熱電対IC(J)とCA(K)とでは感知温度差がどのくらいある?また熱起電力はどのくらい?
【10.要素~技術・ノウハウ集】
【02.熱電対(温度センサー)編】
【01.熱電対IC(J)とCA(K)との温度換算値&熱起電力】
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プラスチック金型にて、ホットランナー仕様型では、必ず熱電対(温度センサー)を使用します。
プラスチック金型では、一般的に熱電対(温度センサー)は、
IC(J TYPE)かCA(K TYPE)が使用される事が殆どです。
熱電対のICとCAとでは、そもそも使用温度範囲が異なり、最高使用温度も異なります。
そこで、熱電対ICとCAとでは感知温度差がおおよそどの程度あるか?
ご存じでしょうか?
またICとCAとでの温度換算値、また各々熱起電力がどの程度か?
把握されていますでしょうか?
現在は、ホットランナーヒーターの温度を制御する、温度コントローラーは、熱電対ICとCAの切り換え設定が可能となっている物が殆どですが、
~例えば、射出成形工場に、切り換え設定の出来ない温度コトンローラーしかない場合~
■以下の状況の場合、
①温度コントローラーの熱電対感知TYPEが、IC設定しか出来ない。
↓
この温度制御基板での画面表示温度にて、成形時、ヒーター温度
調整実施する事になる
②金型内のホットランナーの熱電対が、CA TYPEのセンサーが
取り付いている
と言う事は、
◆「温度コントローラー側の制御はIC TYPE」、「金型側はCA TYPEの
センサー取付」
そこで疑問!、
◆「温度コントローラー側の画面表示温度設定値は、○○℃だけど、
金型内のヒーターの実際の温度は一体何度になっているの???」
この様な場合、
ICとCAとでの感知温度差、温度換算値等をおおよそでも把握されていないと、実際の成形にて、適切な金型内ヒーター温度調整制御が出来ず、まともに成形が出来なくなってしまいますね。
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樹脂溶融温度にも影響を与え、
結果、樹脂流動性、充填性、製品意匠性、成形不良、製品品質等に影響を与え兼ねませんね。
では、上記①、②のIC⇔CA TYPEの逆の組み合わせパターンも含めて、
以下にて、温度換算値、熱起電力等、順序立って算出し、説明させて頂きたいと思います。
実成形するにあたり、知っておいて損はないですよね!
<1.熱電対、熱起電力とは?>
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