アラフォー投資家の転職日記#8 ジェネラリスト or スペシャリスト
ジェネラリストか、スペシャリストか
上場準備ならジェネラリスト、そうでないならスペシャリスト?
内部監査・内部統制の求人は大きく二つに分類される。
一つは上場準備中のベンチャーで上場に必要な体制整備を全部お任せしますというもので、もう一つは例えば金融機関などで、ある領域を専門的に深く見てください、というもの。
前者は、財務経理、人事労務、総務、ITと、会社の全領域に渡る広範な知識と勘所が求められる、いわゆるジェネラリストタイプの仕事。後者は、ある事業領域に特化し、事業部(会計なら経理部門)が自身では気が付かない盲点、リスクまで含めて検討できる専門性を持ったスペシャリストとしての仕事と言える。
人によって向き不向きはあるだろうからどちらの方が難易度が高いか一概には言えないが、キャリアパスとして前者は上場準備会社を渡り歩いていくようなイメージ、後者は一つの会社に長く勤めて深堀していくようなイメージだ。
私はどっち向き?
私自身は今までITを専門領域としてきた後者の人間ではあるが、現職で前者に挑戦しているという状況だ。当然ながら、IT以外の領域については知見が少なく苦労しているが、学びも多い(と自分に言い聞かせながら会社に行っている。)会社の全領域にまたがる内部管理体制に精通することは、経営の守りの領域をすべてカバーすることになる。ジェネラリストも突き詰めると
守りのスペシャリストということになるのかもしれない。
具体的に転職先候補が決まっているわけではないが、現職の延長線として考えると、次はもう少しアーリーフェーズの上場準備会社に入って、最初から体制構築にかかわっていくのも面白いかな、と思っているところだ。
(今日の写真はポルトの街並み)