架空人物の 130
2023 7月ぽぽ半分
▷いつのまにかセミ時雨
ちょっと大袈裟
▷架空のババアは配送系のパートだと思ってくだせい。
配達先に、柴、いたざんすよ。
ババアはうちの可愛い可愛いワンコを飼い始めてから、コイツはいけるワンコかそうでないワンコかが、やや区別がつくようになった、と、思いたい。気のせいなのか?
でも、この柴は、イケる、と思ったのよ。
で、当たり。
懐く懐く。
かわいい。かわいい。
お腹見せるお腹見せる。
ジグザグに動く動く。
それで、ババアのお尻の臭いを嗅ぎにくるからね、ババア立ってたので、はいどうぞ、って。
そうしたら、股間に鼻突っ込んで、フレーメン顔するの。ババアの股間くせーのかよ。嬉しいか?申し訳ない。てか、すごく失礼じゃない?と、柴犬跳び箱状態で、心の中で、ものっすごくおかしくて、笑いを堪えておりました。
配送先にたまたまいらしたのが、飼い主の高齢男性、おじいさんって言っていいかな、ババアが、ごめんなさいね、だったのだけど、なんか、ものすごく申し訳ながっていただいて。
あれあれ、おやおや、こりゃ困った、って。
そりゃあ、飼い犬が、配達の人の股間に鼻突っ込むと慌てるよね。ババア心の中で爆笑中なんだけど。
ババアとしては柴くんにお好きなだけフレーメンしていただいて構わなかったのだけど、
飼い主さん、これこれ、って犬を引き剥がして、毛が、困った、困った、って、ズボンに付いた犬の毛をバンバン叩いてくれる。
だけど、じいさん、ババアはね、犬の股間鼻突っ込みより、じいさんのズボンの上から足バンバンの方が嫌だったぜ。
ババアの膝下、脛、しかもズボンの上から、なんて、二束三文、かわいいワンコの落とし物より価値がないことくらい存じております。
それでも嫌なモノは嫌。
触るなエロジジイ、
とは、さすがに言えない。
状況的にエロはないとわかっているし。
大人ですもの。
口に出さずに
今すぐヤメロ、
と思いつつ、
あ、いいんです、いいんです、と苦笑い。
すごく日本人でした。
*ウクライナ🇺🇦の平和と勝利を祈っています
131 https://note.com/inuyoshi/n/na8e9abc91167