重なった立体都市をイメージして作っているので、そこら中に階段があります。

暗い写真ばかりでわかりにくいので、試しにフラッシュを焚いて撮影してみました。
自撮りっぽさは増した気がします。

私のミスで賞味期限が2031年とかなり近未来になっています。
数字を訂正して上げ直すと作り物っぽさが出てしまうと思ったので、ドラミが印刷ミスをしたということにしてストーリーを進めることにしました。

すりガラスを用いた表現がやってみたかったので、ドア越しのシャワーシーンを撮影しました。

自動販売機から電気を盗んでいます。

ドラミが仰向けになった状態でカメラを逆さ向きにして撮影しています。

ドラミの住む場所を低い位置、高級住宅地を高い位置に配置しそれぞれを茶色と青で塗り分けることで貧富の差を表しています。

3月

弐瓶勉先生の「シドニアの騎士」を読んだ直後だったので、よくわからない建物になっています。
先の見えない不安感が伝わればいいなーと思ってます。

古い都市の上に新しい都市を築いているという世界観なので、地下には昔の施設が埋まっています。

基本的には古い地名が漢字表記、現役で使われている地名はカタカナ表記というふうにしています。

風景写真が連続していたので、自撮り写真を挟むことにしました。

お墓といえば神社よりお寺のイメージが強いかと思いますが、宗教的な図柄を入れたかったので神社の方にしました。

ミナトブロックの住宅地です。
私の勝手なイメージでミナトブロックはお金持ちそうだと思っているので、今までよりも清潔な建物にしました。

4月

同じ物がズラッと並んでいるとディストピアっぽいかなと思い並べてみました。

「金属供出」と言うとちょっと直接的すぎる表現だと思ったので、「金属徴収」というあまり使わない表現を使用しました。

友達いたんだなぁと思いながら撮影しました。

古い水道をそのまま通路として使っているイメージで作りました。
下の方には今も水が流れていて電灯の灯りを反射しています。

少し変わった写真が撮りたかったので合わせ鏡にしてみました。

ドラミの身長だと一般的な手洗い場に手が届かないため、台に乗って手を洗っています。

春なので桜に絡めた画像が作りたいなぁと思い撮影しました。

辛そうなツイートが続いていたので、ディストピアっぽさを出しつつも楽しげな写真になるよう心がけました。

SFっぽい画像が続いていたので、街中の写真を投稿しました。
かなり細かく作り込んだのですが、ちょっと暗すぎてわかりづらかったかなと反省しています。

一つ前のツイートで背景の一要素として作った看板です。
暗すぎてよく見えなかったので、もったいないと思い単体でツイートし直しました。

野外ビジョンを眺めるドラミです。
彼女が何を考えているかは、読み手の方々が勝手に想像してくれればいいかなと思っています。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ドラミ@裏アカはこれからもゆるゆると更新していく予定なので、気になった方は是非フォローしてドラミの生活を覗いてみてください。



8/2追記
まとめとして更新したツイートを載せておきます。

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