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🔰人生をイージーモードにする裏技 『複利』とは?

〜この記事でわかること〜

人生をイージーモードにする資本主義のトリックが、わかる

〜初っ端から結論〜

節約して貯金する」という考えは今すぐ捨てろ
『複利』を活用すれば世の中誰もが億万長者になれる(冗談なく)
『複利』とは指数関数的にお金が増えていくシステム

*本編*

Jay. Zの『Story of O.J.』という曲に、こんな一節があります。

Financial freedom my only hope
Fuck livin' rich and dyin' broke
I bought some artwork for 1 million
2 years later, that shit worth 2 million
Few years later, that shit worth 8 million
I can't wait to give this shit to my children

金で自由に暮らすのが、唯一の望みだ
心豊かに貧しく死ぬ?そんなのファックだ
ある日、1億でアート作品を買った
2年後、そのクソは2億になっている
数年後、クソは8億になった
俺の子供に渡す日が待ち切れないぜ

私が今回紹介したいことは、この歌詞に全て集約されていると言っても過言ではありません。

ある日買ったアート作品が、年月が経つにつれて価値が倍々になっていく…
一見、不思議な現象に思えますが、
これは現代の資本主義の根幹をなす重要なシステムです。

では、なぜ価格が倍々になっていくのか?
その理由が、今回ご紹介する『複利 -Compound-』にあります。

アルバート・アインシュタインも複利にはビックリ!


誰もが億万長者になれるシステム 『複利』 とは何なのか?

答えはいたってシンプル。それは
「お金(資産)は放っておくと、一定の割合で増える」という性質のことです。

「金は放っておくと、自動的に増える」
おとぎ話のようにも聞こえますが、事実です。

例えば、銀行に100万円を預けておくとしましょう。
すると次の年には、それが105万円になっている。
さらに次の年には、それが110万2500円に増えていくという具合です。
あり得ないでしょと思うかもしれませんが、30年前の日本ではそれが普通のことでした。

1990年ころまでの日本の定期預金の平均金利は約5-6%。
つまり、あなたが銀行に100万円を預けていたら、次の年に106万円、さらに次の年には112万3600円と増えていくのです。

現在の日本では利息がほぼゼロになってしまっていますが、世界にはいまでも10%を超える国がいくつもあります。このような国では、毎年あなたの銀行預金が1.1倍に増え続けます。

一方、日本ではバブル崩壊以降『ゼロ金利政策』がスタート。
利息が実質ゼロの状態が、20年以上たった今でも続いています。
私たち20代の人間からすると、銀行は「現金をそのまま置いておく金庫」みたいなイメージですよね(本当は違うのに)。

ですが、本来「お金(資産)」=「年月が経つと増える」が当たり前なのです。

下に例を挙げています。
資産の状態によって利息は変わりますが、どんな資産も毎年増える性質を必ず持っています。

(資産の状態=毎年の利率)
・タンス貯金=もちろん0%
・日本の普通預金=0.001%
・日本の国債(国が発行する借金)=0.7%
・先進国(米国など)の国債=5.5%
・新興国(アフリカなど)の国債=12.6%
・日本の株式=15.2%
・新興国の不動産=16.1%
・新興国の株式=18.9%
・日本の不動産=20.9%
・先進国の不動産=24.5%
・先進国の株式=29.2%
・Bitcoin(仮想通貨)=31%
・アート作品=30〜55%

日本の普通預金が、いかに「魅力のない資産」なのか分かりますね

Bloombergレポート2019より


ズルすぎる『複利』のパワー


さらに注目すべきは「お金(資産)は放っておくと、一定の割合で増える」の
"一定の割合"という部分です。
一定の額ではなく、一定の割合です。
ここに『複利』の真のパワーがあります。

「紙を42回折ると月に届く」という話を聞いたことがありませんか?

https://www.youtube.com/watch?v=AmFMJC45f1Q

厚さ0.1ミリの紙を一度折ると、2倍の0.2ミリになり
また折ると、さらに2倍の0.4ミリ
また折ると、さらに2倍の0.8ミリ…
これを42回繰り返すと、なんと紙の厚さは439,804キロメートル。月の軌道よりも高くなります。

実際にグラフにするとこう

〜「毎年2倍」の報酬を望んで、国を崩壊させた男の話〜
またこんな逸話もあります。

あるインドでのお話。
インドのある王様がチェスの発明者に「何でも欲しいものを言ってみよ」と言ったところ、発明者は次のように答えました。

「チェス盤の最初のマスに1粒の米を置き、次のマスには前のマスの2倍の米を置いていき、これを64マス目まで続けてください。そうしたら、それを私への報酬としてください。」

王様はその要求を聞いて、あまりにも控えめな要求だと思い、すぐに承諾しました。

しかし、実際に米を置いていくと、64マス目までに必要な米の総数は、18,446,744,073,709,551,615粒(約1844京粒)にもなることが分かりました。

これは、当時のインドの全米生産量をはるかに超える量で、王様はその要求を満たすことができませんでした。

こういった逸話からも分かる通り「毎年倍になる」など
一定の割合で指数関数的に増えていく資産の性質を利用すれば、
私たちも簡単に億万長者になることができます。

少しシミュレーションしてみましょう。
ある30歳の男女が、老後に向けて資産形成をしようと考えています。
2人には500万円の貯金があります。

・男性は、毎年100万円を節約し、60歳になるまで銀行に預金し続けます。
・女性は、500万円を毎年10%増える株式に変え60歳になるまで放置
 そして貯金は一切せず、毎月の給料は旅行やレジャーに使います。

60歳になった時、2人の資産はどうなっているでしょうか?
毎年コツコツ100万円を貯金していた男性の方が多いでしょうか?
答えは一目瞭然です。

青は男性、赤が女性

30年間、毎年100万円の貯金を続けた男性は3500万円に。
30年間、株式を放置しただけの女性は8724万7011円になります。
そして定年を迎えるころには1億4000万円を超えます。
しかも女性は、男性よりも毎年100万円多く、旅行や趣味に使えているのです。

仮に30歳からではなく、生まれた時に年利10%の資産を500万円分買っていたらどうでしょうか?
赤子が33歳の頃には資産1億円を超え、40歳で2億円を突破。50歳で5億3000万円以上になります。

1億を超えた時点で毎年の利息だけで生活できますから、自分のやりたいことを仕事にしたり、仕事をせず資産運用だけするのも良いでしょう。

手前味噌ですが、私も17歳の頃から株式投資を勉強し始め、毎年の平均利息21%を12年間続けた結果、資産が最初の約150倍になりました。まさに複利のパワーのおかげです。

これぞ『複利』のパワー


どうやったら複利の恩恵を受けられる?

答えは簡単「利息のある資産を持つこと」です。
より具体的には投資です。

・「難しいし、運用したくない」という方は
放置しておけば良いだけのETFでも買っておきましょう。
S&P500 ETFは過去30年間で平均10.26%の利率なので、500万円分買っておけば先ほどの女性の例と同じように、30年後には8000万円を超えるでしょう。

・「下がる可能性のあるものはヤダ。不安になりたくない」という方は
利息が変わらない利付債を買うのも良いと思います。
利息は3-4%と低くなりますが、現金預金よりマシです。

・「もっと得られる利率を上げたい。10%じゃ足りない」という方は、
是非、株式投資を勉強してください。
私みたいな素人がやっても毎年平均20%はリターンがあります。

2024年の上半期は株価も上がり調子ですし、始めるにはとても良いタイミングだと思います。

不動産投資やFXなど、他にも大きなリターンが狙える投資手法はありますが、比較的株式投資の方が情報が多く勉強もしやすい。さらに少額から始められるためリスクも低いと感じます。

最後に、間違っても「コツコツ節約して貯金しよう」とは思わないで。
投資を12年間やっていますが、現金預金ほど意味のないものは無いと思います。

貯金、ダメ、ゼッタイ



いかがでしたか?
今回は『複利』のパワーを、以下の3ポイントにまとめました。

節約して貯金する」という考えは今すぐ捨てろ
『複利』を活用すれば世の中誰もが億万長者になれる(冗談なく)
『複利』とは指数関数的にお金が増えていくシステム

複利の力を活用して、人生をラクに生きましょう!

〜偉人からのメッセージ〜

"My wealth has come from a combination of living in America, some lucky genes, and compound interest” ーWarren Buffettー

私の富は、3つの条件で成り立っている。
アメリカに住んでいること。幸運な遺伝子に恵まれたこと。
そして複利の力だ。

世界一の大富豪も、かく語りき

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