ばばあの繰り言 51 ちょっと怒る

 湯田ヨーグルト、美味しい。
 加糖が好き。

 プラとか紙の箱バッグではなくて、アルミ製の保存袋みたいな入れ物に入って販売されています。

 ばばあとしてはお高い買い物。
 でも、お財布がツレアイだったので買っちゃった。

 帰省中の娘も好きでね。

 娘可愛いからたくさんあげちゃう。
 もちろんツレアイもどうぞ。

 でも自分はこれからお風呂だから、明日にしようかな。

 そしてその翌日。

 娘可愛いからたくさんあげちゃう。

 あれ?なんか、もう、残りが少ないぞ。

 でも、ツレアイが買ってくれたし。ツレアイが食べないわけにもいかないでしょうよ。

 と、そう思ってばばあはスプーンで二口分くらい自分でいただいて、もう、残りは洗い物も出るの嫌だし、こういう時、自分がいつもそうしているから、残りどうぞ、とスプーン(大)と、湯田ヨーグルト残りをツレアイに袋ごと渡した。

 そうしたら、ツレアイ、食べづらいって。

 文句言われた。

 怒り口調じゃなくて、困った口調ではあったけどね。

 あげなきゃ良かった、
 ツレアイに二口分差し上げて、残りは袋がら直接食いは自分ですればよかった。

 だっていつもこの食べづらい感じで最後の残りをセコセコ食べているのは、ばばあなのですもの。

 今回娘にたくさん食べて欲しくて、あげ過ぎちゃったのかな。
 いつもなら、そんな風に袋のままばばあが食べちゃうところを、ツレアイにもお渡ししなきゃ、って、心を鬼にして、自分を制してツレアイにあげたのですが。

 ばばあはカレースプーンで二口しか食べてないのにー。

 こんなに食いしん坊で卑しいばばあが我慢したのに。

 自分で買えばよかった。
 残り少ない湯田ヨーグルトは、躊躇わず袋ごとばばあのものにできたのに。

 金持ち争わす。
 まさにその通り。
 貧乏人だから、ヨーグルトのそんなちょっとしたことで、ムッとするばばあでございます。

 とにかくもう、ツレアイには袋から食べて、の状態でお渡ししなければ良いのですね。

 深く了解いたしました。


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