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VR/AR市場の調査レポート

VR市場概観

教育やトレーニング、研究(科学情報の可視化)などの用途が重要であるとされています。高い成長性が期待されており、また、現在はCOVID-19がVR普及の要因の一つとなっています。

アプリケーションのセグメントとしては商用アプリケーションセグメントが2019年の市場のシェア52.5%を占めています。

デバイス観点で見るとヘッドマウントタイプが主流であり61.4%のシェアを2019年に獲得しています。成長率が良いのはジェスチャートラッキングデバイス(GTD)セグメントであり、24.3%のCAGRが予想されています。
(ちなみに少しトウシドリには違和感があるのですが、ヘッドマウント型などではない、従来型のディスプレイを使ったものも、VRに含まれ、非没入型に分類されるようです。)

地理的には御多分に洩れずアジアがもっとも有望な市場となるようです。

VRの主なプレイヤーは以下です。(株式投資をしていると、つい非上場のプレーヤーなどを忘れがちですので、気をつけたいところです。)

Barco
CyberGlove Systems Inc.
Facebook Technologies, LLC
Alphabet, Inc.
HTC Corporation
Ultraleap Limited
Microsoft
Samsung Electronics Co., Ltd.
Sensics, Inc.
Sixense Enterprises Inc.

参考:GVR

VR体験のススメ

VRは数千円で体験できますし、無料体験できる場も増えています(コロナで少し難しいですが)。ぜひ一度体験してみてください。グーグルのアプリとスマホだけでも体験ができるかと思います。YoutubeでもVR映像が上がっているのでそれを見るだけでも違います。

トウシドリも何度かVRやっていますが、ゲームをした時はとても楽しかったのですが、激しいVR酔いにやられました。。。
自分の動作とスムーズに連動して画面が動くので本当にVRの世界にいるような感覚はありますが、まだまだ画質が非常に悪いです。
ヘッドマウントは結構重いです。HTC製が多い印象です。

実際にVRを経験して見て教育・トレーニングにおけるVRの効果は非常に高そうだと思いました。が、ゲームはまだ越えるべきハードルがいくつかありそうです。画質が悪いので、それをユーザに気づかせないような工夫をゲーム制作側が行なっているように思われました。

AR市場外観

ARは近年開発キットの発達やクラウドの普及等の技術発展、そして宇宙産業の進展などの需要の増加により、現在市場を拡大しており、今後も高い成長が予測されています。そして、すでに広く世界中で普及しているスマートフォンの多くはARに対応しているものです。

自動車業界もARビジネスに向けて動き出しています。BMW、メルセデスベンツ、シボレー、トヨタ、ボルボなどのメーカーは、すでにARを活用しており、ヒュンダイはARを活用したマニュアルも2016年に提供しています。

CitiBankの調査によるとARよりもVRが高い成長率の予想となっています。以下のようにコマース、ハードウエア、コミュニケーションの順に高い成長予想となっています。

あr

Mordor Intelligenceは以下の5社をメインプレーヤーとしてあげています。東芝が入っているのがトウシドリとしては嬉しいです。VR/AR単体にかけたいのであれば$VUZIが良さそうですが、投資信託や無難な$GOOGLも十分に良い選択肢だと思います。

スクリーンショット 2021-02-21 10.36.07

参考:Mordor Intelligence

MRの外観

Mixed Realityはビジネスプロセスを超えて広く認知されつつあり、その勢いはさらに増すことが予想されます。しかし、イニシャルコストは高価格帯になっており、消費者にとってはハードルが高いが、企業にとっては比較的安価であることに変わりはない。
引用(機械翻訳):Mordor Intelligence

VR/ARのCAGR予測

VR/ARのCAGRは非常に高い予想がされています。あまりに高いので信ぴょう性を検証するため、複数ソースで調査を行いました。

多くのレポートが市場全体では4-50%の成長率を予想しており、一定の信頼性があるように思われます。なお、特定領域であれば100%以上の成長率が見込まれていました。

ただし、GVRはVRのみの予想でしたが年平均成長率(CAGR)21.6%としている点は見落とさない方が良いのではないかと思います。

世界の拡張現実(AR)および仮想現実(VR)市場、2020-2030年:市場は2030年に1兆2,744億ドルの収益を占めると予測され、42.9%の堅調なCAGRで進行中
引用(機械翻訳):Globenewswire
予測期間中、現場での組み立てや安全を目的としたAR/VRへの支出は177.4%の年複利成長率(CAGR)で成長すると予測され、一方で拡張現実ゲームへの支出は175.9%のCAGRで成長すると予測されています。
引用(機械翻訳):Statista
拡張現実とバーチャルリアリティ(AR/VR)への世界的な支出は、今年の120億ドル強から2024年には728億ドルに成長し、パンデミックからの脱却が加速すると予測されています。International Data Corporation(IDC)の「Worldwide Augmented and Virtual Reality Spending Guide」によると、AR/VR支出の5年間の複合年間成長率(CAGR)は54.0%になるという。
引用(機械翻訳):IDC
世界のバーチャルリアリティ市場規模は2019年に103.2億ドルと評価され、2020年から2027年までは年平均成長率(CAGR)21.6%で成長すると予測されています。
引用(機械翻訳):GVR

トウシドリの独り言

素晴らしい成長率が予想されているAR/VRだったので、気になり調査しましたが、どのレポートも高い成長率を予想しており、信頼できるものと思えました(皆が間違えているということも十分あり得ますが)。

明るい未来の市場ではあるものの、まだまだ売上が上がっていないという点や、それにも関わらず今年に入って突然に株価が高騰している点、そして案外にAR/VRが以前から使われている(Hyundaiは2016年にARを活用したマニュアルを提供)という点、など気をつけるべき点はいくつかありそうです。

また、人口などの理由からかと思いますが、市場成長率が高い地域がアジアであるという点もポイントかと思います。アジア市場に位置し各種デジタル技術が進展している中国企業がAR/VRでも同様に、強いプレーヤーとなるのではないかと考えています。

ちなみに$VUZIは2017年時点でYoutubeを見る限りでは素晴らしい製品をつくりあげChangi Airportで実用化しています。それにもかかわらず以降売上が伸びていないのは懸念ではありますが、この映像を見るだけでもARの未来の明るさ、 $VUZI の技術力は素晴らしいものであると思われます。




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