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tonic vision. #03 「Perspective Stereo Panner」

invisicotonの持つ様々な"音の現場"経験から、あったら便利&ユニークなMax for Live デバイスをデザイン・開発していく部活動。
「tonic vision.」先週に引き続き、第三弾リリース!

Perspective Stereo Panner

Perspective Stereo Pannerは音を立体的に動かすことが可能な、オーディオエフェクトタイプのmax for liveデバイスです。

このデバイスにはマニュアルモードの他に、3種類のオートパンニングアルゴリズムが搭載されています。

また、それらと他にJETとMSという2つのパラメータも用意されています。

Manualモード

Manualモードを選択している場合は、XYの座標にを指定することで音の定位を指定することができます。

画面中央のXYパッドと右側にあるX・Yそれぞれのダイアルは相互に連携します。

オートメーションを書く場合は、Manual X、Manual Yの項目に座標を記述します。

Random Cycleモード

Random Cycleモードを選択している場合は、FreqとRangeという2つのパラメータにより、音の動きを指定することができます。
画面右側にある、Freqダイアルで移動速度、Rangeダイアルで、移動のダイナミックさを指定できます。

したがって、Freqの値が大きくてRangeの値が小さい場合は、小刻みに早く音を動かすことができます。

Random Rollモード

Random Rollモードを選択している場合はFreqとRadiusという2つのパラメータにより音の動きを指定することができます。
画面右側にあるFreqダイアルで回転速度、Radiusダイアルで中心からの距離を指定できます。
回転しながら近づいたり遠ざかったりしたい場合はこのモードを使用します。
Freqダイアルは+の値だと左回転、-の値だと右回転となります。

Random Aroundモード

Random Aroundモードを選択している場合はRangeとMinimumという2つのパラメータにより音の動きを指定できます。また、invert modeというスイッチがあります。

このモードでは音は常に一定の距離で回転することになります。Rangeダイアルにより回転速度を指定し、Minimumダイアルにより、回転速度の最小の値を決定します。Rangeダイアル、Minimumダイアルは、いずれも値が大きいほどゆっくり移動します。

Invert modeスイッチが音のときは、一定の条件下で音が逆相になります。スイッチをオンにするとより立体的な音像を作ることができます。

JETダイアル

画面左にあるJETダイアルは、どのモードでも使うことができるパラメータです。JETダイアルの値を増やしていくと、音像の移動とともに、フィルターの効果を付加することができ、より音が移動しているという印象を強めることができます。

MSダイアル

画面左にあるMSダイアルは、中心からの距離に応じて音量を操作することができるパラメータです。
0%であれば、すべての場所で同じ音量になります。プラス方向にダイアルを回すと、中心から遠ざかるに従って音量が小さくなっていきます。マイナス方向にダイアルを回すと、中心に近づくに従って音量が小さくなっていきます。

JETダイアルとMSダイアルを用いることで音に臨場感のある演出を施すことができるでしょう。


ダウンロード

こちらのリンクより購入可能です。
是非お試しください!


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