石橋貴明が視聴率とめちゃイケを語る
筆者はYouTubeをよく観るのですが、世代的には「とんねるず」「めちゃイケ」世代。タカさんがめちゃイケに言及しているのには反応せざるを得ず、今回記事を書きました。
こちらはナイツ塙さんのYouTube番組なのですが、テーマは「芸人を野球選手に例えたら!?」というものでした。しかし、筆者的にハマったのは、タカさんがめちゃイケの視聴率について言及した箇所。
タカさんによれば、『とんねるずのみなさんのおかげです(おかげでした)』で視聴率を30%超えたことは無かったそう。最高で29.5%と、あと0.5%足りなかったのだとか。
一方、30%を超えたお笑い番組が『めちゃ×2イケてるッ!』でした。Wikiepdiaによれば、2004年10月9日放送分で脅威の33.2%を超えています(参考記事)。タカさんも動画内で、悔しさを感じつつ「よくお笑い番組でやってくれた」と称賛していました。
いまでは30%を超えるバラエティを作るのは至難の業でしょうが、あの頃のバラエティ、めちゃイケは特に面白かったと感じています。
2004年というと、「七人のしりとり侍」の5年後あたりなので、すでに「バラエティがいじめにつながる」と各方面から叩かれていた時期。BPOができたのが2003年なので、その1年後にあたります。そんなバラエティ冬の時代がはじまりつつあった頃に30%超えを果たしているめちゃイケは、まさにお化け番組でした。
めちゃイケの面白さは、メインキャストの岡村さんがお笑い番組とは思えないくらいの努力をし、乗馬やライオンキング、SMAPコンサートなどに果敢に挑んでいくドキュメンタリーな面もあったからだと思います。岡村さんの元来の真面目さが如実に表れていた番組と言えるでしょう。
ドキュメンタリーな面を見せつつ、最後に大ボケ(岡村さんが勘違いに気づく、ほかのメンバーが忘れ去られていた)があるからこそ、それまでのドキュメンタリーがすべて「フリ」として機能していました。そこがまた面白かったのでしょうね。
いまやああいう番組は地上波ではできないんでしょうが(気づいたらYouTubeも対談番組が多くなっていた笑)、しっかりとバラエティなものを年末年始あたりに観てみたいものです。