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新Nasdaq100の新顔:$MTCH-出会いのDX

はじめに

$MTCHはIPO株などの盛り上がりと比べると比較的に割安にあり、しかもワクチン商人やNasdaq100への組み入れによってこれからスポットライトが当てられていく銘柄ではないかと思います。また、この業界において先行者にあたり規模の経済やデータ蓄積、知名度の高さが有効なビジネスであることから比較的優位なポジションを取れていると思います。また後述するHingeでの自己否定の姿勢など長期的に成長する可能性を示すファクトがあり、長期においても期待できるとトウシドリは考えています。
またジムクレイマーは“Match is real. … That’s a real good company.”と評価しているようです。(参照

会社概要

出会い系製品の世界的な大手プロバイダーです。
Match、OkCupid、Tinder、Meetic、Twoo、OurTime、FriendScout24など、45以上のブランドのポートフォリオを運営しており、それぞれのブランドは、ユーザーがロマンティックな出会いを見つける可能性を高めるようにユーザーの多様な嗜好に合わせてカスタマイズされている。
2015/9/30時点で、190カ国以上で38言語で当社の出会い系商品を提供。月間アクティブユーザー数(MAU)は約5,900万人、有料会員数は約470万人。

ミッション

ロマンティックなつながりを築くことは、人間の基本的な欲求です。それが良いデートであれ、有意義な関係であれ、永続的な結婚であれ、ロマンティックなつながりは人間の精神を高揚させます。私たちの使命は、世界中にロマンティックなつながりを増やすことです。
(S-1機械翻訳)

定量情報

MTCHトップページ公開数値
10.8Mのサブスクライバーと60%のマッチ率など

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出典

株価と各種Finvizの数値
綺麗な右肩上がりの株価

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P/S 17.13、Sales past 5Y 18.20%など、驚異的とまでは言えないが比較的に高い成長と妥当な指標値

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ガイダンス

Match Groupは第4四半期の売上高を6億4,000万~6億5,000万ドルと予想しています。
調整後のEBITDAは2億3,500万~2億4,500万ドルの範囲になると予想しています。

プロダクト:①Tinder

世界最大級のソーシャル系マッチングアプリを運営しています。基本無料ですが、細かなプレミア機能を使おうとすると有料になります。フリーミアムとマネタイズがうまく、ここは他プロダクトでも応用できる価値あるノウハウかと思います。

プロダクト:②Pairs

こちらは日本人にも馴染みあるかと思います。

2012年に赤坂氏によって創業されたエウレカは、恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」を日本、台湾、韓国で展開。
先述の通り、2019年には累計会員数1000万人を超え、国内最大級の恋愛・婚活マッチングサービスの座を確固たるものにしています。
引用

以下のようなとても好感を持てる方針を取っています。

Pairsは口コミを増やす方法として、インフルエンサーにPRをお願いしたりせず、サービス内のユーザー体験を良くして、幸せな退会者の口コミを増やすことを基本方針としています。

競合優位性

多数のブランドを所持
ペアーズやちょっと変わったhingeなど多数のブランドを持っており、様々なターゲットに対しサービスを提供しています。そのため例えば20代向けのサービスを使ってもらったあとに、30代向けのサービスに移行してもらうなどの戦略が取れます。

規模の経済

ブランドごとに表面や仕様は変えていますが、基盤やオペレーションなど裏は共通で規模の経済が働き、コスト削減ができます。人のリレーションビジネスだからトラブル管理も重要でここはコストが大きくかかるところかと思います。

データ蓄積
現代のビジネスはデータ勝負です。データは現代の新たな金鉱とも言われています。先行者として一定のシェアをとりデータを蓄積しているMTCHはこの点で非常に有利です。データをもとにどうすれば、ユーザが幸せになるカップルを作れるかであったり、どういったユーザがマネタイズしやすいのか、といったことをデータを元に分析することができます。

知名度+ユーザ数(ブランド+ネットワーク効果)
知名度は基本的にどのビジネスでも有利に働きます。そしてソーシャル系サービスというものは一般的にユーザ数が多いほどに価値が増します。
(例えばLINEの100倍良いサービスができてもユーザがあなた一人では価値0です。)

まとめ
競合が多く新規参入も多いですが、案外、コストもかかりリスクも多い領域であり、本当は新規参入のハードルは難しくモートが深いビジネスではないかと考えています。

ニーズ

日本だと意識する場面は少ないかもしれないが性の多様化への対応は必須かと思います。性の多様化に加え、宗教や趣味趣向も多様化しており、理想の相手を探すにはオフラインはあまりに非効率なものです。
そして、コロナ環境では新たに人とリレーションをつくる貴重なツールとして働き、アフターコロナでは、DXされた効率的な出会いのツールとして人々のニーズを満たします。どちらかというとワクチン承認後の今から盛り上がる銘柄かと思います。
合コンよりもずっと安いので経済的という声も聞きます。

デーティングアプリの市場規模

オンライン・デート・セグメントの売上高は、2020年には27億2500万米ドルに達すると予測されています。
収入は11.6%の年間成長率(CAGR 2020-2024)を示すと予想され、2024年までに42億3000万米ドルの市場規模になると予測されています。
ユーザー普及率は2020年には4.3%、2024年には5.7%に達すると予測されています。
ユーザー1人当たりの平均収益(ARPU)は8.51米ドルになると予想されています。
世界的に比較すると、ほとんどの収益は米国で発生する(2020年には6億200万米ドル)。
引用元から機械翻訳

Hingeに見られる自己否定できるという強み

$MTCHはTinderやHingeなどのブランドを持っているのだけれど、Tinderはとにかく外見のいい人をはやく見つけて会うのに適したアプリであるのに対してHingeはその真逆。本当に一生一緒に居られるひとを探すことを目的としている。
時間が許すのであればとても動画が面白いのでぜひみてください!
マッチングアプリへの印象も変わると思います。


このような真逆のアプリをつくり自己否定をできるのが$MTCHの面白いところであり強みだと思います。

リスク対応

出会い系に分類されるビジネスであり、性差別等のリスクを持つビジネスです。
MTCHはこのリスク対応の一助となると思われる発表を2020/12/7にしています。

マッチグループ(NASDAQ:MTCH)は本日、全米最大の反性的暴力組織であるRAINNとの提携を発表しました。この提携により、マッチグループの出会い系プラットフォーム全体での性的不正行為の報告、節度ある対応、および対応の包括的な見直しを行い、現在の安全システムやツールの改善に向けて協力していきます。
IRより機械翻訳

こういったリスク対応を進め、現代の潮流に合わせていく姿勢は評価できる点の一つかと思います。

今後の事業展開考察

将来性という観点で見ると、少子化対策にも繋がる。
社会や政府が離婚率上昇を問題と捉えるならば、テクノロジー使ってデータで離婚の分析出来るので対策も取れる。
こういう男女は離婚しにくい、子供をつくりやすい的なデータを想定している。倫理的問題はここでは無視するとして、子供を産んでくるカップルを国や都市としてはつくりたいに違いない。
それからコロナが続くようなら完全リモートな恋愛のサービスなどもつくるかも?


最近のニュース

Why Match Group's Stock Gained 19.2% in November

マッチは、ユーザーがマッチを獲得する可能性を高める2つの新機能を搭載した新サービス「Tinder Platinum」を開始しました。優先的な「いいね!」と「マッチ前のメッセージ」です。

Match Group (MTCH) Up 3.8% Since Last Earnings Report: Can It Continue?
下の引用のようにこの記事はMTCHに対しネガティブです。

マッチグループの予想は概ね下方に推移しており、今回の修正の大きさは下方にシフトしていることを示しています。マッチグループがザックスのランク4位(Sell)になったのは当然のことです。今後数ヶ月間は平均以下のリターンを期待しています。
(機械翻訳)

Cramer’s lightning round: Match Group is a ‘real good company’
“Match is real. … That’s a real good company.”

おまけのTED TALK

デーティングアプリはハックできるというお話のTED TALK。

スピーカーはめちゃくちゃアプリを分析して戦略立ててます。
最近のアプリは進化してきていてそういった手間をアプリが自動でやってくれるようになってきてます。
どれだけこれが難しいかそしてどういったニーズをアプリが満たしているのかがわかるので、 $MTCH の投資の良いインプットになると思います。

トウシドリの独り言

私が最初にデートアプリに興味を持ったのは前述のted talk。
スピーカー、Amy Webbさんは宗教の関係から付き合う相手が限られるがあまりにその数が少ないのでアプリの力が必要なのだと語っていた。
日本だと意識する場面は少ないかもしれないが性の多様化への対応は必須でそれにはテクノロジーの助けが必要だと思う。
$mtch はペアーズやちょっと変わったhingeなど多数のブランドを持っている。
ブランドごとに表面や仕様は変えているが、基盤やオペレーションなど裏は共通で規模の経済が働く。人のリレーションビジネスだからトラブル管理重要。データ蓄積も重要。
案外後発参入が難しくモートが深いビジネスではないか。

将来性という観点で見ると、少子化対策にも繋がる。
社会や政府が離婚率上昇を問題と捉えるならば、テクノロジー使ってデータで離婚の分析出来るので対策も取れる。
(こういう男女は離婚しにくい、的なデータ)

それからコロナが続くようなら完全リモートな恋愛のサービスなどもつくるかも?
(オンラインゲームなどでオフライン経由なく付き合う例もあることはあるので)

参考資料紹介

カピバラさんのnote

S-1資料


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トウシドリ
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