細川護熙の家系を調べてみたら
細川護煕さん。元首相として有名ですが、苗字からもわかるとおり、あの細川氏の子孫です。もともと熊本県知事だった方ですが、ご先祖様も江戸期に同じ地域を統治していたというあたり、歴史好きとしては胸が熱くなるポイントです。
これだけでも面白いのですが、さらに興味深い事実があります。細川氏は室町時代の三管領(細川氏・斯波氏・畠山氏)で足利家一門、清和源氏足利氏流ということになります。清和源氏というのは、第56代清和天皇の皇子・諸王を祖とする源氏氏族です。ということは、大昔は天皇家まで遡れるわけです。
一方、護煕さんの母方の祖父は近衛文麿。近衛文麿は五摂家・近衞家の第三十代目当主です。五摂家とは、鎌倉時代に成立した藤原氏の嫡流で公家の家格の頂点に立った五家(近衛家・九条家・二条家・一条家・鷹司家)のこと。つまりは藤原氏の直系です。藤原氏というと藤原道長が有名ですが、藤原氏は藤原鎌足を祖とする神別氏族であって藤原鎌足は生前中臣鎌足と呼ばれていました。中臣鎌足といえば、大化の改新を推進しようとする中大兄皇子(のちの天智天皇)の側近として歴史で習います。
まとめると、父方はもともと天皇家、母方はその天皇家の側近ということになります。だいぶ端折ってますが。世襲議員なんてなんのその。この血統は比類なきものなのです。
しかし細川護熙さんの系譜を見ると、池田氏やら島津氏やら前田氏やら井伊氏やら、どっかで聞いたことのあるビックネームばかり登場するんです。これは研究し甲斐がありますね。もう少し調査してみたいと思った次第。
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