日経225上昇時のグロース250の行方は? (2024/1/19 アップデート版)
昨年6月の記事のアップデート版です!
目を覚まさない新興市場
昨年6月の日経大相場後のマザーズ上昇は記事を書いた翌日に天井が来たので今回は先に書きます笑
さて、小型グロース大好きな投資家さんは「どうせ去年と同じでロクに上昇せずに終わるんだろ…!」ともはや期待もしていない方も多いと思います。まあそうは言わずにチャンスはあるはず、過去に答えを求めましょう!
日経225が20%以上上昇するような大相場を演じた時、マザーズはどうなる?という視点で過去の相場を前回まとめたので、前回の結果を含めたアップデートを行いました!ぶっちゃけ構成は同じです。
その結果をもとに、前回同様に
① 今回グロース250がもし上昇したら、過去から考えるとどこまで行くの?
② 調整するとしたらどの辺まで?
という問いの答えを探ります。
そもそもグロース250は連動するの?
2012年のアベノミクス以降で20%以上日経平均が一気に上昇した相場は9回でした。実は今回はまだ底値から20%上げていないのですが、期待も込めての記事になります。
この日経225の上昇相場それぞれに対してグロース250(旧マザーズ)指数の動向は以下のようになります。
それぞれの相場No.は対応したものになっています。こう見ると日経225が20%以上上げるような大相場では、時期の早い遅いの違いはあれど、マザーズも20%以上上がっており、しっかり小型グロース株にも恩恵が来ることが分かります。
(なおNo.8が該当無しなのはNo.7の上昇相場が終わらずに、そのまま日経225上昇相場No.8に突入したからであって、連動しなかったわけではありません。)
前回の相場もグロース大好き投資家の皆さんにとっては「ショボかったよな…」という記憶しかないと思いますが、実はちょうど20%ちょっと上げたのでこのジンクスは生きています。
ちなみにここにカウントしたもの以外に、日経平均と連動しないマザーズ20%以上上昇相場が2回ありましたが(2014年5月、2016年2月)、今回の状況とは異なるものとして以下の解析には含んでいません。
ちなみにみなさんの想像通りかとは思いますが、下落相場も日経225よりは多いので、夢はある一方で難しい市場であるのは確かです。
グロース250上昇相場をまとめると…
さて、今回も一番最初の2012年アベノミクス大相場のみ外れ値として除いて、それ以外のNo.2~No.9の全7回のマザーズ相場情報をまとめると、以下のようになりました。
・グロース250指数の平均上昇率: +54.2%, 日経225: +29.0%
・上昇相場平均期間: 124日, 日経225: 129日
・天井を付けた後の平均下落率: -21.0%, 日経225: -9.5%
・調整平均期間: 58.9日, 日経225: 31.5日
前回相場を加えても「日経225の2倍上げて2倍下がる」という結果はそのままになりました(笑)。前回検討通り、日経225よりもだらだらと長い期間調整しやすいというのが特徴で、前回は特にそれが悪い意味で的中してしまいました。
では改めて今回のケースに当てはめてみましょう。
じゃあ今回のグロース250はどうなのよ?
今回はまだグロース相場が始まってもいないので、仮に1/18 (安値683.34)からレンジブレイクして相場が始まると仮定しましょう(ただの期待)
具体的には、スタートが 683.34 なので、54.2%上昇なら、4ヶ月後に1053.71 が高値で、そこから2ヶ月後に21%の調整だと 832.43 となります。
(ホンマカイナ、ボケという声が早くも聞こえます)
チャートに反映させるとこんな感じです。
もう少し現実的に考えろや、イノシシ野郎!
という声が聞こえますので、前回相場くらいの規模感、つまり1ヶ月で20%上昇、その後4ヶ月で29%調整(もはや調整じゃない…)も反映してみると…
…たまには夢を見てみませんか?
グロース250を信じるかはあなた次第
いかがでしたでしょうか?もちろんたった7回のデータの結果であり、未来を保証するものでは全くありません。あくまで投資はご自身の判断で。
なお日経平均が来週から調整入りして20%上昇しなかった場合には、この限りではないので、クレームは一切受け付けません笑
みなさんの今後の投資行動のひとつの参考になれば幸いです!
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