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背伸び
17歳、20歳、23歳。
自分の心と年齢が合わない感覚がどんどん明瞭化している。
なんとなく人より周りが見えていなかったり、いつも背伸びしてついていく感覚だったり。
最近気付いたのは、完璧主義の私は自分が周囲より出来ないのを許せなかったから「しっかり者」として見られようと頑張っていたんだなということ。
幼稚園の頃の出席のーとを見ると、担任の先生からは「頑張り屋さんのしずかちゃん」と書かれていて、学級委員長や何かしらの代表をやったりと人より出来る人であろうとしたけど、それはずっと褒められると安心できたからだと思う。
褒められて伸びるタイプだとずっと思っていたけど、ただ、人より出来ない自分が許せないのと褒めれるには人より出来ていないとだめという、漠然とした馬鹿な呪いにかかっていて、それから気付いて抜け出すには一度落ちてしまうしかなかったのかもしれない。
でもそうやって頑張らないと、ついていけない気がする。丁度いい生き方が今更分からない。ずっと走ってきたのに、急に足を緩めるなんてことできない。
だから落とし穴に落ちてちょうど良かった。
得たものも無いわけじゃないし、今できることと言えばこれ以上落ちないようにへばりついておくくらいしかないけど、しばらくはそうしていると思う。