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則武地所の欠陥アパート問題について思う

 少し前になりますが、2021年に世間を騒がせたニュースとして、八王子市の則武地所という投資用アパート会社の手抜き工事が原因で、同社が分譲した物件の外階段が落下し、女性が転落して亡くなるという事件がありました。
 物件の写真がニュースなどに出ていましたが、比較的新しいもののように見えました。
 この会社、166棟も分譲をしていたようで、そのうち、57棟に不具合があることが判明(2021年5月17日の報道  八王子「崩落アパート」施工会社が倒産した顛末 | 街・住まい | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)   )、その後則武地所は破産し
オーナーは泣き寝入りの状態になってしまったようです。

 twitterなど見ていますと、この会社がけしからんというような書き込みや、危ないと思っていた、というような書き込みを見かけますが、この会社の物件に限らず、アパートには危ない物件はかなりあるのではないかと思っています。

 

ただ、この則武地所の物件は、そもそも木材の階段踏板が腐食していたのと、固定方法もずさんだった、ということでここまでひどいものはないのでしょうが、老朽化でかなり危うい物件はあるような気がします。

 そういう意味でもアパート経営というのはリスクがあるな、と思いました。

あと、自分は不動産投資は、社会にいい物件を提供することで、日本に後世に引き継いでいけれる、良質な不動産を残していくことだと思っていますので、こういう短期目線で、粗悪な物件を作るようなプロジェクトには賛同しかねるところです。


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