『ひらけ! ポンキッキ』の「ひらけ」ってどういう意味?
1973年から1993年まで放送されていた『ひらけ! ポンキッキ』。若い世代の人は『ポンキッキーズ』のほうが馴染みがあるのかもしれませんが、我々アラフォー世代は『ひらけ~』のほうを観ていました。確か朝に放送していたんですよね。『ウゴウゴルーガ』の後に放送されていたような気がします。
さて、そもそもの疑問ですが、『ひらけ! ポンキッキ』の「ひらけ」とはどういう意味なのでしょうか。気になったので調べてみました。
佐藤卓己『テレビ的教養:一億総博知化への系譜』という本には、以下のように書かれています。
1973年4月から放送開始された《ひらけ! ポンキッキ》(1993年9月まで)の「開け!」は、アリババが唱える「オープン・セサミ(ひらけゴマ)!」の呪文に由来している。
佐藤卓己『テレビ的教養:一億総博知化への系譜』p191
なぜ「ひらけゴマ!」が由来なのか。これは、ポンキッキのプロデューサーであった野田昌宏氏が「セサミストリートの良い所を徹底的に盗んでやろうと思いました。スタッフにもそう指示したんです(同p191)」と述べている通り、「オープン・セサミ(ひらけゴマ)」が元ネタとなっているセサミストリートから「ひらけ!」だけを拝借したということなのだそうです。
ちなみにポンキッキとはどういう意味なのか。Wikipediaには「当時のフジテレビ社長の浅野賢澄(元郵政省事務次官)は小説を書くのが趣味で、自作の小説内に登場させた『ポンキッキ博士』の語呂が良かったので、そのまま番組名に採用した」とあります。出典が『なるほど!ザ・ワールド』のクイズとなっていますが、いつの放送回であるかまではわかりませんでした。宮城県図書館の資料にも該当箇所は見当たらず。フジテレビの問い合わせの箇所には「過去の放送していた番組へのメッセージ投稿は一時的に受付を休止しております。」とあり、放送局への問い合わせもできず終い。フジテレビに関係者がいれば、過去のアーカイブで確認できるんですがね…。
ポンキッキの由来の裏を取りたいのですが、とりあえずは今回はここまで。次回までにリサーチを進めていきたいと思います。