かがみの特殊少年更生施設 クリアを目指して
4月24日より、第四境界(Xアカウント:@daiyonkyokai)の体験型ミステリーゲーム「かがみの特殊少年更生施設」をプレイしています。実在するWebサイトを調査して気になるワードを見つけ、それを施設サイト上で検索することで施設の隠された真実を明らかにする、という趣旨のゲームです。
4月29日現在、さっぱり進展が得られなくなってしまいました。なので、これまでの調査で得た情報などをいったんまとめてみようと思います。
情報のレベルについて
施設サイト上でのワード検索によりアクセス可能になるページには、1から10までのレベルがそれぞれ割り振られています。レベルが高いほど機密性の高い情報となります。また、各ページの右下に「1/127(LV0)」などの数字が記載されていることから、全体のページ数は127であることが予測できます。
私はレベル5までの情報しか確認できていません。
検索ワードについて
検索可能ワードをカギカッコ内太字で示します(ページ番号・レベルは省略)。
検索結果画面で「キーワードの組み合わせを変えて検索することで記事が見つかる場合があります。」と表示された場合、「このワードに関する情報は存在するが、何かと組み合わせて検索しないとアクセスできない」ことを意味します。
YouTube動画を参加にアクセスできた情報
・「岡部」→施設サイト改変に際する申し送り事項
・院生作品>絵画002→「オカベキッタ」と読める文章
・絵画のURL末尾を「004」に変更すると閲覧できる絵画004
・院生作品>ポスター002 →ポスター内の数字に対応する文字を拾うと完成する文章「くすりのまされた」
「気づいて(@about_A_message)」投稿動画を参考にアクセスできた情報
「気づいて」アカウントから読み取れる情報をまとめます。
・アカウントの持ち主は院生A君の友人
・様子がおかしくなったA君の謎を追うため、令和5年度表現祭を訪れた
・表現祭で展示されている院生の作品は、施設サイト上のものと内容が一部異なる
・職員と見られる白衣姿の男性が、錠剤シートの写り込んだ作品を撤去している
名簿・賞より
・「喜多見勇次郎」→組み合わせワード不明
名を冠する賞があること、名簿に「院長対応」「翔界誠心会関係者」と記載されていることからかなり地位の高い人物であると推測できます。
4コマ漫画の4コマ目より
・「錠剤」→修正前のマンガ001
・「もの忘れ」→修正前のマンガ002
「バイカラー・ムーン」より
・「矯正の歴史(乙坂の持つ本)」→カウンセラー・鳥居諒の紹介→著書「精神の統一について」→「特殊思想教育」→脳外科医・岡部勝博の紹介、ヴィッターマルフ法に基づいた精神鑑定結果
・「岡部勝博 ヴィッターマルフ法」→岡部勝博経歴書→「木南特例総合病院」→研究機関データ(健康診断結果報告書)、精神科医・高島啓介の紹介
・「高島啓介 木南信克」→高島啓介経歴書→第4の投影法心理テスト
・「救命ボート問題」→対象者テスト内容→「422 鎌倉勇」→鎌倉勇経過報告書(人物報告書、児相・家裁報告書)
頑張って探した情報
高島啓介に関する手がかり「第4の投影法心理テスト」は、施設サイト上で検索しても出てこないので、心理検査についてWebで得られるワードを検索していきます。
・「バウムテスト」→1号施術~4号施術後の精神医療データ調査書 、「バイカラー・ムーン」下書き原稿pdf
「バイカラー・ムーン」下書き原稿より
・「悔悟の礼」→表現指導評価レポート→「北欧神話ゆかりの街」
・「乙坂響 449」→乙坂響経過報告書(人物報告書、児相・家裁報告書、特別指示書)、「卒院制作では『得意な描き方』で『施設内のある場所』をモチーフに作品を仕上げた」
・「蒼乃晴翔 467」→蒼乃晴翔経過報告書(人物報告書、児相・家裁報告書)
・「火辰高等学校(蒼乃晴翔の高校)」→新聞記事(有名私立校の教師 遺体で発見)、「凶器や犯行現場の詳細まとめること」
・「徳広大(花城璃子の志望校)」→薬剤師・小日向紀子の紹介→「精神科薬物療法認定薬剤師(「精神科専門の薬剤師資格」をWeb検索)」→投薬データ
・「7号施術寮」→職員用マップ→「恩賜の藤棚 油絵(乙坂響人物報告書の一文から推測)」→乙坂響の卒院制作→「PGQデータ」→組み合わせワード不明
・「林野廣剛 431(ヴィッターマルフ法を受けた院生の因子番号から推測)」→林野廣剛経過報告書(人物報告書、児相・家裁報告書)
一般的でないワードを検索することで、院生や職員の詳細にアクセスできることがわかります。ここで蒼乃晴翔に関連する新聞記事から、他の院生にも同じような新聞記事が存在するのでは?と推測できます。
乙坂響に関連するワードの検索より
・「虐待」→新聞記事(父子家庭で一家心中未遂か、「六松市⚫︎⚫︎事件」続報)
・「六松市親殺し事件(新聞記事+林野の発言から推測)」→乙坂響事件詳細
林野廣剛に関連するワードの検索より
・「業務用消火器」→新聞記事(赤木市内の高校で撲殺未遂か)
「乙坂響 特別指示書」より
・「擁卵警護員」→「令和4年 移送スケジュール」、「キャンバススクレーパー(美術道具)を凶器に用いた個体がいる」
・「キャンバススクレーパー」→組み合わせワード不明→「キャンバススクレーパー 社会科準備室」→蒼乃晴翔事件詳細
『北棟○○室』のような推測の難しいワードかもしれないです。
5月5日追記:「校内の一室」としか表現しようがない場所、他の職員や生徒の目につきにくい場所と見当をつけるとやはり科目準備室や資料室が怪しいと思い、検索し直したところヒットしました
時系列について
施設サイト内や「気づいて」から確認できたものをまとめます。
1954年
・愛宝学園かがみの特殊少年更生施設 設立
1995年
・霜川洋子 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2004年
・6月12日:因子番号411 誕生
2005年
・4月15日:鎌倉勇(因子番号422) 誕生
・8月8日:乙坂響(因子番号449) 誕生
・11月1日:林野廣剛(因子番号431) 誕生
・12月16日:因子番号438 誕生
2006年
・2月7日:蒼乃晴翔(因子番号467) 誕生
2008年
・8月19日:因子番号398 誕生
2010年
・愛宝学園かがみの特殊少年更生施設 更生教育拠点施設の認定を受ける
・国内外より導入した最新設備を用いた更生プログラムを設計、プログラム開始以降の当院卒院生は、全国で唯一、再犯率0%を達成する
2012年
・高島啓介 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2013年
・真部唯一郎 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2015年
・山口義雄 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2016年
・鳥居諒、有野正隆、箕輪玲奈 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2017年
・乙坂響の母親が病死、父・乙坂史郎による虐待が始まる
2018年
・松浪健介、柴崎美代、小野村耕平、小日向紀子 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
2019年
・5月22日:乙坂響(13歳)の虐待相談・通告受付票受理(通告者 二宮洋子)
・5月23日:乙坂響(13歳)の虐待相談・通告受付票受理 決済
2020年
・岡部勝博、千木良竜吾、青木忠治、坂口優翔、関口晃、國松一人 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
・11月10日:1号施術~4号施術後の「小林」がバウムテストを受ける
・12月1日:乙坂響(14歳)による殺人事件発生
・12月2日:父子家庭で一家心中未遂か(新聞記事)
2021年
・岩村聡 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
・1月12日:乙坂響(14歳)による殺人事件発生 受命(六松家庭裁判所東支部、家庭裁判所調査官 村重勲)
・2月8日:「六松市親殺し事件」続報(新聞記事)
・2月10日:乙坂響(試験番号A-1438)の移送1日目
・2月11日:乙坂響(試験番号A-1438)の移送2日目
・2月11日:乙坂響(試験番号A-1438)の移送3日目
・10月14日:林野廣剛(15歳)による傷害事件発生
・10月15日:赤木市内の高校で撲殺未遂か(新聞記事)
・11月23日:林野廣剛(16歳)による傷害事件 受命(赤木家庭裁判所南支部、家庭裁判所調査官 山木勝臣)
2022年
・谷崎大智 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
・1月30日:古見少年院から3名(16歳3名)を移送
※カレンダーでは日曜日ですが、スケジュールには月曜日と記載されています。
・3月14日:蒼乃晴翔(16歳)による殺人事件発生
・3月15日:有名私立校教師 遺体で発見(新聞記事)
・3月23日:蒼乃晴翔(16歳)による殺人事件 受命(奏家庭裁判所南支部、家庭裁判所調査官 細川清一)
・3月30日:真月少年院から3名(16歳1名、17歳2名)を移送
・3月30日:対象者テスト内容ページの作成(研究機関対象テスト担当 向井奨)
※令和3年度の成績優秀者として鎌倉勇が挙げられていますが、鎌倉勇が事件を起こして施設へ来たのは令和4年であり、時系列がおかしくなっています。
・4月5日:蒼乃晴翔 児相・家裁報告書
・4月27日:谷口少年院から1名(15歳1名)を移送
・5月12日:奏家庭裁判所から1名(16歳1名)移送
※蒼乃晴翔の移送?
・6月7日:笹川医療少年院から4名(15歳1名、16歳3名)移送
・6月27日:連流少年院から2名(17歳2名)移送
・6月28日:蒼乃晴翔が乙坂響の描いた油絵を見る
・7月21日:希宮少年院から1名(17歳1名)移送
・8月21日:因子番号411 精神鑑定
・8月23日:林野廣剛(16歳) 精神鑑定
・8月24日:因子番号438 精神鑑定
・9月1日:投薬開始(乙坂響?)
・9月16日:京生家庭裁判所から1名(18歳1名)移送
・10月21日:南山寺少年院から2名(15歳1名、16歳1名)移送
・12月5日:鎌倉響(17歳)による窃盗事件発生
・12月6日:鎌倉響(17歳)による窃盗事件発生 受命(奈良家庭裁判所鷲見渡支部、家庭裁判所調査官 前岡紘一)
・12月7日:全投薬中止(乙坂響?)
・12月19日:双圏家庭裁判所から4名(16歳1名、17歳3名)移送
・12月24日(クリスマスシーズン):乙坂響卒院
・12月26日:表現指導評価レポート
2023年
・日浦悠 愛宝学園かがみの特殊少年更生施設に入職
・2月7日:1号施術~4号施術を得た「小林」の心理的変化にする調査書ページの作成 、施術途中の院生が作成した「バイカラー・ムーン」下書き原稿のアップ
・5月16日:木南特例総合病院にて因子番号398の健康診断を実施
・8月20日:愛宝畑で野菜の収穫
・9月9日:町内のゴミ拾いボランティア
・10月9日:愛宝学園体育祭
2024年
・2月5日:花城璃子が蒼乃晴翔からの絶縁状をXへポストする
・2月11日:花城璃子が蒼乃晴翔と会う(面会?)
・3月31日:令和5年度表現祭
・4月2日:花城璃子が日本を離れる
現時点でまだ見つけてないもの
・院長に関する情報が一切ない、何者?
・アクセスできない國松一人の食育指導ページ
・岡部勝博の確立した独自の頭蓋骨手術
・表現指導評価レポートのメモについて、悔悟の礼を受けた被験体16号(のちにカウンセラーとなる)と、その父の愛した北欧神話ゆかりの街とは何か
・蒼乃の事件の犯行現場
・投薬データのうち、ストロマノール、エンタミノンα、コラルノームの3つの薬は実在しない
・蒼乃の卒院制作(優秀なPGQデータ)
・イラストレーター・ぷりゅま=かつての院生?
・恩賜の藤棚
・鳥居諒がスクールカウンセラーをしていた高校
・鳥居諒と岡部勝博はともに海光大学に関わりがある
・木南特例総合病院は何が特例なのか
・院内マップと写真(同じ星に生まれて)の建物の配置が合わない
・時系列がおかしい
・鎌倉勇は、誰と、何を盗んだのか
・美羽奨励賞の「美羽」とは誰か
・翔界誠心会とは何か、単なる医療法人とかではなさそう
予想?
・職員紹介より、「法務省専門職員(人間科学)採用試験に合格→入職」というルートを辿っている者が複数名いることから、現実の「法務省矯正局」に位置するような国の機関っぽい
実在の組織と名称がかぶらない配慮や「特殊」というワードの強調から「法務省特殊更生局」のような存在が今後出てくるのかもと推測する(検索しても出てこなかったけど…)
関東だけでなく関西からも院生が移送されていることと、「バイカラー・ムーン」で海と灯台のコマが何個かあることから、本土とは離れた島にあるのかも
・高島啓介の一身上の退職理由に「息子の犯した殺人」が関わるとしたら?このとき高島は45歳なので、中高生の息子がいても年齢的にはおかしくないはず
感想
院生の人物紹介をみるとそれぞれやむにやまれず事件を起こす事情があって、施設でも非人道的な扱いを受けているのに、情報を見つけると「やった!」って喜んでしまうのが嫌かも…という気持ちになりました。