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2024年の原油価格は上値も下値も限定的な可能性。EIA戦略備蓄回復のための買い圧力と世界産油量の状況
2022年の原油高騰と戦略備蓄の放出
2022年、ウクライナ紛争の影響をうけて、原油価格は年初75.6ドル/バレルから126ドル/バレルまで60%超急騰しました。
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これを受け、また中間選挙を控えてバイデン大統領は、2022/4/1に石油備蓄の放出を表明
実際に4月の中旬くらいから大幅な備蓄低下がみられる
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2022/4/1時点で5.6億バレルだったのが、2023/12/22で3.5億バレルであることから、2.1億バレルが減少したことになります。
進まない備蓄の回復
2023年たびたび補充の発表をしますが、上記グラフの通り、2023年を通して補充が成功していません。
2022/12/17 戦略備蓄の補充計画開始-まず300万バレル購入 - Bloomberg
2023/4/13 戦略石油備蓄を近く補充=米エネルギー省長官
2023/7/8 米政府、原油600万バレルを追加購入へ-戦略石油備蓄を補充
2023/10/19 戦略石油備蓄補充で12月と1月に600万バレル購入方針
2.1億バレルの買い圧力の意味
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