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インフルエンサーに従うと何故「損」をしてしまうのか

こんばんは!お気楽投資家ハルです!
ビットコインが大幅下落の最中皆様いかがお過ごしでしょうか?
復活を祈って現物を握りしめている・USDTなどに逃がして様子を見ている・魔界に突っ込んで果てなき夢を追う…様々な方がいらっしゃるのでしょう。
仮想通貨が下落すると、SNSではある一つの傾向が出てきます。
それは「ネガティブ意見の噴出による批判や喧嘩」が出てくる事です。
今までうまくいっていた投資が急に調子が悪くなれば当然気分は悪いもので、SNSでは愚痴を言う人も多ければ、誰かに当たってしまう人間も出てきてしまいます。
そんな鬱蒼とした中、とある事件が仮想通貨・Twitter上で起きていました。
それがTITAN暴落事件です。TITANは様々な仮想通貨インフルエンサーにも支持されてきたものであったのですが、1日でその価値全てを失う事となってしまいます。多くの人がTwitter上でインフルエンサーを責め、嘆くこととなってしまったのです。今回は簡単にこのTITAN暴落事件の顛末をまとめ、なぜこのような事が起きるのか、考察をしてみましょう。

1.TITANってなーに?

そもそもTITANとは何なのかを簡単に説明しましょう。

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TITANとはそもそも、バイナンスでもユニスワップでも購入する事が出来ない新しいエリアの仮想通貨の1つです。購入するためにはMETAMASKウォレットをPolygonのネットワーク(Matic network)専用の設定に書き換える必要があり、BSCよりもさらに深い所に存在している魔界と呼ばれる仮想通貨の1種です。
そんな初心者に手が出せないものが、とある仕組みから一気にTwitter上でも大人気なものとなり、ビットコインが下落している最中の救世主として祭りあげられていきます。

仮想通貨の世界には、現物を売り買いする以外にも様々な稼ぎ方があります。その一つに「流動性を提供することによる報酬を得る」事です。
この部分を詳しく説明すると、それだけで記事が終わってしまうので…
簡単に言うと、「2つの仮想通貨を同じ額だけ預ける事で、利息を得る事ができるもの」とうものがある、とだけ分かって頂ければ大丈夫です。
BTC100$/USDT100$を預ければ1日に数%のBTCを貰える…みたいな感じです。
この仕組みは様々な取引所で採用されており、取引量の少ないアルトコインをペアに預けると異常なまでに多額の利息を得る事ができる!という大きな特徴を持っています。

年利10000%なんてものもあったり…

と異常な利率も当たり前のように存在しておりました。
ただし、勿論そんな簡単に稼げる世界ではありません。これらの特徴として、高利率で報酬を得られたとしても、預けたコイン自体が超高確率で暴落するというリスクがあります。
その為、参入タイミングを誤れば簡単に全損してしまう…。そんな危険な世界でありました。
TITANも同じように超高利率であった訳ですが、他とは少し違った特徴をもっていたのです。

2. TITANは超画期的な錬金術!?

細かい説明は省いてしまいますが、そもそもTITANを得る主な手段として、IRONと呼ばれる仮想通貨とcUSDTの2つをペアにする必要がありました。
上記でも書いたように、ペアにする仮想通貨自体の暴落リスクが高ければ高い程高利率で報酬を得る事ができます。cUSDTは$と同額のステーブルコインとして有名ですが…

……IRONはハイリスクなコインかっ…!?

と考えるのが普通ですが、ここが少し違ったのです。
実はIRONはUSDTと同じように価格が1ドルとなるように調節されるステーブルコインだったのです!!(若干ウソです…理由は後述)つまり、価格が変動しない二つのコインを預けるだけでTITANを大量に得る事が出来る…。しかもTITAN自体も日に日に価値が高くなっていき…

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「まさしくこれは現代の錬金術では!?」と急激に注目を集めていく事になります。
1億円預ければ1日に100万円分のTITANが入ってくる何て事もあったそうなので、半端ないですよね…。

3. SNSで広がるTITAN祭り

ここまでは非常に美味しい話なので、それはまぁTwitterでもYouTubeでも何でも情報が拡散されていく事となります。
仮想通貨の情報を追っている人ならば一度は目にしたのではないでしょうか?
今回の事件で最も注目されたインフルエンサーであるイケダハヤト氏も自身のブログでの解説(今は削除)・Twitterでの宣伝(今は鍵垢へ)を行っておりました。

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勿論イケハヤ氏のみがTITANやIRONについてツイートしていた訳ではありませんが、30万人ものフォロワーがいる彼の発言には大きな影響があった模様です。中には彼の発言を受け、TITANを購入した人もいたの…かもしれませんね。
実際このツイートがされる時はTITANは絶好調真っただ中であり、多くの人が彼の意見に賛同する勢いだったのではないでしょうか?
不幸なことに、イケハヤ氏がツイートし始めた直後、TITAN運命の時を迎える事となってしまいます。

4. TITAN突然の崩落!?42億分の1まで暴落!?!?

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上記は上昇から暴落までのチャートとなりますが…
見ての通り、6月16日にはTITANは一時64$程まで上昇したものの、翌日から暴落が始まり、一気に42億分の1の0.000000015109$まで価格が下がる超大暴落が起きてしまったのです。(尚現在は底値から10倍以上値上がりし一種の祭りにもなっていたりします…)

この大暴落の原因は界隈では逆神と称されるイケハヤ氏がツイートしたから…

なんて事は勿論無く、TITANそのものの構造自体に欠陥があり、そこを攻撃された為です。簡単な取引だけで無限にTITANを増やせる手段が存在していたようですね。そりゃぁ暴落もしますよ…。

勿論この超大暴落によりSNS上では阿鼻叫喚な騒ぎが起こります。
先に紹介したIRON自体も実はアメリカドル0.75$と0.25$分のTITANが合成されて作られている仮想通貨であった為、預けた資金にも打撃が入ってしまったのです。
勿論ちゃんと説明はされていましたが、多くの情報発信者が「IRONはステーブルコイン」と発言もしていた為、「騙された!?」と感じる人も多かったようですね。
中にはインフルエンサーの言葉に乗って暴落直前にTITANそのものを大量購入した方もいたため、怒りの矛先はインフルエンサーに対して向けられてしまいます。
TITANについて言及していた数名の方が

「いやー暴落しましたねー。自分は利益を出して撤退できてよかったです」

なんて軽く発言してしまったのも火に油を注ぐ結果となったのでしょう…。
損をした人間が多くいた中でその発言は…ダメでしょう?

5. 何故インフルエンサーに従うと損をするのか?

さてここからが本番です。

「あれだけの情報を発信してくれるインフルエンサーのオススメを買うと何故損をしてしまうのでしょうか?」

これを私自身の経験を元に考察してみましょう。
理由は複数あるかと思われますので少しづつ見ていきましょう。

5-1. インフルエンサーはどのタイミングで情報を出すのか

一番重要な部分がこの「情報を発信するタイミング」でしょう。
そもそも「お金に関わるインフルエンサー」は他人には見せないだけで多くの案件に挑戦をしています。仮想通貨1つでも数十種類の草コインへ投資しているという方も多いでしょう。
「〇〇というコインを買いました」と律儀に全てを報告する人は稀で、多くの人が「特に自分が推したい」ものを発信します。
さらに言えば、「自分が買ってみて調子が出ている」情報を特に強く発言するのが当然であり、私たちがふと目にするインフルエンサーの発信というのは、

インフルエンサーが挑戦しているごく一部の案件の中で、
特に調子がいいものだけを厳選して発信している!!

可能性が非常に高いのです。
特にTwitter等どんな人でも目に出来る媒体ではその傾向が強くなります。

誰でも目に出来る所の情報・案件というものは、
すでに時間がたちすぎて腐り始めているかもしれない

そう考える必要があるのではないでしょうか?

5-2. その情報は第〇次の情報?

インフルエンサーというものは、基本的には多くの発信媒体を使用しています。Twitterから始まり、テレグラム・LINEコミュニティ・Discordやオンラインサロンなど様々でしょう。
さて、では新しく得た儲け話をTwitterで最初に発信するインフルエンサーはいるでしょうか?

いませんよね

期待できる情報を誰でも目に出来る媒体にいきなり全公開する利点はありません。
複数の発信媒体を持っているインフルエンサーならば、まずは身内からその情報を発信します。それこそインフルエンサー同士で情報交換をするのが最初かもしれません。
次に自分だけのコミュニティに対して発信し、最後にはTwitter等で大々的に発言する。これが誰しもやる流れです。

この理由には、仮想通貨は勿論、お金が絡む案件はほぼすべて「参加者が増えれば増える程、お金が集まれば集まるほど儲かる」という絶対的条件を持っているからですね。とにかく最初に参加した人間は絶対的優位です。

Twitter上で「おっこれはいいかも」と思った話があったら、まずは他のコミュニティでもその話題が出ていないか探してみましょう!
1か月以上前から話題になっている案件である事も多々ありますよ。

5-3. 日本人だけが話題にする仮想通貨は要注意!

そもそも仮想通貨を世界全体で見ると、日本人の参加率は非常に低いものです。一早く新しい情報を得たいのであれば、海外の情報サイトを巡り、英語を読み解く必要があります。
日本人が日本語に訳して発信している情報を見ている時点で、世界から見れば数段階遅れていると自覚する必要があります。
海外の投資家からすれば

日本人は遅れた情報を流すだけで簡単に騙せるカモだ

と思われている事でしょう。日本はお金は持ってるだけの仮想通貨後進国なのです…。
ただし、日本の仮想通貨コミュニティの中にもしっかりと海外の動向を掴んでいるグループも存在しています。
Twitterでも「$○○」と検索をかければどんな国の人間が話題にしているかを簡単に調べる事ができます。
積極的に自分自身で調べる必要があるのでしょう。

6. まとめ

偉そうに解説をしていますが、実際私自身はあまりインフルエンサーが推す銘柄を購入する事はありません。残念ながら今SNS上で活発に活動されるインフルエンサー様達とは一切交流がありませんので、「乗れば損する」と確信しているからです。
ただし、仮想通貨相場全体的に絶好調で、何を買っても上手くいくだろうという状態であれば、積極的に購入する時もあります。
たとえそれで損をしても情報を発信した人を恨むことはありませんし、悪く言う事もしません。(内心は少しイラッとしますが…
投資は何があっても自己責任です。今回のTITAN暴落事件でも、誰一人も「絶対儲かるから買いましょう!」とは言っていない筈です(言うと下手すれば犯罪になりますからね)。
人の言葉に乗って損をすると、めちゃくちゃムカつきますが、それでも「自分が悪い」と思うしかありません…。
いっそ、絶対に損をしたくないのであれば

自分自身がインフルエンサーとなるしかない

のかもしれません。実際フォロワー数が1万人とかいけば外部から案件の勧誘ガンガンきますからね。
それが出来ない我々一般人は必死に少ないヒントを集めて投資を行い、短期間で利確をするしかないのかもしれませんね。
私自身もまだまだ修行の身です。皆さんからも「こうすれば上手くいく」といった方法があればコッソリ教えて頂けると嬉しいですw

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

Twitter:https://twitter.com/bitlolol
(最新記事のお知らせ等行っていますので是非是非フォローして下さいっ。質問等もDMでいただけると幸いです!)

無題


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