アラフォー投資家の転職日記#7 40代の自己分析
ミッドライフ・クライシス
キャリアの先が見えてきた?
今週たくさんの方にフォローや「スキ」を頂き、感激している。読んでいただいた方に少しでも何か価値提供できたら、と思うけど、あまり気負ってしまうと続かなくなるので、引き続き思いついたことを気楽につづっていくことにする。
40代は働き盛りといわれる一方で、定年まであと15-20年程度。自身のキャリアの先が見え始める時期でもある。今この会社でこのポジションにいると、50代にはだいたいこのくらいのポジションにいて、こんな役割で、ということがわかってくると、急に仕事のモチベーションが落ちる。俗に言うミッドライフ・クライシス(中年の危機)というものだ。
私も今の会社に転職する前の金融機関にいたころは、ちょうどそんな感じだった。社会にどの程度インパクトを与えているのかわからない事業の、さらに本当に存在するかわからないリスクをつぶすために監査をして、新しい仕事を増やしたくないものだから、指摘されたことに対してあれこれと理由をつけてやりたくないとごねる人たち(彼らもまた中年である)を説得することに時間を費やす。そんな職業人生でも、そこそこの給料、福利厚生で困らないならそれでいいじゃないか。そんな諦め的な考えもあった。
生きている「証」が欲しい
そんな金融機関生活は、6年目に休職で限界を迎えた。自分を欺いているという意識を無視し続けて働くことの精神的なダメージは思った以上に大きいものだ。何とか2か月で復職したが、業務に価値を見出せない状況が続いた。
生きていることの証となるような仕事でなければ、結局は本当の力が出ない。そんな思いが頭を離れず、より成長に力を入れている企業の、より現場に近いポジションで働きたくて、現職のグロース企業に移った。
今は、内部監査より現場寄りのポジションで、ビジネス部門に寄り添って相談に乗ったり改善ポイントを一緒に考える仕事をしている。前にいた金融機関に比べると、もちろん社内ルールの整備は劣っているのだが、一緒に働く人の、よくしよう、よくなろうという意欲が段違いに違うので、前向きに取り組むことができる環境だ。仕事の幅が広すぎて苦労はしているが、働く環境そのものは恵まれているのだな、と実感している。
(今日のトップ画像はポルト駅。)