将来の年金は安全ではない。
なんかみんなどこかでなんだかんだ言っても将来の生活も年金もあるし何とかなるでしょ~ってテレビで言ってるのを聞いたので反論Post。
何を根拠に言ってるの?と思ったけど、希望的観測な発言ですし年金の事実は国は隠したいばかりだからメディアでこういうことをするんだろうなと。
僕が金融機関にいたときのことですが、五年以上前には年金制度の破綻についての説明を聞かされていました。(2018年7月時点)
金融機関は政府組織である金融庁の管轄にあり、情報というのはお上から降りてくるものも多い。
僕が説明聞いたのは元金融庁職員で、年金制度の立て直しにも関わっていた方から聞きました。
内容は二時間ほど話すとかかるので、僕が超簡潔にかみ砕いて説明します。
結論から言うと、財源は枯渇に向かっているということ。
元々、年金ってのは若者からお金を集め、湖に貯めてそこからダムという名の年金制度で老人に分配するってものですよね。
でも年金制度が作られたときには若者が減り、老人が増え、さらにはこんなに長生きするなんて想定外な訳ですよ。
湖に流れ込んでくるお金が減り、ダムはお金を貯めるより吐き出すお金の方が多い訳ですよ。
五年以上前に聞いた時点でこのままいくと17~18年ほどで湖のお金は無くなると言ってました。
対策として、年金の徴収額は毎年上がっております。
でもほんとは倍の徴収額にしても足りないんですよ。
でもそんなこと出来ないから数十円、数百円程度しか上げていけないんです。
消費税も上げたい、でもそんなこと公言に掲げた政治家はどうなるか、、。 さらには社保完備で雇用される人も今は激減しとります。
僕が出会う経営者達はみんな誰かいい人おらんか、人がいない。これ口癖ですよ、みんな言ってます。
それくらい定職に就く人が減ってる。
じゃあ定職につかず、社保無い人は年金は国民年金な訳ですが、実は払ってないんですよ。
ネットの普及で今は情報得れちゃうんですが、合法的に年金納めない手続きをそいつらはしてます。
年収少なくして税金下げて、申請して年金の免除して、生活保護なども受ける。
そんな人が増えたらそりゃ財源は枯渇するでしょ。
誰が迷惑被るか、それはまともに税金納めて年金納めてる人ですよ。
今までそれを解決しようと手を上げ政治家に立候補した人たくさんいますよ、でも当選しません。
ただでさえ迷惑被るまともな人が、その政治家の当選でさらに税金負担を強いられるからそれはみんな嫌なんですね、だから当選しません。
ここまできたら悪循環、まさに負のスパイラルを順調に落ち続けてますよ。
だから僕の投稿読んでる人や、運用系の投稿してる有名な人をフォローしてる人は他力本願で何とかなると思うのではなく自分で運用して未来を切り開こうとしてる訳です。
それ自体はスゴく良いことです。
ではちょっとリアルな話すると、年金財源の枯渇で受給額の減少、受給開始の繰り下げ、その悪い状況に加え、インフレで物価の上昇、まさに負のスパイラルです。
そこでみなさん実際に、定年退職後に必要な資金を計算してみて、不足額を出してみてくださいよ。
その不足額を今の年齢から毎月いくら貯金したら賄えるのか試しに計算してください。
みんな愕然とするはず。
でもこれが現実。
旦那さんの給料が上がるから何とかなると、退職金があるから…
妻がもうすぐ子育て落ち着いて働き出すからなんとかなるか…
それが希望的観測ですよ。
リスクがどこにも計算に入ってない。
とまあ、ネガティブ要素ばかり言っても解決にはなりません、
でも現実をより理解してから本気で解決に取り組む方が効率はいいです。
毎月いくらあれば将来のゆとりになるか。
例えばあと毎月三万あれば大丈夫、その数字が出たなら三万稼げることを考えていけばいいし明確な目標として取り組めます。
これが今の日本で資産運用を行うことの本質ですよ。
自分の贅沢はその次のステップです。
どうでしょうか?
今回はちょっとメンタルお休みして投稿しといた方がいいかなと思いましたので年金について少し触れました。
この記事はInstagramに2018年7月22日に掲載されたものを元にしています。
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