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NBAのスリーポイント問題、 ZelleがVenmo & Cash Appを圧倒、JPモルガンCEOのリモートワーク批判


本日のポイント

  1. NBAのスリーポイント問題と経済学的解決策

  2. ZelleがVenmo & Cash Appを圧倒—年間1兆ドルの取引量

  3. JPモルガンCEOジェイミー・ダイモンのリモートワーク批判


2. NBAのスリーポイント問題は経済学で解決

NBAのテレビ視聴率が18%減少しており、スリーポイントの乱発がその一因とされています。

ポイント

  • スリーポイントの急増

    • 25年前:1試合あたりのスリーポイント試投数は14本

    • 現在37本に増加。

    • ボストン・セルティックスは1試合平均48本のスリーポイントを放つ

  • なぜこうなったのか?(期待値計算)

    • スリーポイントの成功確率:36%

    • ツーポイントの成功確率:40%

    • 3ポイントの方が得点期待値(1.08ポイント: 成功確率x得点)が高いため、数学的にそれが最適戦略となった

    • その結果、ゲームが予測可能で単調になり、視聴者の興味が薄れた

  • 解決策(経済学的アプローチ)

    • スリーポイントラインを後ろに下げる

    • スリーポイントの得点を2.5点にする

    • 1試合のスリーポイント試投回数に制限を設ける

まとめ

この事態は経済学で言う「市場の失敗」、NBAはこれを是正する必要がある。

  • 市場(ゲーム)の「見えざる手」によって数学的最適化が進んだ結果、試合がつまらなくなるという逆効果が発生

  • MLBが「シフト」を規制したように、NBAもスリーポイントに規制を導入するべき


1. ZelleがVenmo & Cash Appを圧倒—年間1兆ドルの取引量

Zelleの取引総額が年間1兆ドルを突破し、Venmo($PYPL)とCash App($SQ)の合計を上回る規模に達しました。

ポイント

  • Zelleの規模

    • 利用者数:1億5100万アカウント(Venmoは6000万、Cash Appは2400万)。

    • 取引量はVenmoとCash Appの2倍以上

  • Zelleが勝っている理由

    • JPモルガン($JPM)やバンク・オブ・アメリカ($BAC)など7大銀行が所有

    • 銀行口座と直接リンクしており、手数料なしで即時送金が可能。

    • 2,200以上の銀行がZelleネットワークに参加し、P2P送金のデフォルトになりつつある。

まとめ

Zelleは「ジョブ理論(JTBDフレームワーク)*」がはまった典型例。

  • ユーザーは送金時にVenmoの絵文字やSNS機能は求めていない

  • シンプルで素早く、確実に送金できることが最も重要であり、Zelleはそれを提供している。
    *ジョブ理論について:https://schoo.jp/matome/article/1673


3. JPモルガンCEOジェイミー・ダイモンのリモートワーク批判

JPモルガン・チェース($JPM)のCEOジェイミー・ダイモンが、リモートワークに対して辛辣な発言をしました。

ポイント

  • ダイモンの発言

    • 「Zoom会議では誰も集中していない」

    • 「金曜のリモートワークは完全に無意味」(誰とも連絡が取れない)。

    • 「俺は週7日働いている。嫌ならJPモルガンを辞めればいい」

  • 矛盾点

    • JPモルガンは、投資銀行部門での過労死を受け、勤務時間を週80時間に制限したばかり。

    • ダイモン自身は「週7日勤務」と発言しており、方針との整合性が取れていない

  • リモートワークの現状

    • 68%の企業がオフィス出社の要件を強化

    • Amazon($AMZN)は週5日出社を義務化

    • しかし、オフィスの席が足りず、従業員が不満を抱えている

まとめ

「20代のキャリア投資で最も価値があるのは通勤時間」かも?!

  • 若手社員にとってオフィス勤務は、スキル習得・人脈形成・ビジネスマナーの向上に不可欠

  • リモートワークはベテランには有利だが、若手には学びの機会を奪う


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  1. Patagoniaの特集エピソード(近日公開予定)

    • 創業者イヴォン・シュイナードは、かつて「Patagonia製品を買うな」と発言。

    • フリースジャケットのデザインは、実は便座カバーから着想

  2. Apple($AAPL)のヒューマノイドロボット開発の噂

    • 家庭内を移動するロボットを開発中

    • ピクサーのランプと人型アシスタントの融合的なデザイン

  3. 1月の寒波で米国の小売売上が急落

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  4. ゴールドの裁定取引(アービトラージ)

    • 関税の影響で、ヨーロッパの金価格が米国より20%安い

    • トレーダーが金の延べ棒を手荷物として運び、利益を得る動きが活発化


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