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ズームインフォ(ZI)の今後の評価で、アナリストの意見分かれる
SaaS銘柄である、営業データベースのZoomInfo/ズームインフォテクノロジーズ(ZI)は、2020年6月4日にアメリカのナスダック市場への新規株式公開(IPO)を行いました
そして鮮烈なデビューから1ヶ月経ちましたので、そのIPOの振り返りと今後について考えてみたいと思います。
まず、ズームインフォ(ZI)のIPOを振り返ってみると、株式公開価格21ドルに対して初値は株価40ドル、初日の終値株価は34ドルで取引を終えました。一時は54ドル近くまで上昇し、現在の株価は44ドル近辺で推移しています。
すでにIPO価格の2倍の株価を付けて、大成功と言えるIPOとなりました。
SeekingAlphaの記事で紹介されている、アナリストによるズームインフォ(ZI)の調査での評価は意見が分かれているといいます。
まず、みずほのアナリスト、シティパニグラヒ氏によると、同社が「(競合と比較して)クラス最高の正確さと幅広いビジネスプロフェッショナルのデータ」を提供するインテリジェンスプラットフォームを備えた「販売の聖杯」を提供していると語っています。
同アナリストは、ズームインフォ(ZI)「収益成長と営業利益率の堅調なレベル」を維持する需要のトレンドを期待していると言います。
そして、みずほはズームインフォ(ZI)を"Buy"と評価して、ターゲット株価を63ドルの高価格な数字を出しています。
そしてモルガン・スタンレーのStan Zlotsky(スタン・ズロスキー)氏によると、ターゲット株価は50ドルと評価しており、ズームインフォ(ZI)は「270億ドル(約3兆円)のTAM※」と「真にユニークな成長/マージンプロファイルは推定上有意義な価値を生み出す」と見ているといい、これらの要因は現在の株価のレベルで織り込まれていると考えているようです。
※TAMとは、Total Addressable Marketの頭文字を取ったもので、プロダクトやサービスが獲得することの出来る最大の市場規模のことを指します。
その他のアナリストの評価では、Raymond James(レイモンド・ジェームス)氏のターゲット株価は56ドル、Stifel(スティフェル)氏のターゲット株価は60ドルの"買い"と評価しているそうです。
現在、ZoomInfoの株価は、IPO価格から2倍以上に増加し、時価総額では170億ドル(約1.9兆円)となっています。今後も注目の銘柄です!
参考
・SeekingAlpha