みんなの連帯保証人!イントラスト(7191)の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】
皆さん、こんにちは☺
今年行ったライブの本数が20本に達したインターン生の伊藤です!
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今回は、個別株の記事として「イントラスト(7191)」を分析していきます!
イントラスト(7191)ってどんな会社?
早速、イントラストの基本情報を見ていきましょう。
「事業内容」「業績」「株主還元」の3点からまとめていきます。
事業内容
イントラストは、家賃債務保証をはじめとする「保証事業」を展開する総合保証サービス会社です。
事業内容を、以下の2つに分けて説明していきます。
1.保証事業
2.ソリューション事業
業績
次に業績も見ていきましょう。
まずは売上高の推移から。
ソリューション事業の売上高は減少傾向にありますが、保証事業がかなり伸びていることが分かります。
続いて営業利益。
22/3期の伸びはいまいちでしたが、23/3期・24/3期は営業利益が順調に伸びています。
25/3期1Qに関しても、前年同期比+7.7%と問題なく利益が増加しています。
株主還元
過去の配当利回りをまとめると以下の表の通りです。
配当利回りに上下はありますが、25/3期の予想配当利回りは3.32%です。
高配当とまではいきませんが、悪くない数字ですね👍
また、1株当たり年間配当金と配当性向は以下の通り。
22/3期以降、連続で増配を行っており、配当性向は30-40%ほどで推移していることが分かります。
さらに25/3期からの新中期経営計画においては、27/3期までに1株当たり47円、配当性向60%を目指すことを目標としています。
過去の株価推移
続いて、過去の株価推移を見ていきましょう!
以下は、上場した2017年以降の週足チャートです。
ボラティリティが激しめで、右肩上がりで上昇できていないことが分かります。
なかなか安定して1,000円台に乗らないですね・・・
中期経営計画を見てみる
第2次中期経営計画(22/3期~24/3期)
以下は、22/3期~24/3期の第2次中期計画のサマリです。
営業利益率は未達ですが、他の指標はきちんと達成できていることが分かります。
「売上100億円を射程圏に引寄せる」がキーワードでしたが、24/3期は89億円、25/3期の計画は102億円であるため、かなり良い結果なのではないでしょうか。
セグメントごとの結果は以下の通りです。
医療・介護分野や新規事業分野において、計画達成率が低いです。
コロナ禍の影響で、医療機関の課題の優先度が変わったり、介護施設へのアプローチができない状況が続いたとのこと。
しかし賃貸不動産分野では目標を達成し、かなり成長していることが分かります。
同社の売上の90%以上は「賃貸不動産分野」なので、本業が強いという安心感はありますね!
第3次中期経営計画(25/3期~27/3期)
続いては、25/3期~27/3期の第3次中期計画を見ていきましょう。
第2次中計での営業利益率の目標を達成できなかったから、今回は20%と控えめなのか?と一瞬勝手に思ってしまいました...
そうではなく、第3次中計では営業利益率よりも売上成長を重視し、増収増益の連続記録を目指すとのこと。
医療・介護費用保証への「先行投資」や、新規事業分野への「挑戦投資」を積極的に行っていくそうです!
また配当性向の目標が60%と比較的高いことも注目ポイントです。
同社の24/3期の自己資本比率が63.1%と高く、財務基盤がしっかりしているからこそ立てられる目標ですね!
イントラスト(7191)の将来性は?
ここで、イントラストの将来性を考えていきましょう。
各セグメントから考察していきます。
家賃債務保証
家賃債務保証の将来性を考える上で気になったのが次のニュース。
家賃保証事業を行う株式会社ラクーンレントを買収するというもの。
「営業協力」「債権回収」「契約管理」などにおいて、ノウハウや経営資源の共有を行うことで、売上・利益を創出することが買収の目的です.
報道があった翌日の株価は前日比+3.66%増とマーケットも良い反応を示しています。
良い相乗効果が生まれ、業績upにつながることに期待したいですね👍
医療費用保証
医療費用保証は、成長ステージということで更なる成長が期待されます。
現状、ターゲットとする病院数は8,300施設ほどありますが、実績は175にとどまっています。
医療費用保証は同社がはじめて開始したサービスで、ブルーオーシャンであるため、さらなる拡大が見込まれるでしょう。
介護費用保証
介護費用保証も、医療費用保証と同様に成長ステージにあります。
27/3期までに、24/3期の4.5倍の4億円の売上高を目指すとのこと。
介護費用保証では対象施設数が80万戸もあることから、潜在顧客の開拓がさらに求められそうです。
養育費保証
養育費保証は、新規事業として開拓が進められている分野です。
市況としては、地方自治体において養育費政策が推進されている傾向にあるため、そこの支援が鍵となりそう。
養育費保証に関しては、第3次中計が終わる27/3期ごろまでは、安定した収益を出すよりも一歩手前のステージです。
したがって、積極的な投資によって成長ステージに載せることが一旦の目標と言えるでしょう。
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【まとめ】イントラスト(7191)の将来性
イントラスト(7191)について理解は深まったでしょうか。
保証事業と言うことで、ビジネスモデルが独特でとても興味深い企業でした!
ラクーンレントの買収による家賃債務保証の成長や、医療・介護費用保証の新規開拓が将来性を左右すると言えるでしょう!
投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自己判断でお願いしますm(__)m
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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