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ハイクアインターナショナルは怪しいのか?口コミ・評判と実態から調査

ハイクアインターナショナルは資金調達に出資してくれた方へ、年12%の配当を行うと謡う企業。

関連企業であるSAKUKO Vietnam co ltdへ事業融資し、融資の利息分がハイクアインターナショナルの利益となります。

ちなみに年12%の配当は固定制で変動はしないとのこと。

利回りだけを見ると悪くはない投資に思えますが、ハイクアインターナショナルに対して「怪しい」と感じる方は少なくない模様。

なぜハイクアインターナショナルが怪しいと思われているのか?そして、出資する価値はあるのか?

会社実態や口コミ・評判から調査していきます。

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合同会社ハイクアインターナショナルの概要

ハイクアインターナショナルとは2023年に設立された日本の運用会社です。

ベトナムの関連会社である「SAKUKO Vietnam co ltd」へ事業融資することで、利益を得るという運用スタイル。

ハイクアインターナショナルがSAKUKO Vietnam co ltdへ融資した貸与金の利息がハイクアインターナショナルの利益となります。

出資者はこの貸与金の利息を配当として受け取る流れです。

ハイクアインターナショナルの投資モデル

厳密に言うと、出資者はハイクアインターナショナルの社員権を購入する必要があります。

原則多数の人から資金調達を行う場合、金融商品取引業の登録が必要です。

しかし、合同会社の社員権を販売する分には金融商品取引業の登録が必要ありません

そのため、近年では合同会社という形で資金調達を行うケースが増えてきているわけですね。

ハイクアインターナショナルの特徴

ハイクアインターナショナルには大きく分けて2つの特徴があります。

年利12%の固定リターン

ハイクアインターナショナルは年4回(3月、6月、9月、12月)に3%ずつ、年合計12%の金利を受け取れる仕組みです。

利回りは変動制ではなく、固定になっています。

運用結果に影響されず、固定で年利12%もらえるのは嬉しいところですね。

また、運用方法は配当金を毎回受け取り、元本は変わらず運用する単利運用。

配当金は受け取らず、元本に追加して運用を続ける複利運用どちらも可能になっています。

ベトナムで事業展開

すでに触れているようにハイクアインターナショナルは、ベトナムで事業展開する関連企業へ融資することで利益を得ています。

なぜベトナムなのかと言うと、ベトナム経済の成長性を見込んでの戦略とのこと。

ここ最近ベトナムの経済成長はすさまじく、GDP(国内総生産)は右肩上がりを続けています

ベトナムが経済成長している背景にあるのは、人件費の安さ。

世界的企業がベトナムの人件費の安さに目を付け、ベトナムへの進出を進めています

その結果、ベトナムでの雇用が拡大。

そして、雇用が拡大したことにより所得が増加し、経済活動が活発になってきているわけですね。

このような背景もあり、ハイクアインターナショナルはベトナム事業に融資しているようです。

ハイクアインターナショナルが怪しいと言われる理由

ハイクアインターナショナルに対して怪しいという声も少なくありません。

ではなぜハイクアインターナショナルに怪しいという意見が出ているのか。

理由を調べてみると、「年利の高さ」や「社員権スキーム」に主な要因があるようでした。

年利の高さ

ハイクアインターナショナルの年利12%という利回りの高さが怪しいという意見もあるようです。

ハイクアインターナショナルが年利12%を実現できている背景には、ベトナムの経済事情が関係しています。

というのも、ベトナムの融資金利は日本よりも高く10%前後、その為12%というリターン目標を掲げるのはそれほど珍しくないとのこと。

つまり、経済成長著しいベトナムにおいて年12%以上の成長を遂げるのは、そう難しいことではないということなのでしょう。

また、ベトナムの人口比率は全人口の約65%が60歳以下とのこと。

中でも20代~30代の若者世代の人口比率が高く、言ってしまえば働き盛りの世代が多くなっています。

そのため、さらなる経済成長に期待できるという側面もあるようです。

しかしながら当然ビジネスに絶対はありません。

融資先であるSAKUKO Vietnam co ltdのビジネスが、必ずしも上手くいくわけではないです

そこは頭に入れておいた方が良いでしょう。

社員権スキーム

合同会社ハイクアインターナショナルは、自社の社員権を販売するという形で出資を募り、資金調達を行っています。

これを社員権スキームと言ったりするのですが、この仕組み自体に怪しさを覚える方も少なくありません

社員権スキームに関しては過去に「合同会社エクシア」が事業破綻し、出資者たちが裁判を起こすという事件がありました。

この事件がきっかけとなり、社員権スキームに対して怪しいという声が多数上がるようになってしまったわけですね。

ハイクアインターナショナルとエクシアは運用方法が全く違うとはいえ、同じ社員権スキームであることに変わりはありません

そのためハイクアインターナショナルにも怪しいという声が上がるようになってしまったのでしょう。

ハイクアインターナショナルの口コミ・評判

ハイクアインターナショナルは2023年に開設されたばかりということもあってか、出資者による口コミ・評判は一切確認できませんでした

つまり、謳い文句通り年利12%の配当が本当に受け取れているのかは不明です。

大事なお金を預ける以上、実際に出資している人が何をどう感じているのか参考にしたいと思うのは当然。

ただ、最近は運用会社に頼らずとも、投資で成功する難易度は下がってきています。

その一因となっているのが、有益な情報を配信する個人投資家の増加。

中には「億を稼いだ手法を無料で公開」している個人投資家もいますし、それを参考に資金7.7倍を達成した方もいますしね。

資金を預ける必要はなく、自分の手元で運用できるという所も安心材料にはなるでしょう。


配当金には税金がかかる

ハイクアインターナショナルのような社員権スキームの場合、配当金は雑所得に分類されることが多いようです。

雑所得は他の給与所得や事業所得などと合算された総所得に応じて課税されます。

つまり所得が増えると税率も上がり、結果的に高い税率が適用されてしまうわけですね。

最高税率は55%にも上ります。

高い税金を払ってまで社員権スキームに出資する価値があるのでしょうか。

一方で株式投資は申告分離課税のため、税率は20%ほど。

利益を狙うのであれば、株式投資など他の金融商品に投資した方が効率的ではあるでしょう。

SAKUKO Vietnam co ltdの会社情報

SAKUKO Vietnam co ltdは2011年にベトナムで設立された起業です。

当時は日本製ベビー用品の卸売りを中心に行っていたようです。

その後は「SAKURA HOTEL」や「BEARD PAPA」「SAKUKO STORE」などを展開。

特にSAKUKO STOREは現地で認知度を急上昇させています。

現地の日本人の方を中心に重要は多いようですね。

現在はグループ全体の売り上げは30億円にも上るとのこと。

2025年にはベトナム国内で上場をするべく、現在申請中のようですね。

また、今後のビジネス展開として、スーパーマーケット事業・リネンサービス・牛肉加工事業への進出が決まっています

梁秀徹の経歴

ハイクアインターナショナルとSAKUKO Vietnam co ltdの会長を務めているのは、梁 秀徹(ヤンスチョル)氏

大坂出身48歳
2011年 小売り業を皮切りにベトナム進出
以降、ホテル・飲食等、複数の事業を展開
2024年現在、グループ企業の総年商は30億円を超える
2012年 韓国大坂青年会議所(JC)会長歴任

ハイクアインターナショナルより引用

現在はシンガポール在住の梁 秀徹氏。

ベトナムや日本、その他の国を行ったり来たりするような生活を送っているとのこと。

以前は父親が経営していたパチンコ会社を経営していたとのことですが、パチンコという業界に誇りが持てず、一念発起して今の会社を立ち上げたようです。

今はハイクアインターナショナルの会長を務める他、実業家としてセミナーに登壇もしています。

ハイクアインターナショナルへの出資方法やルール

ハイクアインターナショナルには出資前に知っておきたいことがいくつかあります。

最低投資額

ハイクアインターナショナルの最低出資額は500万円~です。

最低投資額は1000万円~というヘッジファンドが多い中、ハイクアインターナショナルはお手軽に出資が可能。

お手軽と言っても500万円という金額ではありますが。

ちなみにハイクアインターナショナルの出資には手数料はかからないとのことです。

ロックアップ期間

ハイクアインターナショナルにはロックアップ期間がありません

ロックアップ期間とは一定期間資金の引き出しが制限される仕組みです。

このロックアップ期間があることにより、ヘッジファンドは安定した運用ができますが、投資家にとっては資金が高速されるというデメリットがあります。

ロックアップ期間がないというのは、投資家からすれば嬉しいですよね。

事業報告会

ハイクアインターナショナルは年1回、出資者に向け事業報告会を開催しています。

この事業報告会ではSAKUKO Vietnam co ltdの事業収益などの情報を聞けるようです。

ハイクアインターナショナルに出資する流れ

ハイクアインターナショナルに出資するには、面談が必須となっています。

  1. サイトから問い合わせ

  2. 面談の日程調整

  3. オンライン面談

  4. 契約・入金

出資までには以上の4ステップを踏む必要があります。

不明点など質問があれば、面談時に解消しておいた方が良いでしょう。

運用会社への投資に向いている人

そもそもハイクアインターナショナルのような運用会社への投資には向き不向きがあります。

自分に最適かどうか出資する前に確認しておきましょう。

長期的な視点を持てる人

ハイクアインターナショナルの年利は固定で12%となっているため、それ以上の爆発的なリターンはありません

そのため、短期的な利益に左右されず、数年単位での運用を視野に入れて投資を続けられる忍耐力が必要です。

逆に短期・中期での利益を狙うのであれば、運用会社以外に投資した方が効率的

それに最近は有益な情報を配信する個人投資家が増えていますからね。

中には「億を稼いだ手法を無料で公開」している個人投資家もいますし、それを参考に資金7.7倍を達成した方もいます。


分散投資を考えられる人

運用会社への投資は分散投資の一環として利用することで、ポートフォリオ全体のリスクを軽減する役割を果たします。

例えば、ヘッジファンドは市場全体が下落している局面でも、独自の投資戦略でリターンを狙うことができます。

そのため、株式や債券など他の金融商品に投資している人がリスク分散を目的としてヘッジファンドを選ぶことが多いです。

単独で運用するよりも、複数の金融商品に分散して運用する人に適しています。

【まとめ】ハイクアインターナショナルが怪しいと言われる理由

固定年利12%の配当を得られるという謳い文句で資金調達を募っているハイクアインターナショナル。

怪しいと思われている理由を調べてみた所、多くの被害者を生んだ合同会社エクシアと同じ「社員権スキーム」を採用している点が大きく影響しているようでした。

また、ハイクアインターナショナルに関しては出資者による口コミ・評判が一切確認できませんでした。

つまり、本当に年利12%の配当が受け取れるのかどうかもわからない状態。

実際に投資するかどうかの判断は、口コミ・評判が確認できるようになってからでも遅くはありません。

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