投資を始めるときに考えたいのは資金を守ること
投資を始めたいという人は、自身の資金を増やしたいという人が多いと思います。
もちろん、「応援したい会社がある」「社会に貢献したい」「日本経済のため」などなど、目的は色々ありますね。
とはいえ、できるだけ成長して行く投資先を見つけたい。
そのために必要なのは何?
もしも投資という環境が、あなたにとって「南極」であったとします。
「南極」に行こうと思ったら、今の格好のまま行くでしょうか?
そんな人はいません。
しっかりとした防寒具や、予備知識。
まずは「自分を守るもの」を準備するはずです。
例えがへたくそかもしれません。
つまりは投資もまずは「自身の資金を守る」ことを徹底しなければなりません。
そのためには最低限の知識が必要なのです。
もちろん、リスクを取らなければ投資はできません。
しかし、丸裸で投資という戦場に向かうのは危険です。
わたしは、丸裸で投資に立ち向かい、ボコボコにやられました。
わたし自身の失敗談から、ここでは投資で自己資金を守るための「やったら危ないこと」を紹介していきます。
手を出すな!
とりあえず、株をはじめてみよう。
とりあえず、FXをはじめてみよう。
とりあえず、やってみよう。
とても危ないです。
失敗談をただただ頭に入れてから手を出しましょう。
株の売買では「注意銘柄」に注意しよう
驚くことに株には「注意銘柄」と言われるものがあります。
これは金融商品取引所が投資家に「危ないよ~」と言っている銘柄なのです。
これは色々な理由があるのですが、あまり難しく考える必要はありません。
グーグルで「注意銘柄」とググって、その銘柄を確認しておくだけです。
それに手を出さないだけ。
こうして株の売買のリスクをかなり下げることができます。
株の売買において業績が悪い会社は避けたい
膨大な種類の銘柄から何を買おうか、と楽しくなる人もいれば悩む人もいると思います。
しかし、大事なのは基本的なこと。
その会社が儲かっているのか。
売上や利益はどう?
予想通りに決算できた?
次の見通しはいいの?
そういう感じのことです。
投資というのは「勝ち馬」にのることが一番勝ちやすいように思います。
良い結果を残しつつ、先の明るい銘柄であれば、誰もが買っていく。
その逆の株はなるべく避けるという防衛策です。
急落した場合は粘らない方がいい
どんなにいい銘柄であったとしても、事故ってしまうことはあるものです。
企業は予期せぬ問題に出くわすことがあるわけです。それにどんなにいい銘柄であっても、下がるときは下がる、それが相場です。
こういったときは粘らないほうがいい。
初めから損切ラインを決めておくのよいです。
なぜなら、「5,000円を損したくない」とぎゅっと握りしめていたら、10,000円、20,000円・・・と損が膨らんでいくパターンもあるのです。
もちろん、損切した後に反発してあがることもありますが、そういうのは見て見ぬふりをしたい(ショックですからね)。
損切の良い面は、「資金を自由にできる」というところ。
膨らんでいくマイナスと、動かせない資金・・・そんなものは生き地獄です。
まず、予想に反した時点で損切をするというのは当たり前のこととも考えられます。
考え方はあなた次第。
気付かないうちにやっている「ナンピン」はやめよう
ナンピンというのは投資における高等テクニックです。
しかし、「あ、こうすればいいじゃん!」とやってしまい、大けがをする人が多発しています。(わたしです。)
ナンピンて何?
例えば1,000円で買った銘柄が、900円まで下がりました。
100株×100円なので10,000円の損を抱えています。
これを早く脱したい!
そうだ!もう100株を買えばいい!
(1,000×100株)+(900×100株)=950円×200株
これで950円になったら相殺できるぞー!
・・・あれ、800円まで下がった・・・。
-30,000円!?
はい。
とても危険です。
このナンピンというのは「上げ幅を多くとる」ことを狙って行う技ですが、同時に「下げ幅を多く喰らう」というリスクにさらされます。
うまくやらなければ、たいてい失敗をしてしまいます。
理由は簡単です。
買ったときは上昇を期待して買った。
でも下がりだした。
そこで買い増しした。
下がっているものを買っているから、下がる可能性が高いのは当然なのです。
狙いがはずれた時は潔く損切がベターなのです。
今以上に損をする自分を想像すると良いかもしれません。
まとめ
ここまで簡単に投資の防御策を書き連ねました。
株の話メインでしたが、FXなどにも言えることです。
ポイントをまとめます。
・手を出すな
・注意銘柄は買わない
・業績や見通しが悪い銘柄は買わない
・予想がハズレたら損切を徹底
これだけで、随分と負けにくいと思います。
負けても小さな損で済む可能性が高いですね。
そうしながら経験を積んでいくと、損益がプラスに転じる日も近いと思います。
またしっかりとした防衛ビジョンがあることで、楽しく投資先を探すことができます。
投資は楽しくやりたいものです。