ASKA初オンラインライブ開催の最大の理由は菅沼孝三への感謝だった
当初、通常ライブのクオリティーを届けられない、とASKAさんが頑なに開催をしてこなかったオンラインライブ。
しかし、2021年6月23日、突如開催。
しかも、ライブタイトルが『すべての事には理由がある』。
前言を撤回してまでのオンラインライブ開催ですから、このライブタイトルは、いろんな憶測を呼びましたね。
私も、一体どんな理由が隠されているのだろう、と探るブログ記事を作りました。
しかし……、そのどれもが派生理由であることが判明しました……。
最大の理由が明らかにされた動画がこちら。
菅沼孝三/お前のことは忘れないASKA
ASKAさんは、菅沼孝三さんの病状を知って、彼を元気づけるため、そして、もしかしたら、もう今後共演できないメンバーもいるかもしれないから、という感謝を込めて、これまでのチャゲアスバンド、ASKAバンドのメンバー全員に声をかけて、集めたんですね。
感涙です。
メンバーたちがこぞってノーギャラでのライブ参加を申し出たっていう理由も、ようやく納得できました。
私がブログで探り出した理由は、どれもASKAさんが前言撤回するには、弱い理由だなあ、と思っていたんです。
まさか、こんな至高の理由が隠れていたなんて……。
ASKAさんの思考は、常人には及ばないところにあるんです。
長年、ASKAさんのファンを続けていて、いつも想像を超えてくるASKAさんの活動には、驚かされ続ける日々です。
菅沼孝三さんは、ASKAさんの復活ライブ『THE PRIDE』、そして、ASKAバンドとビルボードクラシックスが融合したライブ『higher ground』にも参加されています。
菅沼孝三さんは、CHAGE and ASKAのバンド『BLACK EYES』のメンバーとして、1987年~1989年、そして、1991年~1999年のライブに参加されています。
ご存知のとおり、チャゲアスブームをずっと牽引した名ドラマーですね。
特にロックやポップな曲調の楽曲を演奏する菅沼孝三さんには、誰しも魅了されたのではないでしょうか。
チャゲアス全盛期のライブ映像のほとんどが菅沼孝三さん演奏なので、今はチャゲアス公式サイトで堪能できます。
その中で、菅沼孝三さんの魅力が詰まってるなあ、と感じる1曲をご紹介します。
「Energy」CHAGE and ASKA / CONCERT MOVIE GUYS
さすが手数王、という、圧倒されるドラムプレイですね。
そして、菅沼孝三さんと言えば、数々の後継者の育成にも力を注がれました。
娘のSATOKOさんや弟子の川口千里さんは、有名ですね。
まずはSATOKOさんとの共演。
次のASKAさんのライブツアーでは、SATOKOさんんが菅沼さんの跡を継いで、ASKAバンドに加わるとのこと。
楽しみで仕方ありません。
そして、川口千里さんとの共演。
まさに手数王が2人といった感じの重厚な演奏ですね。
菅沼孝三さんと娘のSATOKOさん、さらには、川口千里さん、平陸さん、坂東慧さんの弟子3人を数珠つなぎにした演奏は、最高です。
他にも未来の音楽業界を支えるであろうドラマーも数多く育てています。
高い技術と抜群の精度、そして、魅せるプレイを兼ね備えた菅沼孝三さんの理念をしっかり引き継いでいると感じたお2人をご紹介しましょう。
まずは、RYUGA(内田龍芽)さんの「紅蓮華」のドラムプレイ
RYUGAさんは、菅沼孝三さんに師事し、9歳で『最強プレイヤーズコンテスト2009』のグランプリを史上最年少で受賞しています。
現在では、世界を股にかけた活躍をされています。
そして、CHITAA(ちた)さんの「小さな恋のうた」ドラムプレイ
CHITAAさんは、5歳で菅沼孝三さんに師事し、10歳で世界的ドラムコンテスト「DRUM-OFF GLOBAL 2019」のガールズ部門(35歳以下)で最年少優勝を果たすという快挙を成し遂げました。
宇宙にいる菅沼さん。これからが楽しみですね。