【2022年10月】スルガ銀行 不正融資まとめ その3 「投資と詐欺 編集部」
今回のまとめはスルガ銀行と元執行役員の麻生氏との間に起こった裁判です。麻生氏が自身の懲戒解雇が不当だとして、スルガ銀行を訴えた事件に関して、スルガ銀行側の主張、麻生氏側の主張、その判決について纏めています。この裁判の行方は今後、どうなるのでしょうか?
スルガ銀行の元営業トップとスルガ銀行が骨肉の裁判!裁判記録からみる驚くべきスルガ銀行の実態
麻生裁判とは、スルガ銀行の売上・利益の8割を占める個人向け不動産ローンを率いた麻生治雄氏がスルガ銀行不正融資事件の戦犯として事実上クビにされたことを不服として、スルガ銀行を訴えた裁判です。投資と詐欺編集部では、不正な融資が横行した事実を経営幹部たち自身が認め、責任の所在を争い証言を行った裁判記録を入手し、実際に裁判を傍聴した方にも取材を行いました。外部からの批評ではなく、当事者たちの発言からスルガ銀行不正融資事件を語っているその一端を見ていきたいと思います。
血みどろの反論、スルガ銀行の元営業トップがスルガ銀行と裁判所で争った内容とは
2018年11月、スルガ銀行は当時の営業部門の執行役員であった麻生治雄氏を、スルガ銀行不正融資の「戦犯」として解雇処分にしました。麻生氏はスルガ銀行を地銀としては異例の個人向け不動産ローン分野での業務を通じて10年以上巨額の売上と利益をスルガ銀行にもたらした中心人物です。営業の中枢にいた麻生氏ですが「いきなりの解雇」を不服として、スルガ銀行を相手取り、解雇不当の裁判を起こしています。前回スルガ銀行側が麻生被告に責任があると主張した内容を取り上げましたが、今回は、麻生被告がスルガ銀行に対して行った反論を取り上げていきます。
スルガ銀行不正の暗部をえぐる麻生裁判のおどろきの判決とは?
スルガ銀行の元経営幹部、麻生氏は、スルガ銀行不正融資事件の責任を麻生氏個人の業務の進め方にあるとして、スルガ銀行が懲罰的な降格人事の後に不当解雇したことを不服として、スルガ銀行を相手取り解雇無効を主張した裁判を起こしました。その判決が2022年6月23日に示されました。この裁判は通称「スルガ銀行麻生裁判」または「麻生裁判」と呼んでいます。今回の記事では、「麻生裁判の判決」、「裁判で争われた5つの争点」、「判決から見える裁判所がスルガ銀行の不正融資の理解」に関して解説していきます。
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