今週は過去にも取り上げましたアミューズメント関連株に再注目します！
皆様、こんにちは。株式会社SQIジャパン、金融コンサルタントの本村健です。
先週に取り上げました、「2024ユーキャン新語・流行語大賞」（「現代用語の基礎知識」選）が2日に発表されましたが、人気ドラマ「不適切にもほどがある！」を指す「ふてほど」が年間大賞を受賞しました。
ちなみに、わたしはこのドラマはみていません。
これは無いだろうとノーマークで予想外でしたが、惜しくもわたしが予想した大谷選手の「50-50」は、トップ10には入りましたが大賞を逃しました‥ 残念でした。
この発表を受けてSNSを中心に、「ふてほど」？「聞いたことがない」と困惑し、本当に流行語なのかと選考を疑問に思う声も多数あるようです。
最終的に大賞を決めるのは審査員のようです。さらに、読者アンケートの結果に審査員がいくつか候補を足して、さらに選考を進めるといいますが、個人の意見ですが読者アンケートの結果だけで良いのでは？‥かと思います。
国民全体が、あーやっぱりこれだったかと思うような流行語であって欲しいと願いますが、審査員のさじ加減ひとつで決まるのであれば（やくみつる氏）を筆頭に審査員たちは本当に必要なのでしょうか？
気を取り直して、今年1年もさまざまなことがありました。
今年1年の世相を“漢字一字”で表現する「今年の漢字」が、来週12月12日（木）に［清水寺］にて発表される予定です。
今年は元日に、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、翌日には羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁機が衝突して波乱の幕開けでした。
政治資金問題や日経平均株価がバブル期の高値を超え、日銀がマイナス金利を解除したり、4月には為替が1ドル160円台まで円安が進み約34年ぶりの円安水準になりました。日銀は20年ぶりに新紙幣を発行し、夏のパリ五輪では日本は海外最多メダルの45個を獲得。今年もまた猛暑が日本列島を襲いました。
闇バイト強盗が相次ぎ、熊による被害のニュースをよく耳にしました。物価高や103万の壁なども繰り返し話題になりましたが、皆さまが考えます漢字1文字は何でしょうか？
◆話題の銘柄 Pick UP：【4680】ラウンドワン
今週は、ボウリング、カラオケ、ゲーム、時間制スポーツなど複合エンタメ施設を展開。米国にも出店。【4680】ラウンドワンを取り上げます。
◾️11月既存店売上高が6カ月連続前年上回る
今週5日のお昼ごろに発表した国内11月度売上高（速報）で、既存店売上高が前年同月比6.1％増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されています。ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ、その他の各部門で伸長。引き続きコラボキャンペーンが好調で、集客増の効果が見られたという。
◾️「マイルドヤンキー」型ビジネスモデルがアメリカでウケて成功している企業！
娯楽の少ない地域でのアメリカの若者よるお酒•教会離れによりドラッグに転落する場面を阻止しているのが、健全に安く楽しく遊べる日本型アミューズメント施設ラウンドワンのようです。
近年ではラウンドワンの米国での業績が爆発的に伸びていて、2024年3月期の米国での総売上は595億円、経常利益は112億円。経常利益率は18.9%と国内事業（14.1%）よりも高い数字で国内外で好調のようです。
上記の株価材料からマーケットでは物色されています。
また、株主還元にも積極的に取り組んでおり、先月29日の大引け後に発行済み株式数7.4％相当の2000万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することを発表（買い付け期間は来年4月末まで）とした。これによる1株当たり株式価値の向上と株式需給改善を評価する買いを誘導しているようです。
アメリカでも、日本のアニメは非常に人気があり国内では漫画キャラやアイドルなどとのコラボを積極的に展開している同社には、まだ伸びしろがあり景品ゲームやゲームセンター等のアミューズメント施設は日本独特なものでアメリカに限らず他の国でも成功する可能性は十分にありそうです。
中期目線で買いにて注視していますが、押し目を狙いたいところです。
◆個人的に気になる銘柄：【9166】ＧＥＮＤＡ
今週は、「GiGO」ブランドを主としたアミューズメント施設の運営。M&Aで成長。【9166】ＧＥＮＤＡを取り上げます。
今年6月にも、わたしのコラム「話題の銘柄」にて取り上げていますが再注目します。
◾️鉄人エンタープライズから2店舗取得
今月2日、カラオケ施設「カラオケの鉄人」を運営する【2404】鉄人化ＨＤ、傘下の鉄人エンタープライズから東京都内の2店舗を取得したと発表した。株価がこのところ軟調だったこともあり、見直し買いを誘うきっかけになったとみられます。
取得したカラオケ施設は「カラオケＢａｎＢａｎ」の蒲田駅西口店（東京・太田）と五反田駅西口店（同・品川）として新たにオープンする。運営は子会社のシン・コーポレーションが担うと言う。
来年1月に新たにオープンする予定という。
あわせて月次の進捗レポートを発表。11月度の店舗数は859店舗と引き続き拡大基調を維持した。これら発表も反発のきっかけとなり好感されているようです。
また、今年6月には無人ゲームコーナー運営の米ナショナル・エンターテインメント・ネットワークを買収しており、買収額は3100万ドル（約48億円）。海外における事業成長の取り込みが進むとの期待感もあります。
同社は、このAspirationの実現のため、グローバルにエンターテイメントのネットワークを構築し、世の中に流通する「楽しさの総量」を増やすことを目指すエンターテイメント企業です。
アミューズメント、カラオケ、キャラクター・マーチャンダイジング、フード&ビバレッジ、コンテンツ&プロモーション（映画や体験型コンテンツ等）などエンターテイメントにおいて幅広く事業を展開しています。
国内外で「GiGO」等のアミューズメント施設や、カラオケチェーン店「カラオケBanBan」を合わせて約800店舗、ミニロケ（無人のゲームコーナー）を約8,000箇所運営しています。日本、米国、中国大陸、台湾、英国、中東、ベトナムにおいて事業展開しています。
アミューズメント業界のシェアを取ろうとＭ＆Ａ（合併・買収）を重ねてきており、成長期待は高く長期目線で買いにて注視です。
あくまでも個人的なロスカットのラインですが、心理的節目と考えます2300円割れとみています。
ここを下回るようなら、わたしは一度は損切りして仕切り直します。
興味のある方は、ロスカット水準はご自身での調整をお願いいたします。
わたしのコラムを参考にされている方は、思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益確定の売りをお願いします。
また来週お会いしましょう。本村健でした。
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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。
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