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なぜ街の時計には「秒針」がないのか
街を歩いていて、ふと思ったことがあります。それが、「なぜ街に設置されている大きな時計には『秒針』がないのか」ということ。ちょっとしたことではありますが、気になりました。
せっかくなので、この謎について調査開始。すると、以下のような記述がありました。
腕時計の秒針は細く、軽量にできているため小さな力で動かすことが可能だが、時計は大きくなればなるほど針の重さも増してしまい、垂直方向からの重力も大きくなる。特に時分針とは違い常に秒単位で運針を続ける秒針の場合は、さらに負荷が大きくなりその重力に耐えきれず針を動かすことができなくなってしまう恐れが出てくる。そのため街中に設置されるような大時計には秒針が設けられていないのだ。
ということで、時計自体が大きいと、重力に耐え切れなくなり動かすことができなくなるから、というのが答えのようです。
なお、針が下りに向かう時(1時~5時)であれば、自重による力も加わって針を動かせるそうですが、7時~12時までは重力に逆らって針を持ち上げる必要があります。よって針の速度が遅くなってしまうとのこと(上記サイト参照)。毎秒の運針力を一定にするためには、それに対応する複雑な機構が必要になってしまうと言います。コストもかかりますし、そのため秒針がはじめから無いようです。
複雑な仕組みをつくってまで秒針は必要とされない、ということでしょうね。
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