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【就活生へ】キャリアの思考法。デザインだけがすべてじゃないよ。

21年が明けて、企業によってはそろそろ冬選考の時期ですね。

今日は、キャリアの考え方について再度まとめて皆さんの考え方のヒントになれればなと。

キャリアに正解はないし、仕事や思考法にも正解はないので鵜呑みにせずに、”あ、こういう考え方もあるんだ!”と気づきになると嬉しいです。


キャリアドリフト?キャリアデザイン?

皆さんは、もし面接官に「10年後、20年後、30年後になにしていたい?」って聞かれたらなんて答えますか?

10年後は、同期で一番の出世頭になって、

20年後は、課長・部長としてメンバーを持って、

30年後は、役員になる

とか答えるでしょうか?

人によってこの将来の解像度は異なります、上記のようにすでに、◯◯時点では△△になっていたい(やっていたい)というマイルストーンだったりを敷いてキャリアの目標を持っているのがキャリアデザイン思考※です。 (定義は諸説あるので、だいたいの感覚でつかんでください)

ただ、

本当に本当に本音ベースで本心から自分のやりたいこと、目標をマイルストーンを敷いて持っている人ってどれくらいいるでしょうか?

少なくとも、私は違いましたし今もないです。笑

もちろんですが、キャリアをデザインするのは非常に有効な考え方だと思いますし、やるべきことを明確にする上でも、もし本当に解像度高くやりたいことがあるのであれば、ぜひデザインするべきとも思います。

一方で、学生でこれを考えられていたらすごすぎます。

社会経験や就業経験が限られている中で、どこまで視野を広くキャリアについて思考出来るでしょうか?

やったことがないことを語れるでしょうか?

そして経験してもないのに、◯◯はこうだ。と断定できるでしょうか?

きっとそんなことないと思います。

あくまで、人から聞く、本で学ぶことで少しは知識として蓄えることができますが、落とし込みは難しいのではないのかと。

そうなると、キャリアデザインは曖昧な中でとりあえず言っておくか、程度のものになります。

ここで注意したいのは、その言葉がみなさんを苦しめて、そういう自分にならなければと思い込んでしまうこと。

セルフコントロールが得意な人はあえてそういう発言をすることで、自分を鼓舞し目標を実現することができる人もいます。

ただ、すべての人がそうではないですよね。

こういう自分であるべきという偽りの自分と本当の自分のGapが大きくなればなるほど苦しみも多くなるのではないかと思っています。

では、キャリアをデザインしなかったらどういうキャリアになるのか、対になるものとして”キャリアドリフト”という考えがあります。


"「キャリアドリフト」とは、自分のキャリアについて大きな方向づけさえできていれば、人生の節目ごとに次のステップをしっかりとデザインするだけでいい、節目と節目の間は偶然の出会いや予期せぬ出来事をチャンスとして柔軟に受け止めるために、あえて状況に“流されるまま”でいることも必要だという考え方を言います。ドリフト(drift)とは「漂流する」という意味。キャリアドリフトは、神戸大学大学院の金井壽宏教授が提唱するキャリア理論のひとつで、同教授によると職業人生はキャリアデザインとキャリアドリフトの繰り返しであると考えられます。" 出典:日本の人事部 キャリア開発キーワード一覧https://jinjibu.jp/keyword/detl/632/


私自身、これまでもこれからもデザインせずにドリフトし続けたいと思っています。

もちろん、闇雲に動き続けたいというわけではなく、あくまでデザインせずにその時の時流や社会情勢に合わせて変化していきたいと考えています。

この考え方であれば、無理にやりたいことを作って、そこを追いかける必要がありません。

みなさんの素の自分でいていいんです。

では、なぜキャリアデザインでいいのか?

キャリアドリフトを選ぶ理由

私がなぜドリフト思考でいいと思っているのか。

答えは、”将来の選択肢を狭めたくないため”です。

皆さんは、10年前にここまでAI techやVR、RPAの商業活用等が進むと感じていましたでしょうか?(世代的にはPokemonがPokemon Goのようなアプリケーションになると想像できたでしょうか?みたいな感じですかね?笑)

私はNoでした。

そして、多くの面接官もNoと答えると思います。(一部、先見の目を持つ偉人たちは想像しているので、すべての方に当てはまるわけではないです)

ということは、もし自分自身のいまの想像力や経験、知識、視野のみで◯◯になる!!と絶対的にマイルストーンを敷いていると、テクノロジー進歩等の社会環境の変化に対応できない場合が出てきます。

だからこそ、あえてデザインせずに、その時々で興味があること、もしくは社会が必要としているもの、これらに飛び込める人かどうかが重要だと思っています。

そのために、ハード面でいったらスキルや様々な業務経験は必要だと思っていますし、ソフト面でいえば、環境変化への対応力や柔軟性が必要です。これらをもし意識してキャリアを進めていけば、自分自身の可能性を狭めずにキャリアを積むことができるのです。まさしく可能性は格段に広がります。

なので、今でも面接では上記内容を語りますし、そのための思考をしています。

自分が飛び込みたいと思うときに飛び込める人材になるには何が必要か。

自分自身のパーソナルデザインは重要ですが、決して、こういう仕事を◯◯のタイミングでしていたい、という偽りの自分を描く必要はありません。

実際の私のキャリアはどうなっているか

下記は私が実際に語っている内容です。

この思考レベルでもキャリアを積む上では問題ないと思っていますし、決して崇高なビジョンやマイルストーンもありません。

【ライフゴール】

死んだ時に、もう少しだけあいつ生きていて欲しかったな、あいつがいたらもう少し良くなっていたかもと思ってもらえる人になる

【好きなこと】

誰かの期待に答え続ける

仕事の報酬を”仕事”でもらい、それに見合った報酬をもらう

【キャリアのありたい姿】

自分が興味を持ったものや、社会が求めるもの(社会の負の解消だったり)に取り組みたいと思った時にいつでも飛び込めるビジネスマンでいる

【キャリアの歩み方】

ありたい姿を実現するために、まずはビジネスマンとしてのスキルセット・マインドセットを身につける。だからこそ、人材輩出企業×業界No.1の会社に身を置くことで最速でのスキル獲得を目指してきた。ビジネスの上流から下流を一通り経験し、メンバーとしての最低限のスキルを習得し結果を出したら次のステップへ。メンバーとしてのスキルセットを獲得したら、今度はマネジメントレイヤーに早期に移り、人の動かし方、組織の動かし方、会社の動かし方を身につけ、人・社会に影響をもたらす貢献レベルを上げていきたい。だからこそ、20代のうちにマネジメントレイヤーを次は目指す。

【今後やってみたいこと】

自分事としてありたい姿に書いてある、興味を持つことと社会が求めることが一致したもの。

最後に

ご覧いただいたように、キャリアに正解はないですし、思考に正解もありません。

ただ、無理やり自分自身のやりたいこと、やらないといけないことを作り上げて生きづらさを感じている人がいるのも事実かと思います。

そんな方の新たな選択肢、気づきとして私の考え方がお役に立てればと思います。

もしお困りのことがあれば是非お問い合わせください!

それでは。良いお年を!


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Toshiyuki Takada
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