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IRから分析:フジテレビの利益構造

こんにちは。フジミヤです。今回は中居正広さん関連で話題のフジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)のIR資料から利益構造を分析します。


フジテレビとは

フジテレビは、日本の民間放送局の一つとして1957年に開局しました。当初は東京地区の放送局でしたが、現在は全国にネットワークを持つ大規模なメディアグループへと成長しています。

バラエティ番組やドラマを中心に、数多くのヒット作を生み出しており、日本のテレビ文化に大きな影響を与えてきました。特に、視聴率が高いドラマ枠「月9」は、若者を中心に人気を集めています。

近年では、インターネットの普及に伴い、動画配信サービスやSNSなど、新しいメディアとの連携も積極的に行っています。

フジ・メディア・ホールディングスとは

フジ・メディア・ホールディングスは、日本を代表するメディアグループの持ち会社です。フジテレビジョンを中核に、出版、スポーツ、音楽など、多岐にわたる事業を展開しています。

直近株価について

2025年1月19日時点の株価は1,690.5円。
2024年3月期の純資産8,696億円に対し、現在の時価総額は3,959億円。
PBR0.41倍と純資産に対して非常に割安に取引されています。

グループ連結業績について

フジ・メディア・ホールディングスのグループ連結業績について、毎期一定の経常利益を計上していますが、資産規模の拡大ペースを踏まえると収益性は頭打ちと言えるでしょう。

また、中核会社2社のフジテレビジョン、サンケイビルが利益の大半であり、サンケイビルはグループ連結の経常利益の40 %超を稼ぎ出しています。
一方でフジテレビジョンの放送収入は下落の一途を辿っています。

直近2025年3月期の第二四半期決算においても、都市開発・観光(不動産、ホテル等)事業が連結営業利益の65.6%であることから、
主業の放送事業は縮小傾向で都市開発・観光の収益に頼らざるを得ない内情が浮かんできます。

まとめ

以上、今回はフジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)のIR資料から利益構造を分析しました。
メディアとしてのコンプライアンス関連のリスクを踏まえても、投資妙味のある株価水準と考えます。
しかしながら今後のニュースや経営陣による説明内容によっては短期では下落基調が続く可能性があるため注意が必要です。

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