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みんなの連帯保証人!イントラスト(7191)の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】

皆さん、こんにちは☺
今年行ったライブの本数が20本に達したインターン生の伊藤です!
ちょうど月2ペースです👍

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今回は、個別株の記事として「イントラスト(7191)」を分析していきます!


イントラスト(7191)ってどんな会社?

早速、イントラストの基本情報を見ていきましょう。
「事業内容」「業績」「株主還元」の3点からまとめていきます。

事業内容

イントラストは、家賃債務保証をはじめとする「保証事業」を展開する総合保証サービス会社です。

事業内容を、以下の2つに分けて説明していきます。
1.保証事業
2.ソリューション事業

1.保証事業
<家賃債務保証>
賃貸物件を借りる際の連帯保証人を同社が引き受け、管理会社における賃料等の滞納リスクを保証する。
・ 管理会社:督促・回収業務から解放される
・ 入居者:連帯保証人を用意すること無く入居可能

<医療費用保証>
入院する際の連帯保証人を同社が引き受け、医療機関における医療費の未収金リスクを保証する。
・ 医療機関:督促・回収業務から解放される
・ 患者:連帯保証人を立てることなく、医療サービスを受けられる

<介護費用保証>
介護施設を利用する際の連帯保証人を同社が引き受け、介護施設における利用料等の滞納リスクを保証する。
・ 介護施設:督促・回収業務から解放される
・ 入所者:連帯保証人の準備が不要になる

<養育費保証>
養育費を支払う人の連帯保証人を同社が引き受け、未払いが生じた際に養育費を受け取る人へ同社が立替えて支払うサービス。
立替金は同社の債権となり、自身で催促する必要がなくなる。

2.ソリューション事業
<C&O(コンサル&オペレーション)サービス>
保証のノウハウをサービスとして提供する、専門的な業務支援サービス。
対象:審査業務・滞納管理・未入金案内等の業務が負荷となっている企業

<Doc-onサービス>
クライアントへのコンタクトツールとして、はがきやDMの代わりにSMSを利用するサービス。
コールセンター同様の機能として幅広く利用可能で、対象者への一括送信もできる。

<保険デスクサービス>
賃貸物件へ入居する際の火災保険に関する各種業務について、総合的な支援サービスを提供する。

業績

次に業績も見ていきましょう。
まずは売上高の推移から。

同社 決算説明資料より

ソリューション事業の売上高は減少傾向にありますが、保証事業がかなり伸びていることが分かります。

続いて営業利益。

同社 公式HPより

22/3期の伸びはいまいちでしたが、23/3期・24/3期は営業利益が順調に伸びています
25/3期1Qに関しても、前年同期比+7.7%と問題なく利益が増加しています。

株主還元

過去の配当利回りをまとめると以下の表の通りです。

※各会計年度 期末日の終値より算出。

配当利回りに上下はありますが、25/3期の予想配当利回りは3.32%です。
高配当とまではいきませんが、悪くない数字ですね👍

また、1株当たり年間配当金と配当性向は以下の通り。

同社 決算説明資料より

22/3期以降、連続で増配を行っており、配当性向は30-40%ほどで推移していることが分かります。

さらに25/3期からの新中期経営計画においては、27/3期までに1株当たり47円、配当性向60%を目指すことを目標としています。

過去の株価推移

続いて、過去の株価推移を見ていきましょう!
以下は、上場した2017年以降の週足チャートです。

TradingViewより

ボラティリティが激しめで、右肩上がりで上昇できていないことが分かります。
なかなか安定して1,000円台に乗らないですね・・・

中期経営計画を見てみる

第2次中期経営計画(22/3期~24/3期)

以下は、22/3期~24/3期の第2次中期計画のサマリです。

同社 中期経営計画より

営業利益率は未達ですが、他の指標はきちんと達成できていることが分かります。

「売上100億円を射程圏に引寄せる」がキーワードでしたが、24/3期は89億円、25/3期の計画は102億円であるため、かなり良い結果なのではないでしょうか。

セグメントごとの結果は以下の通りです。

同社 中期経営計画より

医療・介護分野や新規事業分野において、計画達成率が低いです。
コロナ禍の影響で、医療機関の課題の優先度が変わったり、介護施設へのアプローチができない状況が続いたとのこと。

しかし賃貸不動産分野では目標を達成し、かなり成長していることが分かります。
同社の売上の90%以上は「賃貸不動産分野」なので、本業が強いという安心感はありますね!

第3次中期経営計画(25/3期~27/3期)

続いては、25/3期~27/3期の第3次中期計画を見ていきましょう。

同社 中期経営計画より

第2次中計での営業利益率の目標を達成できなかったから、今回は20%と控えめなのか?と一瞬勝手に思ってしまいました...

そうではなく、第3次中計では営業利益率よりも売上成長を重視し、増収増益の連続記録を目指すとのこと。

医療・介護費用保証への「先行投資」や、新規事業分野への「挑戦投資」を積極的に行っていくそうです!

また配当性向の目標が60%と比較的高いことも注目ポイントです。
同社の24/3期の自己資本比率が63.1%と高く、財務基盤がしっかりしているからこそ立てられる目標ですね!

イントラスト(7191)の将来性は?

ここで、イントラストの将来性を考えていきましょう。
各セグメントから考察していきます。

家賃債務保証

家賃債務保証の将来性を考える上で気になったのが次のニュース。

家賃保証事業を行う株式会社ラクーンレントを買収するというもの。

「営業協力」「債権回収」「契約管理」などにおいて、ノウハウや経営資源の共有を行うことで、売上・利益を創出することが買収の目的です.

報道があった翌日の株価は前日比+3.66%増とマーケットも良い反応を示しています。
良い相乗効果が生まれ、業績upにつながることに期待したいですね👍

医療費用保証

医療費用保証は、成長ステージということで更なる成長が期待されます。

現状、ターゲットとする病院数は8,300施設ほどありますが、実績は175にとどまっています。
医療費用保証は同社がはじめて開始したサービスで、ブルーオーシャンであるため、さらなる拡大が見込まれるでしょう。

介護費用保証

介護費用保証も、医療費用保証と同様に成長ステージにあります。
27/3期までに、24/3期の4.5倍の4億円の売上高を目指すとのこと。

介護費用保証では対象施設数が80万戸もあることから、潜在顧客の開拓がさらに求められそうです。

養育費保証

養育費保証は、新規事業として開拓が進められている分野です。
市況としては、地方自治体において養育費政策が推進されている傾向にあるため、そこの支援が鍵となりそう。

養育費保証に関しては、第3次中計が終わる27/3期ごろまでは、安定した収益を出すよりも一歩手前のステージです。
したがって、積極的な投資によって成長ステージに載せることが一旦の目標と言えるでしょう。

もっとイントラスト(7191)を知りたいあなたへ

ここまで金融系のインターンで働く一学生として、将来性を分析してきましたが、「情報量が足りない」だったり「投資家向けの情報をまとめて見たい!」と感じた方も多いかもしれません。

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【まとめ】イントラスト(7191)の将来性

イントラスト(7191)について理解は深まったでしょうか。
保証事業と言うことで、ビジネスモデルが独特でとても興味深い企業でした!

ラクーンレントの買収による家賃債務保証の成長や、医療・介護費用保証の新規開拓が将来性を左右すると言えるでしょう!

投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自己判断でお願いしますm(__)m

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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