猫でも分かるIPv6アドレスの種類

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(FC00::7ではなく、FC00::/7だった orz)

IPv6アドレスの種類には大きく分けると以下の3つが存在します。

1. ユニキャストアドレス
2. マルチキャストアドレス
3. エニーキャストアドレス

全体的なアドレスの種類を階層で示すと以下のようになります。
あまり階層的に記載されている資料を見たことがないので、まとめてみました。もし頭の整理に活用して頂けたら僥倖です。

IPv6アドレスの種類2

<ユニキャストアドレス>
 1対1で通信をするときに使用するアドレスのことです。
 IPv4のときと同じように、グローバルアドレスに相当するグローバルユニキャストアドレスや、プライベートアドレスに相当するユニークローカルユニキャストアドレスが存在します。

 ユニークローカルユニキャストアドレスには面白い特徴があります。IPv4のプライベートアドレスに相当しながらも、できるだけ世界でユニークになるように設計されています。

え?できるだけ?

 IPv4の場合は、組織が異なれば同じIPアドレスになることは頻繁におこります。例えば、A社に192.168.1.10が割り当てられたPC、B社にも192.168.1.10が割り当てられたPCがあります。Cさんの家でも192.168.1.10が割り当てられたスマホがあり、D社のサーバの192.168.1.10へ通信することもあります。(途中にIPSやNATがあることは猫の許容範囲外なので省略します)
 しかし、ユニークローカルユニキャストアドレスは、組織が異なってもできるだけ同じIPアドレスにならないような仕組みです。例えば、時刻からIPアドレスを生成したり、EUI-64形式と呼ばれるMACアドレスからIPアドレスを生成することで実現しています。

 ユニキャストアドレスだけでも複数種類あり、マルチキャストアドレスも様々なスコープがあったりと、なかなか複雑です。ただし、これからIPv6は確実に世界の標準プロトコルになるので、少しずつ情報共有していければと思います。

(猫は日本語が読めないと思われるので、書いても意味ないのではないだろうか。猫でも分かったことを証明はどのようにすればよいのだろうか)




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