「新語・流行語大賞」と「日経トレンディ」のヒット商品に選ばれたフルーツからタピオカブームの再来になるか!?再注目する企業。
こんにちは。株式会社SQIジャパン、金融コンサルタントの本村健です。
今週、富士山が初冠雪しましたが観測が始まってからの130年で最も遅い初冠雪だったようです。 木枯らし1号が吹き外から帰ってきて妻に「寒いね!」と言うと、「暑いよりマシじゃない」と厳しいお言葉が返ってきました。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言う言葉がありますが、長く苦しめられた今年の暑さは忘れません。年々異常気象ですが、来年もまた今年以上の猛暑が来ると思うと考えたくもないですが、しばらくはおでんや鍋物で一杯やって冬を楽しみたいと思います。
でも、起きるのも外に出るのも寒いから嫌‥笑
さて、先日ですが流行情報誌「日経トレンディ」が毎年恒例の「2024年ヒット商品ベスト30」を発表しました。ランクインされた中で株価材料になった上場している企業と関連する企業の10位までを抜粋して解説。
◾️今年のヒット商品から投資対象になるか?
【1位】新NISA&「オルカン」
投資投資枠の拡大、無期限化などNISAの大幅拡充で投資熱の高まりが加速。初心者向きの全世界株式投信に1兆8000億円が流入した。オルカンはオール・カントリーの略で、全世界の株式分散投資できる投資信託がヒットしました。
【2位】大谷翔平売れ
経済波及効果は全世界で1168億円以上に。本人公式グッズやCM出演企業の商品だけでなく、プライベートの愛用品もよく売れた。大谷選手の人気から、愛犬・デコピンが着けていたランドセルなど、プライベートの愛用品などが売れました。大谷選手がイメージキャラクターとなり男性化粧品が爆発的に売れた【4922】コーセーはご存知の方も多いはず!
【3位】Vポイント
Tポイントと統合され国内最大級のポイント経済圏として誕生した「Vポイント」です。TとVが統合し、約8600万人規模の「第5のポイント経済圏」が誕生。提携店舗を約3万店増やし、抜群のお得感で会員数も伸ばした。関連する企業は【7640】トップカルチャー、【8316】三井住友FGなど。
【5位】名探偵コナン 100万ドルの五稜星
長寿アニメ映画が、同じ原作者の「まじっく快斗」などとのチームプレーで興収150億円を突破。関連コナングッズの販売も好調。配給は【9602】東宝です。子供たちから大人まで人気で勢いのあるコナンくんは次作にも期待されます。
【6位】キリンビール 晴れ風
爽やかな缶デザインと「寄付」という斬新な付加価値が若者にも好評。年間550万ケースを販売する見込みでビールブランドで3位群へ。CMでもお馴染みの晴れ風ですが、【2503】キリンホールディングスが販売しています。わたしはスーパードライか黒ラベル派なのでまだ飲んでません。笑
【8位】シンカトリ
火も電源も使わない、ひっくり返すだけで蚊を駆除する効果があるという常識破りで単純明快な設置法が消費者の心をつかみ、発売7カ月で270万個を出荷しました。単純明快な取り扱い方で消費者の支持を獲得した。この商品は、金鳥 KINCHOが販売していますが、金鳥は上場していません。
比較会社とされる【4985】アース製薬や【4998】フマキラーなども今後、新商品で追随できるか注目されます。
【10位】メルカリ ハロ
【4385】メルカリ連携&初期登録不要でスポットワークのハードルを一掃。約半年で登録者は800万人を超え、市場の大幅拡大に寄与した。
ヒット商品は、株価の上昇に繋がり、企業の業績向上に寄与されますので株価の安い場面や決算発表前にはチェックしたいところです。
他にも30位まで発表されていますので、株価材料が潜んでいるかもしれません。
最後にですが、4年ぶりにアメリカ大統領に返り咲いたトランプ大統領ですが、日本のマスコミの事前予想では接戦と言われていたので先週は触れませんでしたが圧勝でした。
7月27日のコラムで「トランプ銘柄」を先読みした、【6240】ヤマシンフィルタや8月3日に取り上げた【3355】クリヤマホールディングスが今週、相場になりました。
株式投資は、連想や思惑などの心理戦でもあり先週に取り上げました、【6946】日本アビオニクスも連休明けの取引で安値をつけた後の翌日に大幅に暴騰しました。絶妙のタイミングだったのではないでしょうか?
SQIジャパンの会員様、noteで閲覧いただいているユーザ様で買い付けされた投資家のみなさん、おつかれ生です。笑
◆話題の銘柄 Pick UP:【2586】フルッタフルッタ
今週は、ブラジル産フルーツ「アサイー」など輸入・販売。スーパー・コンビニ向けに飲料や冷食など。【2586】フルッタフルッタを取り上げます。
数年前にも何度か取り上げたことのある銘柄になりますが、その当時も「アサイー」が人気と注目しました。その後の値動きは打ち上げ花火で終わり数年経ってここにきて注目されているのが、なんだか不思議な気持ちです。「タピオカブーム以来の再来になるか?」下記にて解説します。
◾ ハワイで人気の「アサイー」がSNS映え重視により約10年ぶりに日本でブーム。
同社が販売するお家でアサイーボウルは、23年10月~24年9月の出荷数は前年比約9.2倍に。ミキサーは不要。溶かして器に盛り、果物などをのせるだけでアサイーボウルができる。実勢価格367円(税込み)と安価なのも利点。上記で取り上げました「日経トレンディ」の2024年ヒット商品ベスト23位にもアサイーボウルが選ばれています。
◾️「アサイーボウル」が「新語・流行語大賞」候補に選出
デザートの「アサイーボウル」が24年の「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語のうちの一つに選ばれたと報じられ、買い材料視されているます。アサイーは健康に良いとされるフルーツで、フルッタフルッタの主力商品。新語・流行語大賞は12月2日に年間大賞やトップテンが発表される予定。候補に選ばれたことで認知度が向上し、拡販につながるとの期待からマーケットでは物色されています。
フルッタによると、「昨年は世界的な船舶輸送の滞りでアサイーの数を十分確保できなかったが、春以降にかなり解消された。個人向け以外にファミレスやコンビニでもアサイーを使った商品が増え、需要はさらに伸びるとみている」(IR担当)と話した。同社は11月13日に24年4~9月期決算の発表を予定しています。
過去の値動きからわたしのイメージは、吹き上げるとその後は逃げ足の早い印象がありますが、今回は世間や投資家の注目度も高く本格上昇はあるのか?と次週の値動きに注視していますよ!
◆個人的に気になる銘柄:【7980】重松製作所
今週は、産業用防毒マスクで首位。官公庁向けで実績。防塵用や自給式呼吸器も。【7980】重松製作所を取り上げます。
米大統領選トランプ氏が勝利し来年は、「平和か戦争?」の期待と不安が入り混じった気持ちの方は世界的に多く、トランプ氏の大統領選前の発言や地政学的リスクの高まりから今週も引き続き「防衛関連銘柄」に注目します。
世界的に紛争地域がなくならず、むしろ増え続けており日本周辺でも北朝鮮や中国、ロシアなどの地政学リスクの高まりが存在し、北朝鮮のミサイル開発の加速や中国による軍備の拡張と海洋進出の継続、ロシアによるウクライナ侵略などを受けて、政府は防衛力の増強を図っており、政策通として知られ、過去に防衛相を務めた経験を持つ石破総理大臣ですが、岸田路線を継承するとの見方が市場では徐々に強まっており、これまでの防衛費増額の潮流のなかで事業環境を踏まえると、防衛関連株には買い安心感が意識されており、「石破銘柄」としても今後も株価材料が豊富な銘柄と考えます。今週も取り上げた理由について、直近の報道からも下記にて解説します。
◾️トランプ氏「核施設攻撃すべき」 イスラエルのイランへの報復めぐり
先月4日、トランプ大統領は、選挙前の南部ノースカロライナ州で開かれた集会で、イスラエルによるイランへの報復について、イランの核施設を「攻撃すべきだ」と語った。核施設攻撃に反対したバイデン大統領を「間違っている」と批判した。
トランプ氏はイランの核施設に関し、「われわれにとって最大のリスクだ」と強調。その上で、「まずは核(施設)をたたき、残りのことは後で心配すればいいと(バイデン氏は)答えるべきだった」と語った。
◾️北朝鮮の核実験に警戒続く アメリカ大統領選挙の前後での実施危惧されるも現状実施せず
アメリカ大統領選挙の前後での実施が危惧されていた北朝鮮による核実験ですが、これまでのところ行われていません。
中国・吉林省との境界に位置する北朝鮮の恵山(ヘサン)市は、核実験場のある豊渓里(プンゲリ)から70km余りの場所にあります。
韓国国防省は、北朝鮮がアメリカ大統領選の前後に7回目の核実験に踏み切る恐れがあるとしていましたが、これまでに実施された様子はありません。
◾️北朝鮮兵 ウクライナ軍と交戦で多数死亡か 米紙報道
北朝鮮兵士がロシア西部クルスク州で戦うウクライナ軍と交戦したと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が5日、米国とウクライナの高官の話として報じた。
同紙によると、ウクライナ高官は交戦が限定的だったとし、ウクライナの戦線の弱点を探る狙いだった可能性が高いと指摘。また、北朝鮮兵がロシアの第810独立海軍歩兵旅団と共に戦っていたと述べた。
NYTは戦闘がいつ起きたかは不明としている。米高官はかなりの数の北朝鮮兵が死亡したと述べたという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、北朝鮮兵とウクライナ軍が初めて交戦したと明らかにし、世界が一段と不安定化する恐れがあると懸念を示した。
「11月07日 記」
2022年4月には、ロシアの侵攻が続くウクライナへの支援策として政府は新たにドローンのほか化学兵器対応用の「防護マスクと防護衣」を提供する方針を決めたと明らかにしたことから、特需発生の思惑が台頭し、同社は注目されました。
先週取り上げました、【6946】日本アビオニクスのように直ぐに株価上昇にはつながらないと思いますが、世界情勢は「一寸先は闇」です。
1日の売買高は少なく長期投資の構えで買いにて注視しています
個人的なロスカットのラインは、心理的節目と考えます740円割れとみています。
ここを下回るようなら、わたしは一度は損切りして仕切り直します。興味のある方は、ロスカット水準はご自身での調整をお願いいたします。
わたしのコラムを参考にされている方は、思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益確定の売りをお願いします。
また来週お会いしましょう。本村健でした。
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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。
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