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注目株が絶好調!次に注目するのは「原発処理水」関連株
皆様、こんにちは。本村健です。
高校野球が始まりました。
高校球児たちがこの炎天下の中戦う姿を見ますと、近年なぜか多発する詐欺や強盗、政治家やタレント、大学や企業の不祥事などの胸糞悪いニュースへの不快感も忘れ、真っ直ぐな気持ちで試合に挑む姿勢に胸を打たれる思いです。
年々上昇する夏場の気温に、対策が必要。
かなり昔になりますが、わたしの出身校が甲子園に出場しまして、都内からたくさんのチャーターバスで全校生徒が応援に行きました。
あの当時でもアルプススタンドは、かなり暑かったことを記憶しています。
選手も大変ですが、ブラスバンドやチアリーダーなどの応援団や観客の方も直射日光からの逃げ場はなく、気候の専門家によると夏場の気温は世界的に年々上昇するとの観測もあり、対策が必要かと思います。
今週ですが、物価高などの影響で資金難に苦しむ国立科学博物館が、7日から「クラウドファンディング」を開始しました。目標金額は1億円でしたが、わずか一日で目標を達成。寄付額はその後も増え続けていると言います。
高校野球は、中高年男性や地方の方に凄い人気ですが「暑さ対策」でクラウドファンディングで寄付を募ったら結構な金額が集まるのではないかと思います。
わたしの単純な発想になりますが、甲子園球場を思い切ってドーム球場にするっていうのはどうでしょうか?
調べてみると、そう簡単にいかないようで「甲子園がドーム化できない3つの理由」があるようです。
甲子園がドーム球場にできない3つの理由
①立地上の問題
球場の真横を阪神高速道路が通っており、球場と住宅街との空間がほとんど無く、民家が並ぶ地区のど真ん中にドカンと構えているのが甲子園球場なのです。
工事騒音や事故などの危険性を考慮すると、この環境下で大規模なドーム化の工事をするということが相当な無理難題のようです。
②工事期間の問題
単純に屋根をつけるだけでなく、選手達の体を考え空調を完備したドーム球場化をしようとすると、工事期間に数年を要します。
当然のことながらその期間は甲子園大会の開催ができません。
工事期間中は別の球場で開催することになりますが、高野連の資金繰りの問題やその期間に甲子園出場をする選手達はやはり「あの甲子園球場で試合をしたかった」と思うようです。「聖地」と呼ばれているように暑くても子供の頃から目指した歴史ある甲子園で試合をしたいと思う選手は多いようです。
さらに甲子園球場はプロ野球・阪神タイガースのホーム球場ですから、もちろんプロ野球との日程調整も必要になってきます。スケジュールのやりくりは非常に複雑なものになってしまうようです。
③歴史的建造物としての価値
もはや甲子園球場は歴史的建造物と言っても過言ではありません。
日本で1番古い公式の球場であり、世界的に見ても3番目に古い球場です。
2006年から2010年にかけて段階的に行われた大規模改修工事も、元のイメージを最重要視する方向で進められました。ドーム化することで、築き上げてきた甲子園の価値というものが揺らいでしまうというのも大きな要因のようです。
最後に炎天下で熱中症の危険性があると言われている甲子園ですが、選手たちは、ベンチやロッカールームに冷房が完備されており、そこまで熱中症の危険性は高くないということで、少し安心しました。汗
最近の注目銘柄が「神がかり的」!
さて話は変わりますが、今週も少しだけ皆様にアピールを!
最近、わたしが取り上げた銘柄が、負け無しの「神がかり的」な値動きになりました。
まずは、7月29日のコラムで取り上げました【5246】ELEMENTSですが今週の月曜日、直近の高値を抜いてきました。その後は調整しましたがこの銘柄はもう1回転できそうです。
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そして先週のコラムで、中国からの訪日団体客も期待されると「下げた日の押し目を狙ってください」とご紹介しました【9706】日本空港ビルデング。
今週、正式に発表されましたが「中国政府が日本行きの団体旅行を解禁する方針」と伝えたことも支援材料となり、業績修正も好感され非常に良いタイミングでした。
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わずか立会日数4日間で10万円の利益(100株あたり)が出たかと思います。参考にされ買われた方はおめでとうございます。
まだあります!
同じく先週に取り上げました「焼肉キング」の【3097】物語コーポレーションですが、8月10日大引け後に決算を発表。
23年6月期の連結経常利益は前の期比16.4%増の71.7億円になり、24年6月期も前期比14.9%増の82.5億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になりました。
同時に、前期の年間配当を47円→50円(前の期は1→3の株式分割前で65円)に増額し、今期は30円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は12.5%増配とする方針とした。
こちらも予想通りでしたが、この銘柄を買い付けた方は、連休明けの寄り付き後の高値で一旦利益を確定された方がよろしいかと思います。
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◆話題の銘柄 Pick UP:【4657】環境管理センター
今週は、環境総合コンサルタント。超微量分析に強み。放射線量測定、環境経営支援なども。【4657】環境管理センターを取り上げます。
報じられていますように政府は、東京電力福島第一原発の処理水について、今月下旬にも海洋放出を開始する方向で調整に入った。岸田首相は18日に米国で行われる日米韓首脳会談に出席し、20日に帰国後、西村経済産業相らが参加する関係閣僚会議を開き、具体的な放出時期を最終決定する見通し。
首相は日米韓首脳会談に合わせ、米国のバイデン大統領、韓国の 尹錫悦ユンソンニョル 大統領と個別に会談し、処理水の放出について、科学的根拠に基づき、安全性が確保されていることを重ねて自ら説明する予定だ。
日本政府高官は放出時期について、「福島県沖で底引き網漁が始まる9月にずれ込むのは避けたい」と語った。
処理水は、2011年の事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水を浄化処理し、トリチウム(三重水素)以外の大部分の放射性物質を除去したもの。現在、原発敷地内の貯蔵タンクで保管されているが、来年前半には満杯になる見通しで、政府は「夏頃」に海洋放出する方針を示しています。
東電は放出設備で処理水を大量の海水と混ぜて100倍以上に薄め、トリチウム濃度を国の排出基準の40分の1未満の1リットル当たり1500ベクレル未満に抑える計画だ。IAEAは7月4日、「放出は国際的な安全基準に合致している」とする報告書を首相に提出した。
原子力施設で発生したトリチウムを含む排水の海洋放出は、日本だけでなく、欧米や中国、韓国などでも恒常的に行われている。しかし、中国は「核汚染水を意図的に海洋に放出する前例はない。一般的に許容される放出の基準もない」と指摘。「太平洋は日本が核汚染水を垂れ流す下水道ではない」と批判しています。「自国民と国際社会の正当な懸念を直視し、汚染水の放出の強行をやめるべきだ」と主張した。これに対し、日本は「いくら説明しても、中国は同じ政治的な主張を繰り返している」と批判した。政府は科学的根拠に基づき、関係国に海洋放出計画を説明しています。
同社は、核種放射能測定をはじめ、現場でのサンプリング、空間放射線量率測定、及び対象物の表面放射線量率測定など、幅広いニーズに対応。
福島県内にある福島浜通りイノベーションセンターにて放射性物質の核種分析を行っています。
また、文部科学省「放射能測定法シリーズ9(トリチウム分析法)」に準じたトリチウム(H-3)の分析が可能。
【対象試料】
液体:陸水、海水、排水 等です。
処理水放出が始まれば廃炉に向けた一歩となることで、世界や反発を続ける中国、国内の漁業関係者に明確に継続した数値を示すことによって安全性をアピールできると考えます。
環境コンサルを手掛ける同社などの活躍余地が広まるとの見方があり、1ヵ月程度の中期目線にで買いで注目します。
株価は調整局面に入っており、今月下旬の海洋放出前の押し目を狙いたいところです。
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個人的に気になる銘柄:【5574】ABEJA
今週は、AIに基づく独自プラットフォームでDX化支援。実証実験せず早期運用可能な点に特長。【5574】ABEJAを取り上げます。
今年の6月13日に東証グロース市場に新規上場し、公開価格1550円の3.2倍にあたる4980円で初値をつけました。
AI開発の領域で事業を展開する話題性に加え、上場したタイミングも良くIPO直後で株式の需給面でのシコリもないことから、値動きの軽さに着目した値幅取り狙いの買い注文が集まり、初値から数日で2倍近く上昇し、6月22日には10300円の高値を付けた後、現値は調整されています。
同社は、人工知能(AI)システムなどの提供。DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「ABEJA Platform」の提供を通じ、企業のDX推進を総合的に支援するデジタルプラットフォーム事業を展開している。社名はスペイン語で「ミツバチ」という意味であり、植物の受粉過程の一番の要であることと、世界で一番話されている“面積”が広い言語であることにあやかった。
アベジャプラットフォームはディープラーニング(深層学習)をベースに開発したソフトウエア群であり、DXの実行に必要なデータの生成・収集・加工・分析、AIモデリングまでのプロセスを提供し、継続的、安定的にクラウド上で運用する。顧客企業は必要なデータをプラットフォームに蓄積し、安全な環境の中でデータ加工などを行い、あらかじめ準備しているAIモデルを組み合わせることにより、簡便に属性推定システムや異常検知システムなどのAIシステムを構築できる。また、Human in the Loop(人間参加型)の仕組みを利用することにより、PoC(実証実験)を行わずにDXを推進することが可能となる。
この企業は、他の企業と比べ別格に感じます。また、米グーグルからの出資を受けていることも話題であり、今のAIバブルの状況を踏まえれば、この先も注視で逆張り買いにて注目します。
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ロスカットラインはわたしが心理的節目と考える、4700円割れとみています。
株価がここを下回るようでしたら一度撤退したいです。
わたしの投資法は、狙ってダメなら早めに損切って次の銘柄へ。
思惑通りに値動きしたらしばらく様子を見て利益を伸ばします。
わたしのコラムを参考にされている方は思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益の確定をお願い致します。
また来週お会いしましょう。本村健でした。
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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。
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