UPS、住宅用配送の約束時間を延期

UPS、Next-Day Air Service(次の日お届けサービス)の住宅用配送の約束時間を延期
B2C(業者から消費者)向けの配送が急増する中、余裕を持った対応が求められているようだ。

UPS Inc.は、10月18日より、特定の住宅地へのNext Day Airサービスの配送約束時間を、午前10時30分から正午に延期した。

UPS (NYSE:UPS)によると、この変更は追って通知があるまで有効であるとのこと。この注意書きがいつ掲載されたのかは不明である。

影響を受ける住宅地は、「典型的な」配達時間が午前10時30分の場所になるとUPS社は述べている。

すべてのサービス保証は、修正された配達約束時間に基づいて行われるとUPSは述べている。

4月5日、UPSは、COVID-19パンデミックの影響で2020年3月下旬に停止した米国での翌日航空便サービスの返金保証を復活させました。

しかし、同社はすべての商品の返金保証を復活させたわけではありません。

UPSは、他の宅配便会社とともに、電子商取引の注文や配送の需要の増加によるネットワークへの圧力に対処しています。

今回の決定の理由について、同社はコメントを控えています。

B2C（企業対消費者）向けの配送需要は、この年末のピークシーズンに、配送業者に多大な負担を強いることになりそうです。

ピークシーズンの1日あたりの配送量は、ネットワークの総容量を470万個も上回ると予想されています。これは、2020年の約700万個に比べれば少ないものの、供給不足は深刻です。

小包コンサルタント会社Shipware LLCの創業者兼共同CEOであるトレバー・アウトマンは、月曜日に電子メールで、2021年のピークは小包の配送にとって2020年よりも悪化する可能性が高く、小売業者、輸送業者、消費者のすべてが大きな影響を受けると述べた。

アウトマンは、西海岸の港での膨大なバックログと、サプライチェーンの上下での労働力不足を挙げています。

アウトマンは、2020年のピーク時に存在した、高騰する配送料、キャパシティ不足、すでに不安定な配送の信頼性などの問題は、今回のピーク時にも同様に存在するだろうと述べています。