株を売るべきサイン-出来高に注目-
When To Sell Stocks: New Highs In Weak Volume Signal Breakdowns
January 27, 2022
上記記事を簡単にまとめます。
株価の推移とともに出来高に注目する
株価が上昇している際、株価の推移だけを見るのは良くありません。
出来高/取引量を見る必要があります。
出来高とは株価チャートの下の方に表示されます。
日々の出来高と、過去50日の平均出来高の推移が表示されています。
出来高の大小はこの平均を超えているかどうかが目安になります。
このチャートで解説がされています。
株価上昇(いい上昇)
まず①のところで株価が大きく上昇しています。(直近の高値を更新/ブレイクアウト)しています。
この際、下の出来高は平均線(黒線)を超えており、買いポイントとなります。
ただ株価が高値を更新しているかどうかではなくて、出来高を伴っているかどうかが大事ということですね。
株価上昇(売りサインの兆候)
その後、順調に株価が上昇しているように見えますが、そうではありませんでした。
②のところに注目すると出来高が大きく減少しています。
これはそろそろ売りを考えなければいけない重要なサインです。
今回の最重要ポイントです。
本来人気がある株であれば、皆が欲しいと思い、出来高を伴いながら株価が上昇します。
しかしこの株価推移はそうではありません。
人気があって株価が上がっているのかと思いきや、それに見合う出来高ではないのです。
下落(明確な売りサイン)
その後の推移はチャートの通りですが、③のところで株価が大きく下落しています。
10週移動平均線(日足であれば50日移動平均線)と呼ばれる重要な線を下に切っています。
なお、この際も下の出来高が平均を超えていることも重要です。
ここが明確な売りサインとなります。
まとめ
株価が上昇していても出来高が伴っていない時は売りを考えるべき兆候
感想
ただ株価の推移だけ見ていると、売るタイミングが遅くなってしまい、せっかくの含み益が減るだけでなく、場合によっては損を抱えてしまうことがあるかもしれません。
下落してから売るのではなく、上昇している時に、出来高に注目しながら売りを検討していくのが大事なんですね。
全てを利確しないでも一部を利確して、その後の推移を見守って明らかな売りサインが出たら全て手放す、というのも良いかもしれません。
ついつい株価の推移ばかり見てしまいますが、これからは出来高の大小/変化にもよく注目して売買を行っていきたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。