仮想通貨でよく使われる言葉とは?
仮想通貨取引を行う上で「情報収集」はかかせません。
SNSを含め、LINEのオープンチャットやテレグラムなど様々な媒体で毎日情報の発信が行われていますが、その多くには専門用語が使われています。
初心者の方がいきなり聞いても「??????」となってしまうので、特に良く耳にする言葉を紹介していきましょう。
1.仮想通貨に関わる言葉
・仮想通貨
正確には暗号通貨(Crypto Currency)。インターネットにのみ存在する通貨であり、円やドル・ユーロのような法廷通貨と違い、国が保証していない電子通貨です。
・ビットコイン(BTC)
全ての始まりとなる仮想通貨の王様ビットコイン。ハンバーガー1個を1ビットコインとした値段から始まり、2020年9月現在は1ビットコイン:100万円超え。
入金から出金まであらゆる場面で使用する事となります。
※仮想通貨はBTCなどアルファベットの略語で表現されます
・アルトコイン
BTC以外の仮想通貨の事をアルトコインと呼びます。
BTCに次いで取引される量の多いイーサリアム(ETH)を筆頭に主流コインとして取引所に存在しているものから、海外の取引所のみで購入できる末端コインまで、その種類は膨大です。
・ステーブルコイン
テザー社が発行している仮想通貨USDT等の事。
法廷通貨(日本円やドル)の価格変動と同じ動きをするように設定されています。1USDTは1ドルと同じ値段で変動します。たとえ仮想通貨全体が暴落しても価格が維持される為、避難所のように使われる場合も…。
・草コイン
アルトコインの中でも特に取引量が少なく、日本の取引所で購入のできないマイナーコインの事。急激な値動きが見られやすく、ハイリスクハイリターン。
・satoshi
ポケモンマスターを目指す人ではありません。ビットコインの最小の通貨単位です。0.00000001BTC=1satoshiと表現されます。アルトコインの中にはいまだ数円・数十円の価値しかないものも多い為、この単位が使用される場合があります。由来は「中本哲史」さんというビットコインの技術論文著者の名前からきています。
2.取引所で使用される言葉
・国内取引所(コインチェック・ビットフライヤー等)
文字通り日本国内の取引所の事。日本円から仮想通貨へ、仮想通貨を日本円に換金する・国内の銀行口座へ振り込みを行う際に必要となるもの。
・海外取引所(BINANCE・FTX等)
文字通り海外の取引所の事。日本円の使用は出来ません。国内取引所では取り扱いの無い通貨も多数存在しており、慣れてくれば基本的に海外取引所を使う事となるはずです。
・アドレス
仮想通貨の口座番号のようなもの。仮想通貨の一つ一つに割り振られます。送金時に必ず必要となってきます。
・KYC(Know Your Customer)
口座開設の際・または出金申請を行う際に必要となる、本人確認の為の書類手続きの事。「仮想通貨の世界へようこそ!」で記載した”仮想通貨取引で準備しておいた方がいいもの”が必要となるかもしれません。すべての取引所で必須という訳ではありませんが「KYCができずに出金できない!」なんてトラブルも起こりがちなので、とても重要な言葉となります。
・二段階認証
取引所のセキュリティを強化するための2重パスワード。「Google Authenticator」が最も使用されています。(詳細説明は取引所の登録方法で!)
・トランザクションID(TXID)
暗号通貨を送金した際に作られる、取引IDの事です。このIDを参照することで、仮想通貨の送付状況を確認することができます。
・上場
仮想通貨取引所で新しい仮想通貨の取引が始まる事。上場することで多くの人が購入することが出来るようになる為、通貨の価格が上昇する可能性が高くなります。
3.取引に関わる言葉
・買い(ロング)・売り(ショート)
その言葉の通り、仮想通貨を手に入れる際には「買い」を手放す際には「売り」を行います。FXでは価格が上がる事を見越して買うことをロング・価格が下がる事を見越して売ることをショートともいいます。
・利確・損切
仮想通貨を手放す際に、元の価格より高ければ「利確」(利益の確定)、低ければ「損切」(損を認めて切り離す)となります。損切だらけとならないよう頑張りましょう!
・ムーン(To the Moon)
月まで届くんじゃないかと見間違えるほど仮想通貨の価格が一気に上昇する急騰チャートの事。海外掲示板では「moooon!!!!!moooon!!!!」と叫びまくる人もいます。いつかは貴方の所持する仮想通貨も…?
・リスクヘッジ
複数の銘柄や取引所に分散投資を行うことで、予期せぬリスクに備える事。非常に大切な言葉となります。常に意識しながら取引を行いましょう。
・GOX(ゴックス)
MtGOXという会社がハッキングを受けた事で仮想通貨を流出・その後倒産する事件から使われるようになった言葉です。
取引所等に預けていた仮想通貨が、何者かに持ち逃げされてしまう時に使われます。自身の不注意によるパスワードの紛失等により、仮想通貨を引き出せなくなってしまう事も「セルフGOX」なんて言われます。
取引に慣れた人間でも不注意で起こしてしまう事もありますので、慎重に取引は行いましょう。
4.最後に
今回は筆者自身が「良く目にする」言葉を中心にまとめていきました。
もちろんここに書かれた言葉以上に多くの専門用語は存在していますが、仮想通貨の入門知識としては十分かと思われます。
さらなる専門用語については、もっともっとレベルアップをしてからまとめていきましょう!
次回の記事「仮想通貨取引所の登録方法(日本編)」では、さっそく実際に購入するまでの手順の解説となっております!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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