なぜ桃太郎のおじいさんは「しばかり」に行ったのか
国民的物語である「桃太郎」。冒頭でおじいさんは山にしばかりに行きますが、別にゴルフ場を経営しているわけではなく、「柴刈り」に行ったわけです。柴刈りとは以下の通り。
つまりは燃料にする枯れ枝を集めていたわけです。枯れ枝だけでは燃料には物足りないですから、薪や炭も集められていたようです。
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面白い資料があって、1955年当時までは、家庭用燃料というと薪や炭だったようです。もちろん化石燃料としての石炭(練炭・豆炭)もありましたが、薪がまだ主流だったようです。
そこから一気に高度経済成長期に入り、化石燃料が主流になっていきます。
化石燃料は確かに効率は良いんでしょうが、CO2などを排出するので地球には厳しめ。一方の薪や炭はバイオマス燃料なので、低炭素社会には必要になります(仮にCO2が発生しても、植林すればCO2を吸収してくれる)。
サステナビリティ(持続可能性)という概念がありますが、バイオマス燃料を増やしていけば、社会の持続可能性も高くなるのではないか。そんな記事もありました(出典)。
個人的には化石燃料は今後も使われる気がしますが、バイオマス燃料にも注目していきたいと思った次第です。
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