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イノベックス袋井工場-地中熱化計画-『イノベックスが推進する地中熱システムによる提供価値と未来像とは?』(Part4 of 4)

8.地中熱事業の普及のためにイノベックスの社員に持ってもらいたい姿勢

イノベックス ダイオ袋井工場

私たちイノベックスでは、数年前からSDGsに取り組んでおります。
まずは部長や役員でSDGsへの取り組みの意義や方向性を討議し、取りまとめたうえで、全社員に発表しました。

その後、社員の中から有志を募り、SDGsを推進する事務局を立ち上げました。

その事務局は3つの分科会に分かれ、それぞれにSDGsの活動を展開しております。

そのため、イノベックスの社員には、各分科会が展開する活動に興味・関心をもってもらい、まずは小さなことでも構わないので、サステナブルな事業運営に貢献するような取り組みに参加してもらえればと願っております。
そして、できることなら、家族や友人にイノベックスのSDGs活動や地中熱事業を紹介したり、話題にしてもらえればありがたいと願っております。

9.地域にお住まいの皆様や企業様との今後のお付き合い

まずは生産拠点(工場)のある茨城県の古河市、静岡県の袋井市と掛川市、そして今年度4月から仲間入りしてくれた株式会社エイゼンコーポレーションがある群馬県の前橋市などの現地の自治体と、SDGsや環境保全の取り組みで連携(タイアップ)や情報提供を強めたいです。

自治体の側も興味を持っているテーマですので、タイアップをしながら、知名度を高めて、地域に住む方々の問題解決、課題解決、課題の達成など、そうしたものに少しでも寄与していけるといいなと思います。

また、各拠点が所属する地域の工業団地や組合に対し地中熱事業の魅力について情報提供し、大空間の付加価値向上、エネルギー経費削減、温室効果ガスの低減にご興味がおありの方々に勉強会や説明会などを開催してゆくつもりです。

さらには、事業運営の拠点を提供して頂き、お付き合いさせて頂いている地域社会の皆様に対しては、地中熱事業に真摯に取り組み続けることで貢献し、日頃のご恩に対しまして少しでもお返しをさせて頂ければと思います。

10.地域の小中学生のお子さんたちへ贈る言葉

株式会社イノベックス 代表取締役 兼 執行役員 浅見 昌之

モノ作りやサービスのご提供に共通することは、まずはお客様の問題、課題、欲求を理解することから始まると思います。

こちらから売りたいものや、提供したいサービスをお客様に押し付けるような一方的な情報提供は、独りよがりに終わる恐れがあります。したがって、問題や課題や欲求についてのお客様の話を、まずはよく聴くことが必要です。「7割はお相手の話を聴く、こちらが話すのは3割にとどめる」といった姿勢が大切だと思います。

つまり、喜ばせたい相手の方の話をよく聴くことがまずは出発点になります。その次は、実際に問題の解決や課題の達成、欲求を満たしてあげることをいかにするかが課題になります。

しかし、それがあるからこそモノ作りの面白さがありますし、サービスを考えつく面白さがあるのだと思います。お客様の問題や課題を解決するモノやサービスのご提供には、創意工夫を楽しめることが大切だからです。

確かに、モノ作りにあたって世紀の大発見を志すのも、それはそれで良いことなのではないかなとも思います。そこは夢を持って、「大きな発明をするんだ」ということを続けてもらえればなぁと願っております。

他方、多くの場合は、世の中に既にあるモノを素早く適切に組み合わせることで、問題の解決や課題の達成、欲求を満たしてあげることなどを実現して差し上げられると思います。

つまり、身近なイノベーションを引き起こすこともできるのです。私たち株式会社イノベックスが「異なる素材を組み合わせて革新的な製品を作り出す」という“Integration for Innovation”を企業理念として掲げているのも、そういう理由からです。

だからこそ、是非とも色々なことに興味を持ち、見聞きして頂きたい。そして、日頃から、問題、課題、欲求の解決に何と何を組み合わせると、喜ばせたい人が喜んでくれるかなぁということを考え続けてみてほしいと思います。

そのようなことを考え続ければ、本当に世の中に面白いインパクトを残せるようなことを皆さんが達成できると思います。

ぜひ、そんな面白さを追求してみてください。

課題解決のための突破口がどうやったら開けるかについて、日頃から考え続けてみると面白いと思いますよ。

世の中のお役に立てる身近なイノベーションを、必ずや、君たち、あなたたちなら起こせます。

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