勝手にファンド評価 Vol.4「番外編:コストは確定したマイナスリターン」
こんばんわ。
元ファンドマネージャーのJackです。
今回は番外編として、個別ファンドの評価ではなく、資産運用におけるコラムを書きます。
初心者向けに書きます。
投資経験が豊富な方には、当たり前だと思われる内容になりますので、つまらないかなと思います。
なお、番外編シリーズは、本音で明け透けに書くつもりです。
関連業界の会社にとって、こんなことは世間にバラすなと思われることや、不都合なこと、不快に思われることも、ついつい手が滑って書いちゃうと思いますので、誰でも読めるものとはせず、有料にさせていただきます。
その方が本音で書けますので。。。
テーマは、投資信託に係るコストです。
投資信託に投資する目的は、ずばりお金を儲けることです。
そういう意味で、コストは敵です。
マイナスリターンを生む要素であり、避けられるなら避けるべきものです。
勿論、ファンドマネージャーの腕が良くて、コストをカバーして、なお高いリターンを上げられるなら、問題ありません。
しかし、そこには不確実性があります。どんなに腕がいいファンドマネージャーといえども、確実にリターンを上げられる保証はありません。
未来のことはわからないので、おそらく優秀な運用成績を上げてくれるだろうという期待しかないのです。
一方、コストは確定したマイナスリターンです。
最初からわかっている未来の結果と言えます。
ですので、ファンドを選ぶときは、ファンドマネージャーの腕の良し悪しやファンドの投資戦略が成功しそうかどうかを検討するよりも、目論見書に書いてあるファンドのコストが高いかどうかをチェックするほうが、私は大事だと考えています。
だいたい、ファンドマネージャーの良し悪しなんて、簡単に判断できるものではないです。有名だったら優秀というわけではないです。結局、優秀かどうかは、運用成績が数値的にいいか悪いからしか、客観的には見れません。でも、そのファンドの成績が数値的にいいか悪いか、投資判断を下すとき(ファンド購入を決めるとき)に正確に把握できるかというと、普通の投資家にはまず無理です。その事実を踏まえると、ファンドを選ぶときに何よりやるべきことは、コストを避けることです。
では、投資信託の投資でかかるコストを見ていきましょう。
なお、断っておきますが、これは元ファンドマネージャーが徒然なるままに、個人的趣味で書いてみた独り言を公開しているだけです。
投資助言とか、アドバイスではありません。投資判断は、ご自分の責任でやってください。
また、情報の正確性も保証しません。個人の独り言として読んでください。
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